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今週はハリーポッター・シリーズで「武装解除の術」が使用されていて私が取り分け気に入っている場面を紹介してみる事にしました。ハリーがこの魔法を知ったのは2年生の時で皮肉にも当時ハリーが最も嫌っていた2人の魔法使いが教えてくれました。(全3項目)

3-1.決闘クラブにて
ハリーが「武装解除の術」という魔法を知ったのは2年生の時に行われた「決闘クラブ」の時で皮肉にも当時ハリーが最も嫌いな2人の魔法使いによって知る事となりました。それは玄関ホールの掲示版に貼り出されていました。

夕食に向かう途中ロンがハリーとハーマイオニーに「役に立つかもね。僕たちも行こうか?」と言い大乗り気でその晩8時にハリーたち3人は再び大広間へと急ぎました。大広間にはほとんどの生徒が集まっているようでした。

「一体誰が教えるのかしら?誰かが言ってたけどフリットウィック先生って若い時決闘チャンピオンだったんですって。多分彼だわ」と言ったハーマイオニーにハリーは「誰だっていいよ。あいつでなければ」と言いました。

しかしその後は呻き声でした。金色の舞台に登場したのは誰あろう今年度の「闇の魔術に対する防衛術」の教師できらびやかな深紫のローブをまとったギルデロイ・ロックハートでした。後ろにはスネイプを従えていました。

「では助手のスネイプ先生をご紹介しましょう」

ロックハートによればスネイプは決闘についてごく僅かご存知らしいとの事でした。訓練を始めるに当たって短い模範演技をするのに勇敢にも手伝ってくださるとご了承をいただいたんだそうです。何故スネイプは勇敢か?

ロックハートが言うには自分がスネイプと手合せした後も皆さんの魔法薬の先生はちゃんと存在するので心配する必要はないのだそうです。こうしてこの2人が模範演技をする事になり向き合って一礼をしたというわけです。

ロックハートは腕を振り上げくねくね回しながら体の前に持って来て大袈裟な礼をしました。一方スネイプは不機嫌にぐいと頭を下げただけでした。それから2人とも杖を剣のように突き出して構えたというわけなんですよね。

ロックハートは静まり返る生徒たちに「ご覧のように私たちは作法に従って杖を構えています」と説明し3つ数えて最初の術をかけます。もちろんどちらも相手を殺害するつもりはありませんとそう言ったというわけですよね。

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

3つ数えて2人とも肩より高く杖を振り上げスネイプがこう叫びました。すると目も眩むような紅の閃光が走ったかと思うとロックハートは舞台から吹き飛び後ろ向きに宙を飛んで壁に激突して壁伝いに滑り落ちて行きました。

そして床に無様に大の字になりました。ロックハートはふらふらと立ち上がりました。帽子は吹っ飛び髪は逆立っています。よろめきながら舞台に戻ったロックハートは「さあみんな判ったでしょうね!」と言ったのでした。

そしてあれが「武装解除の術」です。ご覧の通り自分は杖を失ったわけです。確かに生徒にあの術を見せようとしたのは素晴らしいお考えですとも言ったのでした。さらに続けてロックハートはこう負け惜しみを言いました。

「しかし遠慮なく一言申し上げれば先生が何をなさろうとしたかがあまりにも見え透いていましたね。それを止めようと思えばいとも簡単だったでしょう。しかし生徒に見せたほうが教育的に良いと思いましてね」

模範演技の後に存在する事を心配しなくてはならなかったのは「魔法薬学」の先生より「闇の魔術に対する防衛術」の先生のほうだったようです。

3-2.談話室を出ると
こうして今夜が第1回と銘打ってロックハートの主宰で執り行われた「決闘クラブ」で知る事ができた役に立ちそうな魔法は「武装解除の術」だけでした。しかも「決闘クラブ」は1回限りで終了という事になってしまいました。

ところがこの「武装解除の術」が実際に役立つ日がやって来ました。この年度ホグワーツでは管理人アーガス・フィルチの飼い猫ミセス・ノリスを皮切りにマグル生まれの生徒が襲われて石になるという事件が続発しました。

襲撃事件を止められなかったとダンブルドア校長は停職に追い込まれました。ハーマイオニーも犠牲者になり医務室のベッドに横たわる事になりハリーとロンは「秘密の部屋」の怪物の正体を知って職員室に駆けつけました。

ハーマイオニーが握り締めていた紙切れを何とか捻り出しハリーとロンは「秘密の部屋」の怪物が毒蛇の王バジリスクだと知る事ができました。しかし知らせに駆けつけた職員室で思わぬ報せを聞く事となってしまいました。

1人の生徒が「秘密の部屋」そのものへ連れ去られた。何とそれはジニー・ウィーズリーでした。全校生徒を明日帰宅させなければなりません。ホグワーツはこれでお終いですとマクゴナガル先生は教師一同に告げたのでした。

その日はハリーの生涯で最悪の日だったかもしれません。ロンにフレッドとジョージたちとグリフィンドールの談話室に腰掛け互いに押し黙っていました。午後の時間がこんなにも長かった事は今だかつてありませんでした。

さらにこれほど混み合っているグリフィンドールの談話室がこんなに静かだった事も今だかつてありませんでした。職員室を出てからずっと一言も言葉を発していなかったロンが初めて口を利きハリーにこう言ったのでした。

「ジニーは何か知っていたんだよハリー。だから連れて行かれたんだ。パーシーの馬鹿馬鹿しい何かの話じゃなかったんだ。何か秘密の部屋に関する事を見つけたんだ。きっとそのせいでジニーは」

ロンは「だってジニーは純血だ。他に理由があるはずがない」と言いました。ハリーは夕日を眺めました。最悪だ。こんなにも落ち込んだ事はない。何かできないのか。何でもいい。そう思っているとロンがこう言いました。

「ハリーほんの僅かでも可能性があるだろうか。つまり-ジニーがまだ」

ハリーは何と答えて良いのか分りませんでした。ジニーがまだ生きているとは到底思えなかったからです。するとロンが「そうだ!ロックハートに会いに行くべきじゃないかな?」とそう言い出したというわけなんですよね。

自分たちの知っている事を教えてやるんだ。ロックハートは何とかして「秘密の部屋」に入ろうとしている。それがどこにあるか自分たちの考えを話してバジリスクが「秘密の部屋」にいるって教えてあげようというのです。

他にいい考えも思いつかなかったのでハリーは「とにかく何かがしたい」という思いでロンの考えに賛成しました。そこでハリーとロンは立ち上がり談話室を出るとロックハートの部屋へと向かったというわけなんですよね。

3-3.ロックハートの部屋で
ロックハートの部屋に到着すると何やら取り込み中のようで慌ただしい足音が聞こえて来ます。ハリーがノックすると部屋の中が急に静かになり扉がほんの少しだけ開いてロックハートの目が覗いたというわけなんですよね。

ハリーはお知らせしたい事があるんです。先生のお役に立つと思うんですと言いましたが「あー。いや。今はあまり都合が」と応えるロックハートのやっと見える程度の横顔が非常に迷惑そうだったというわけなんですよね。

ロックハートは「つまり。いや。いいでしょう」と言うと扉を開けてハリーとロンは部屋に入りました。中はほとんど全てが取り片付けられていました。ロックハートは2人の目を見ないようにつまり視線を避けていました。

やがてハリーはロックハートが逃げ出そうとしている事に気がつきました。ハリーは信じられない思いで「先生逃げ出すっておっしゃるんですか?本に書いてあるようにあんなに色々な事をなさった先生が?」と言いました。

ハリーの問いにロックハートは微妙な言い方で「本は誤解を招く」と答えてハリーは「ご自分が書かれたのに!」と叫びました。するとロックハートは「まあまあ坊や」と言って背筋を伸ばし顔をしかめてハリーを見ました。

ここでロックハートはハリーとロンに事の真相を告白しました。すなわちロックハートは他の沢山の人たちがやった仕事を自分の手柄にしていたというわけです。しかしロックハートが言うにはそんなに単純なものではない。

仕事はしたんだそうです。まずそういう人たちを探し出す。そしてどうやって仕事をやり遂げたのかを聞き出す。それから「忘却術」をかける。するとその人たちは自分がやった仕事の事を忘れる。大変な仕事なのだそうです。

ロックハートは荷造りを終えると「さてと。これで全部でしょう。いや1つだけ残っている」と言って杖を取り出しハリーとロンに向けると2人には気の毒だが「忘却術」をかけさせて貰うとそう言ったというわけなんですよね。

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

秘密を吹聴されたら本が1冊も売れなくなってしまうと言ったロックハートは後ろに吹き飛びトランクに足を取られてその上に倒れました。ロックハートの杖は高々と空中に弧を描いてロンが掴むと窓から外に放り投げました。

「スネイプ先生にこの術を教えさせたのが間違いでしたね」

ハリーはロックハートのトランクを脇のほうに蹴飛ばしながら激しい口調でこう言いました。ロックハートは力なく「私に何をしろと言うのかね?秘密の部屋がどこにあるかも知らない。私には何もできない」と言いました。

「運のいい人だ。僕たちはその在り処を知っていると思う。中に何がいるかも。さあ行こう」

ハリーは杖を突きつけてロックハートを立たせながらこう言ったというわけなんですよね。

今日の最後に
この後ハリーにロンとロックハートは「秘密の部屋」へと潜入しましたがロックハートはロンの折れた杖を使ってハリーとロンに「忘却術」をかけようとして呪文が逆噴射して自分で自分に「忘却術」をかけてしまいました。

そのため聖マンゴ魔法疾患障害病院に入院し「闇の魔術に対する防衛術」の教師を1年限りで辞職する事となりました。そしてハリーは不死鳥フォークスが助太刀に来てくれて毒蛇の王バジリスクを退治できたというわけです。

合わせてハリーはバジリスクを操っていたトム・リドルをそのバジリスクの牙で倒しました。ダンブルドアは校長職に復帰してハリーとロンにそれぞれ「200点」を与えて「ホグワーツ特別功労賞」を授与したというわけです。

ジニー・ウィーズリーは退学を免れ再び元気一杯になったのでした。そしてホグワーツは廃校せずに済んだというわけなんですよね。
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