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自分から飛び込んで行ったりするもんか。いつもトラブルのほうが飛び込んで来るんだ。ハリーは3年生の新学期初日にこう言っていて既にそれを自覚していましたが残念ながら4年生の時もその例に漏れませんでした。百年以上ぶりに復活開催された三大魔法学校対抗試合の代表選手になった挙句に・・・(全3項目)

3-1.ヴォルデモートの復活
ハリーは3年生の新学期初日にホグワーツ特急内でハーマイオニーに「本当に気をつけなきゃ。自分からわざわざトラブルに飛び込んで行ったりしないでね」と言われた時にこう言葉を返した事があるというわけなんですよね。

「僕自分から飛び込んで行ったりするもんか。いつもトラブルのほうが飛び込んで来るんだ」

ところが4年生の時にもトラブルが向こうのほうから飛び込んで来ました。この年度ホグワーツでは百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が復活開催される事になりました。ハリーは何と4人目の代表選手になってしまいました。

今回の復活開催に当たり代表選手には「17才以上」という年齢制限が設けられました。にも関わらずハリーは14才なのに代表選手になり加えて4人目という異例の形で正規の枠の代表選手と共に競技に参加する事になりました。

実はこれはヴォルデモートが復活して肉体を取り戻すための計画だったのです。ハリーを三校対抗試合の代表選手にして優勝させ最後の「第3の課題」では優勝杯を「移動キー」にしてヴォルデモートが待つ所へと連れて行く。

そしてハリーの血を使って肉体を再生させる。そうすればヴォルデモートはハリーが1年生の時に敗北した原因を克服して以前より強力になって甦る事ができるというわけです。事はヴォルデモートの目論見通りに進みました。

そして一堂に会する死喰い人たちに向かって復活し肉体を取り戻したヴォルデモートはハリー・ポッターが我が手を逃れたのは単なる幸運だったのだ。お前たち全員の前でハリーを殺害する事でそれを証明すると言いました。

ダンブルドアの助けもなく息子のために死んで行く母親もいない。だから見守る死喰い人たちの心に一点の疑いも残らないとヴォルデモートは言うのです。こうしてハリーは復活直後のヴォルデモートと戦う事になりました。

3-2.摩訶不思議な事が
こうして拒否する事さえ許されずヴォルデモートと戦う事になってしまったハリーでしたが当初はヴォルデモートが一方的にハリーを攻撃するばかりでハリーは全くの無抵抗だったというわけなんですよね。ところがでした。

クィディッチで鍛えた反射神経でハリーは横っ飛びに地上に伏せました。そしてヴォルデモートの父親の墓石の裏に転がり込みました。ハリーは墓石の陰にうずくまり最期が来た事を悟りました。望みはない。助けは来ない。

ヴォルデモートが近づく気配を感じながらハリーは恐れも理性も越えた1つの事を思い詰めていました。ヴォルデモートの足下にひざまずいて死ぬものか。父さんのように堂々と立ち上がって死ぬのだ。ハリーは決心しました。

例え防衛が不可能でも自分は身を護るため戦って死ぬのだ。ハリーは立ち上がると杖をしっかり握り締め体の前に構えて墓石をくるりと回り込んでヴォルデモートと向き合いました。ヴォルデモートも用意ができていました。

「エクスペリアームス!」

ハリーがこう叫ぶと同時にヴォルデモートも「アバダケダブラ!」と叫びました。ヴォルデモートの杖から緑の閃光が発せられたのとハリーの杖から赤い閃光が飛び出したのが同時でした。2つの閃光が空中でぶつかりました。

すると突然ハリーの杖が電流が貫いたかのように振動を始めました。ハリーの手は杖を握ったまま動きませんでした。と言うよりも手を離したくても離せませんでした。そして細い一筋の金色の光が2つの杖を結んだのでした。

さらにハリーが予想だにしていなかった事が起こりました。杖同士が金色に輝く糸に結ばれたまま足が地上を離れるのを感じたのです。ハリーとヴォルデモートは空中に浮き上がり何もない所に着地したというわけですよね。

ハリーとヴォルデモートを繋いでいた金色の糸が今度は裂けました。光はドーム型の網に分かれてハリーとヴォルデモートは光の籠ですっぽりと覆われました。周りを取り囲んでいた死喰い人の声は不思議に遠くに思えます。

ハリーとヴォルデモートの杖を結ぶ金の糸はさらに変化していました。幾つもの大きな光の玉が往ったり来たりを繰り返していました。そして一番近くの光の玉がハリーの杖先へと近づくと指の下で杖の柄が熱くなりました。

さらにその光の玉が近づけば近づくほどハリーの杖は激しく震えました。ハリーは自分でもその理由が分りませんでした。しかし何故かハリーはその光の玉をヴォルデモートの杖に押し込もうと神経を集中させたんですよね。

たちまちヴォルデモートの杖があたりに響き渡る苦痛の叫びを上げ始めました。ヴォルデモートの杖先からワームテールことピーター・ペティグリューに与えた銀色の手のゴーストが出て来ました。それだけではありません。

3-3.さらに杖先から出て来たのは?
さらに苦痛の叫びを上げるとヴォルデモートの杖先から銀色の手のゴーストよりも大きい何かが花が開くように出て来ました。それは灰色がかっていて濃い煙の塊のような物でやがてそれは人間の頭部だと判ったんですよね。

次は胴体に腕が出て来てそれは何とついさっき殺害されたセドリック・ディゴリーの上半身でした。そして本当にゴーストだろうかと思うほどにあまりにしっかりしたセドリックのゴーストが姿を現したというわけですよね。

「ハリー頑張れ」と言うその声は遠くから聞こえ反響していました。ハリーが見るとヴォルデモートは大きく目を見開いてヴォルデモートも驚愕しているようです。そしてヴォルデモートの杖がまた苦痛の叫びを上げました。

ハリーが昨年の夏休み中に夢で見た年老いた男がセドリックと同じようにヴォルデモートの杖先から出て来て「そんじゃあいつは本当の魔法使いだったのか」などと言いました。ヴォルデモートの杖先からはまだ出て来ます。

次に出て来たのは魔法省の役人で行方不明になっていたバーサ・ジョーキンズでした。ヴォルデモートに殺害された犠牲者たちは2人の決闘者の周りを回りながらハリーに対しては激励の言葉を囁いたというわけなんですよね。

そしてハリーの所までは届かない低い声でヴォルデモートを罵っていました。そしてまた別の頭がヴォルデモートの杖先から現れました。セドリックが現れた時からハリーはそれが誰なのかが一目見て判ったというわけです。

今夜ハリーが他の誰よりも強く心に思っていた女性が出て来ました。髪の長い若い女性の煙のような影が地上に落ちて立ちハリーを見詰めました。ハリーの母親のリリー・ポッターが現れてハリーに向かってこう言いました。

「お父さんが来ますよ。お父さんのためにも頑張るのよ。大丈夫。頑張って」

そして父親がやって来ました。ジェームズ・ポッターはハリーのほうに近づいて来てそれからハリーを見下ろすと他の影と同じように遠くから響くような声で静かにヴォルデモートに聞こえないよう低い声でこう言いました。

「繋がりが切れると私たちはほんの少しの間しか留まっていられない。それでもお前のために時間を稼いであげよう。移動キーの所まで行きなさい。それがお前をホグワーツに連れ帰ってくれる。ハリー判ったね?」

セドリックの影は「僕の体を連れて帰ってくれないか?両親の許へ」と言いハリーは「判った」と答えました。それからハリーは渾身の力で杖を上に無理やり向けてヴォルデモートの杖との繋がりを切ると逃げに逃げました。

ハリーは「呼び寄せ呪文」で優勝杯を手元に引き寄せるとセドリックの亡骸と共にホグワーツに戻って来たというわけなんですよね。

今日の最後に
こうしてハリーは2年生の時に当時の「闇の魔術に対する防衛術」の教師ギルデロイ・ロックハートが主宰する「決闘クラブ」でこの「武装解除の術」を知って以来3年連続でこの魔法を使う事になったというわけなんですよね。

実はこの記事を書きながら「あーそうだったんだ!」と気づいたのですが2年生の時はロックハートで3年生の時にはスネイプという事でハリーは皮肉にもこの魔法を自分に教えてくれた2人の魔法使いに対して使っていますね。

そして3人目は復活直後のヴォルデモートでした。結果としてハリーはヴォルデモートから杖を奪う事はできませんでした。それからその理由を命からがらホグワーツに戻って来た後ダンブルドア校長から聞かされたのでした。

ハリーの杖とヴォルデモートの杖には同じ不死鳥の尾羽根が使われている。すなわち兄弟杖である。しかもその不死鳥はダンブルドアが飼っているフォークスの尾羽根だった。兄弟杖を無理やり戦わせると正常に機能しない。

そして呪文が逆戻しになる。そのためヴォルデモートの杖からかつてその杖が殺害した犠牲者たちが出て来た。ハリーは最後にヴォルデモートの杖から出て来た父親にアドバイスされて無事ホグワーツに帰る事ができました。

ハリーはこの「武装解除の術」のお陰で生き永らえる事ができたんですよね。
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