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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

一週間前にシリウスの遺言が見つかり所有物の全てをハリーに遺した。果たしてハリーはグリモールド・プレイス12番地の所有者になれるのか?すると何とダンブルドアが「幸いな事に1つ簡単なテストがある」とそう言うのです。そこで居間に姿を現したのが・・・(全3項目)

3-1.あの屋敷の所有権の行方
一週間前にシリウスの遺言が見つかって所有物の全てをハリーに遺した。ただしグリモールド・プレイス12番地についてはブラック家の伝統で代々ブラック姓の直系の男子に引き継がれる決まりになっていたので問題になる。

本来あの屋敷を引き継ぐべき弟のレギュラスが先に亡くなってシリウスはその系譜の最後の者だった。遺言でシリウスはあの家をハリーに所有して欲しいという事は明白にはなりましたがハリーが持てるかは不明だそうです。

何故ならダンブルドアによればあの屋敷に何らかの呪文や呪いがかけられていてブラック家の純血の者以外は何人も所有できないようになっていないとも限らないんだそうです。一瞬生々しい光景がハリーの心を過りました。

グリモールド・プレイス12番地のホールに掛かっていたシリウスの母親の肖像画が叫んだり怒りの唸り声を上げたりする様子です。ハリーは思わず「きっとそうなっています」と言ってダンブルドアはこう応えたんですよね。

「まことにもしそのような呪文がかけられておればあの屋敷の所有権は生存しているシリウスの親族の中で最も年長の者に移る可能性が高い。つまり従姉妹のベラトリックス・レストレンジという事じゃ」

ハリーは立ち上がりました。膝に載せていた望遠鏡とスニーカーが床を転がりました。シリウスを殺害したベラトリックス・レストレンジがあの屋敷を相続すると言われてハリーは立たずにはいられなかったというわけです。

ハリーが「そんな」と言うとダンブルドアは静かに「まあ我々も当然ベラトリックスが相続しないほうが好ましい」と言いました。しかし状況は複雑を極めているのだそうです。それはあの屋敷にかけた魔法の事だそうです。

あの場所を特定できぬように我々のほうでかけた呪文つまりは「忠誠の術」なんでしょうね。所有権がシリウスの手を離れたとなると果たして持続するかどうかは分らない。今にもベラトリックスが戸口に現れるかもしれぬ。

そのため当然状況がはっきりするまであそこを離れなくてはならなかった。だから不死鳥の騎士団はグリモールド・プレイス12番地から一時的に退去をしたというわけです。それを受けてハリーはこう訊いたというわけです。

「でも僕が屋敷を所有する事が許されるのかどうかどうやったら判るのですか?」

3-2.もう1つの厄介な相続物(物?)
この問いにダンブルドアは「幸いな事に1つ簡単なテストがある」と答えました。それからダンブルドアは空のグラスを椅子の脇の小さなテーブルに置きましたが次の行動に移る間を与えずバーノン叔父さんがこう叫びました。

「このいまいましい奴をどっかにやってくれんか?」

ハリーが振り返るとダーズリー一家の3人が腕で頭をかばってしゃがみ込んでいました。グラスが3人それぞれの頭を上下に飛び跳ねて中身がそこいら中に飛び散っていました。ダンブルドアは礼儀正しくこう謝ったのでした。

「おおすまなんだ」

ダンブルドアはまた杖を上げました。3つのグラスは全部消えたもののダンブルドアは「しかしお飲みくださるのが礼儀というものじゃよ」と言ってバーノン叔父さんは嫌味の連発で応酬したくて堪らないという顔をしました。

しかしダンブルドアの杖に目を止めるとペチュニア叔母さんに息子のダドリーと一緒に小さくなってクッションに身を沈めて黙り込みました。ダンブルドアはバーノン叔父さんが何も叫ばなかったかのようにこう話しました。

「良いかな君が屋敷を相続したとすればもう1つ相続するものが」

ダンブルドアは5度目の杖を振りました。バチンと大きな音がして屋敷しもべ妖精が現れました。豚のような鼻にコウモリのような巨大な耳に血走った大きな目で垢べっとりのボロを着た屋敷しもべ妖精が姿を現したのでした。

毛足の長い高級そうなカーペットの上にうずくまっています。ペチュニア叔母さんは身の毛もよだつ叫び声を上げました。こんな汚らしいものが家に入って来たのはペチュニア叔母さんの人生が始って以来の事なんですよね。

ダドリーは巨大なピンク色の裸足の両足を床から離しほとんど頭の上まで持ち上げて座りました。まるでこの生き物がパジャマのズボンに入り込み駆け上がって来るとでも思ったようでバーノン叔父さんも驚愕したようです。

叔父さんは「一体全体こいつは何だ?」と喚きました。一方ダンブルドアは「クリーチャーじゃ」と最後の言葉を言い終えました。クリーチャーはバーノン叔父さんと同じぐらいの大きな声でこう言っていたというわけです。

「クリーチャーはしないクリーチャーはしないクリーチャーはそうしない!」

クリーチャーは節くれだった長い足で地団駄を踏みつつ自分の耳を引っ張りました。そして自分はミス・ベラトリックスのものですからとかブラック家のものですからとか新しい女主人様がいいなどと喚き散らしていました。

だからクリーチャーはポッター小僧には仕えないのだそうです。そう言うとクリーチャーは再び「クリーチャーはそうしないしないしない」と喚き続けました。そんなクリーチャーの事をダンブルドアはこう表現をしました。

「ハリー見ての通りクリーチャーは君の所有物になるのに多少抵抗を見せておる」

多少なんてものではなくクリーチャーは相当に抵抗を見せているようですが身をよじって地団駄を踏むクリーチャーに嫌悪の眼差しを向けながらハリーは「どうでもいいんです。僕要りません」とそう言ったというわけです。

「クリーチャーがベラトリックス・レストレンジの所有に移るほうが良いのか?クリーチャーがこの1年不死鳥の騎士団本部で暮らしていた事を考えてもかね?」

こう言われてハリーはダンブルドアを見詰めました。クリーチャーがベラトリックス・レストレンジと暮らすのを許してはならないと判ってはいましたがシリウスを裏切った生き物に責任を持つなど厭わしかったからでした。

3-3.命令
そんなハリーにダンブルドアは「命令してみるのじゃ」とそう言いました。ハリーの所有に移っているのならクリーチャーはハリーに従わなくてはならないんだそうです。クリーチャーは相変わらず喚き続けていたのでした。

「しないしないしないしないぞ!」

さもなくばこのクリーチャーを正当な女主人から遠ざけておくよう他の何らかの策を講じなくてはならない。ダンブルドアはこう言いました。クリーチャーの声は高くなり叫び声になりました。そこでだったというわけです。

ハリーは他には何も思いつかないまま「クリーチャー黙れ!」と言いました。すると一瞬クリーチャーは窒息するかのように見えました。喉を押さえて死に物狂いで口を閉じたり開いたりさせ両眼が飛び出していたのでした。

数秒間必死で息を呑み込んでいましたがやがてクリーチャーはうつ伏せにカーペットに身を投げ出すと両手に両足で床を激しく叩く一方で完全に無言で癇癪を爆発させていました。ペチュニア叔母さんはヒーッと泣きました。

「さてこれで事は簡単じゃ。シリウスはやるべき事をやったようじゃのう。君はグリモールド・プレイス12番地とそしてクリーチャーの正当な所有者じゃ」

ダンブルドアはうれしそうにこう言いました。しかしハリーは仰天して「僕-僕こいつをそばに置かないといけないのですか?」と訊きました。ハリーの足下でまだクリーチャーがのた打ち回っていたからというわけですよね。

「そうしたいなら別じゃが。わしの意見を言わせて貰えばホグワーツに送って厨房で働かせてはどうじゃな。そうすれば他のしもべ妖精が見張ってくれよう」

ダンブルドアにこう言われハリーはほっとしました。そこで「ああそうですね。そうします」と応えクリーチャーに「えーと-クリーチャー-ホグワーツに行ってそこの厨房で他のしもべ妖精と一緒に働くんだ」と命じました。

クリーチャーは今度は仰向けになって空中で手足をバタバタとさせていました。そして心底おぞましげにハリーの顔を上下逆さまに見上げて睨むなりパチンともう一度大きな音を立てると消え去ったというわけなんですよね。

今日の最後に
ハリーは果たしてグリモールド・プレイス12番地の正当な所有者になれるのか?するとここでダンブルドアは「幸いな事に1つ簡単なテストがある」と言って杖を振りました。現れたのは屋敷しもべ妖精のクリーチャーでした。

ハリーが命令をしてクリーチャーがそれに従えばハリーはグリモールド・プレイス12番地をも所有する事ができる。そこでハリーはクリーチャーに「黙れ!」と命令してクリーチャーはそれに従ったというわけなんですよね。

その際ダンブルドアは「シリウスはやるべき事をやったようじゃのう」と言いました。一体シリウスは何をやったんでしょうね?私はシリウスは遺言を書くのに当たりクリーチャーに何らかの措置を施したとそう思いますね。

それはシリウスは「もしも自分が死んだら全ての所有物をハリーに譲る。つまりお前もだからハリーに仕えろ」と生前にクリーチャーにそう言っていた。だからこそクリーチャーはハリーの「黙れ!」という命令に従った。

そういう事だと私はそう思いますね。

コメント

ダーズリー家の立場になってみると…

いつも楽しく読ませていただいています。
クリーチャーがハリーの命令に従うことが、ハリーが屋敷の正当な持ち主だという証明になる。なるほどです。

わたしは「賢者の石」の段階から、いきなり甥の養育を押し付けられたペチュニアに同情していました。自分の子育て経験から、一歳の男児二人を同時に育てるのがどんなに大変か想像がつくからです。
そんなわけで、この段階になってもダーズリー家の視点で読んでしまいます。
夜遅くに、異様な服装の男が訪ねてくるのがそもそも迷惑。その男が空中から取り出した飲み物など、気味が悪くて飲む気になれないのがあたりまえで、「お飲みくださるのが礼儀というものじゃよ」というダンブルドアのせりふは理不尽に思えます。そこへきたならしいクリーチャーの出現。清潔好きのペチュニアにはどれほどショックだったかと同情します。

2019.07.08  きょうこ  編集

そこまで言われてしまうと

きょうこさん初めまして!ですよね?コメントありがとうございました!

きょうこさんは随分とペチュニア叔母さんに同情的でダンブルドアには批判的なんですね。でもそこまで情け容赦なく言われてしまうとついついダンブルドアを庇う。つまり擁護したくなってしまいますね。

ダンブルドアはペチュニア叔母さんに「アルバス・ダンブルドアじゃ」と自己紹介した後「お手紙をやり取りいたしましたのう」と言っています。昔ベチュニア叔母さんとダンブルドアは手紙をやり取りした事がありました。

ハリーは後に自分が15才の時にダンブルドアがペチュニア叔母さんに送った「吼えメール」ではなくペチュニア叔母さんのほうが先に出してダンブルドアと手紙のやり取りをしていた事を知ります。

何でもダンブルドアがペチュニア叔母さんに出した手紙は親切な内容だったそうですね。それならその人物すなわちアルバス・ダンブルドアが取り出した飲み物ならば信じて飲めるとは思いませんか?

確かに1才の男の子2人を育てるのは大変です。しかし十分な見返りがありました。ハリーを預かった事でプリベット通り4番地には魔法がかけられてハリーにダーズリー一家は身の安全を保障されたんですよね。

だからこそ夫のバーノン叔父さんが吸魂鬼の襲撃をきっかけにハリーを我が家から追い出そうとした時にペチュニア叔母さんは止めたのです。得るものがあったからこそペチュニア叔母さんはハリーを手元に置いたのです。

私はそこまでダンブルドアを責めなくてもいいのでは?とそう思いますけどね。(笑)

2019.07.09  トキメキぼーい  編集

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