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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

最大の懸案が片付きハリーにとっては待望の出発という事になりましたがまだ荷造りが済んでいません。するとハリーが荷造りを終えて居間に戻って来るとダンブルドアは「最後にもう1つ」と言ってダーズリー一家に話しかけました。その内容とは?(全3項目)

3-1.自分の部屋に戻って荷造り
クリーチャーはホグワーツの厨房で働いて貰う事となり姿を消してダンブルドアは「上々じゃ」と言って最後の懸案は処刑寸前にシリウスと共に逃亡したヒッポグリフのバックビークの件でしたがこれは簡単に解決しました。

バックビークはシリウスが死んた以降はハグリッドが世話をしているんだそうです。しかし今やバックビークもハリーのものなのだそうです。違った措置を取りたいのであればと言うダンブルドアにハリーはこう言いました。

「いいえハグリッドと一緒にいていいです。バックビークはそのほうがうれしいと思います」

ダンブルドアは微笑みながら「ハグリッドが大喜びするじゃろう」と言いました。バックビークに再会できハグリッドは興奮していたんだそうです。ところでバックビークについてはちょっとした変化があったのだそうです。

バックビークの安全のために暫くの間はウィザウィングズと呼ぶ事に決めたそうです。もっとも魔法省がかつて死刑宣告をしたあのヒッポグリフと気づくとは思えないので要はこれは念のための措置というわけなんですよね。

こうして話は終わってダンブルドアはハリーに「トランクは詰め終えているのかね?」と尋ねました。ハリーが「えーと」と言葉を濁すとダンブルドアは「わしが現れるかどうか疑っていたのじゃな?」と鋭く指摘しました。

ハリーは急いで「ちょっと行って-あの-仕上げして来ます」とダンブルドアに言い慌てて望遠鏡とスニーカーを拾い上げました。それから自分の部屋に戻り荷造りをしました。必要な物を探し出すのに10分少々かかりました。

やっとの事でベッドの下から「透明マント」を引っ張り出し「色変わりインク」の蓋を元通りに閉めて大鍋を詰め込んだ上から無理やりトランクの蓋を閉めました。それから片手で重いトランクを持ち上げたというわけです。

もう片方の手にはヘドウィグの籠を持ってハリーは1階に戻りましたがダンブルドアが玄関ホールで待っていてくれなかったのでハリーは落胆しました。何故ならまた居間に戻らなくてはならなかったからというわけですよね。

3-2.最後にもう1つ
誰も話をしていません。ダンブルドアは小声で鼻歌を歌いすっかりくつろいだ様子でしたがその場の雰囲気たるや冷え切ったお粥よりも冷たく固まっていました。ハリーは到底ダーズリー一家を見る気にはなれませんでした。

しかしダンブルドアには居間でハリーを待つ理由があったのです。それはハリーとダーズリー一家の双方に話して聞かせたい事があったからでした。それはハリーが「先生-用意ができました」と言った後の事だったのでした。

ダンブルドアはハリーに「よろしい」と告げると次に「では最後にもう1つ」と言ってもう一度ダーズリー一家に話しかけました。ダンブルドアは「当然お判りのようにハリーはあと1年で成人とになる」とそう言ったのでした。

するとでした。ペチュニア叔母さんがダンブルドアの到着以来初めて口を利いて「違うわ」と言いダンブルドアは「とおっしゃいますと?」と礼儀正しく訊き返しました。するとペチュニア叔母さんはこう答えたんですよね。

「いいえ違いますわ。ダドリーより1ヵ月下だしダッダーちゃんはあと2年経たないと18になりません」

これに対しダンブルドアは「ああ。しかし魔法界では17才で成人となるのじゃ」と愛想良く言いました。それを聞いてバーノン叔父さんが「生意気な」と呟きましたがダンブルドアは反論せず聞き流したというわけですよね。

ダンブルドアは話を続け既にご存知のように魔法界でヴォルデモートと呼ばれている者がこの国に戻って来ておるとダーズリー一家に話しました。そのため魔法界は今戦闘状態にあるともダンブルドアは話して聞かせました。

ヴォルデモートが既に何度も殺害しようとしたハリーは15年前よりさらに大きな危険にさらされているとダンブルドアは言いました。その15年前とは自分がそなたたちにハリーの両親が殺害された事を説明した時だそうです。

「ハリーを実の息子同様に世話するよう望むという手紙をつけてハリーをこの家の戸口に置き去りにした時の事じゃ」

こう言うとダンブルドアは一旦言葉を切りました。気軽で静かな声でしたし怒っている様子など微塵も見えませんでしたがハリーはダンブルドアから何かひやりとするものが発散するのを感じ取ったというわけなんですよね。

ハリーはダーズリー一家が僅かに身を寄せ合った事にも気づきました。ダンブルドアは再び話し出し「そなたたちはわしが頼んだようにはせなんだ。ハリーを息子として遇した事はなかった」と言いさらにこうも言いました。

「ハリーはただ無視されそなたたちの手でたびたび残酷に扱われていた。せめてもの救いは2人の間に座っておるその哀れな少年が被ったような言語道断の被害をハリーは免れたという事じゃろう」

ペチュニア叔母さんもバーノン叔父さんも反射的にあたりを見回しました。2人の間に挟まっているダドリー以外に誰かがいる事を期待したかのようでした。そしてバーノン叔父さんが激怒してこう言ったというわけですよね。

「わしたちが-ダッダーを虐待したと?何を?」

しかしダンブルドアが人差し指を上げて静かにと合図しました。するとバーノン叔父さんがまるで口が利けなくなったかのようにして沈黙が訪れました。ダンブルドアはさらに話を続けダーズリー一家にこう言ったのでした。

「わしが15年前にかけた魔法はこの家をハリーが家庭と呼べる内はハリーに強力な保護を与えるというものじゃった」

ダンブルドアは続けてハリーがこの家でどんなに惨めで疎まれひどい仕打ちを受けていたにしろそなたたちは渋々ではあったものの少なくともハリーに居場所を与えたと言いました。つまりハリーを孤児院には送らなかった。

この魔法はハリーが17才になった時に効き目を失うんだそうです。つまりハリーが一人前の男になった瞬間なのだそうです。ここでダンブルドアはダーズリー一家に対して1つだけお願いをするとそう言ったというわけです。

それはハリーが17才の誕生日を迎える前にハリーがもう一度この家に戻る事を許して欲しいという事なのだそうです。そうすればハリー17才の誕生日が来るまではダンブルドアがかけた護りの魔法は確かに継続するそうです。

3-3.ようやく出発
ダーズリー一家は誰も何も言いませんでした。ダドリーは自分が一体いつ虐待されたのかをまだ考えているかのように顔をしかめていました。バーノン叔父さんは喉に何かがつかえたかのようなそんな顔をしていたのでした。

ただしペチュニア叔母さんは顔を赤らめていました。ダーズリー一家3人の中で唯一ペチュニア叔母さんだけがダンブルドアの言ったハリーは言語道断の被害を免れたという言葉の意味を理解していたというわけなんですよね。

「さてハリー・・・出発の時間じゃ」

立ち上がって長い黒マントの皺を伸ばしながらダンブルドアがついにこう言いました。ダンブルドアは「またお会いする時まで」と別れの挨拶をしましたがダーズリー一家はそんな時は永久に来なくてもいいという顔でした。

帽子を脱いで挨拶した後ダンブルドアはすっと部屋を出てハリーは「さよなら」と急いでダーズリー一家に別れの挨拶をしてダンブルドアに続きました。ダンブルドアは鳥籠を上に載せたトランクのそばで立ち止まりました。

「これは今の所邪魔じゃな」

こう言うとダンブルドアは再び杖を取り出しました。それから「隠れ穴で待っているように送っておこう。ただ透明マントだけは持って行きなさい。万が一のためにじゃ」とハリーに対しそう告げたというわけなんですよね。

トランクの中がもうごちゃごちゃなのでダンブルドアに見られまいとして苦労しながらハリーはようやく「透明マント」を引っ張り出しました。ハリーはマントを上着の内ポケットへと仕舞い込んだというわけなんですよね。

ダンブルドアが杖を一振りするとトランクもヘドウィグの鳥籠も消えました。ダンブルドアがさらに杖を振ると玄関の扉が開いてひんやりとした霧の闇が現れました。ダンブルドアはハリーに向かってこう言ったんですよね。

「それではハリー夜の世界に踏み出しあの気まぐれで蟲惑的な女性を追求するのじゃ。冒険という名の」

今日の最後に
荷造りを終えてハリーが居間に戻って来るとダンブルドアは「では最後にもう1つ」と言ってダーズリー一家に話しかけました。そして魔法界の今の状態とハリーが置かれている状況について説明したというわけなんですよね。

それからダンブルドアはダーズリー一家にそなたたちはハリーを実の息子同様に世話するという自分の望みそして頼みを叶えなかった。ハリーをひたすら無視してそればかりか残酷に扱ったとそう言って暗に批判をしました。

その一方せめてもの救いはダーズリー夫妻2人の間に座っているその哀れな少年つまりダドリーが被ったような言語道断の被害をハリーは免れたと言いました。すなわちダンブルドアはそうなる事は織り込み済みだったのです。

ダドリーのように甘やかして育てなかったそのお陰でハリーは折り目正しい謙虚で真面目な人間になってくれた。実の息子同様に世話をしろと言いつつダンブルドアはダーズリー夫妻はそうはしないだろうと思っていたのです。

ダンブルドアが真に望んでいたのはわがままではなく折り目正しく謙虚で真面目な人間に育てて欲しいという事だったと私はそう思いますね。

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