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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ダンブルドアはスラグホーンに「侵入者避けのこれだけの予防線は死喰い人のためかね?それともわしのためかね?」と訊きましたがどうやら死喰い人とダンブルドアの両方のようです。するとダンブルドアは意外な手に打って出て来ました。それはトイレに行くと称して・・・(全3項目)

3-1.部屋を見回してみると
ダンブルドアにハリーの来訪を知ったのは3分ではなくて2分前だったんだそうです。風呂に入っていて「侵入者避け」が鳴るのが聞こえなかったそうです。再び我に返ったようにスラグホーンは厳しい口調でこう言いました。

「アルバス私が老人である事実は変わらん。静かな生活と多少の人生の快楽を勝ち得た疲れた年寄りだ」

ハリーは部屋を見回しながら確かにそういうものを勝ち得ているとそう思いました。ごちゃごちゃした息が詰まるような部屋ではありましたが快適ではないとは誰も言わないだろう。ふかふかの椅子や足載せ台がありました。

飲み物や本にチョコレートの箱やふっくらしたクッション。誰が住んでいるのかを知らなかったらハリーはきっと金持ちの小うるさい一人者の老婦人が住んでいると思ったでしょう。でもダンブルドアはこう言ったのでした。

「ホラス。君はまだわしほどの歳ではない」

スラグホーンはぶっきらぼうに「まあ君自身もそろそろ引退を考えるべきだろう。昔のような反射神経ではないらしいな」と言いました。淡いスグリ色の目は既にダンブルドアの傷ついた手を捕えていたからというわけです。

ダンブルドアは落ち着いて「まさにその通りじゃ」と言いながら袖を振るようにして黒く焼け焦げた指の先を露わにしました。一目見てハリーは首の後ろに戦慄が走りました。ダンブルドアはスラグホーンにこう言いました。

「確かにわしは昔より遅くなった。しかしまた一方」

ダンブルドアは肩をすくめ歳の功はあるものという風に両手を広げました。すると傷ついていない左手に以前は見た事のない金細工と思われる相当不器用に作られた大ぶりの指輪が嵌められているのにハリーは気づきました。

真ん中に亀裂の入った黒いどっしりした石が嵌め込まれています。スラグホーンも暫く指輪に目を止めましたが僅かに顔をしかめて禿げ上がった額に一瞬だけ皺が寄るのをハリーは見ました。

3-2.説得するダンブルドアに食い下がるスラグホーン
次にダンブルドアが「ところでホラス侵入者避けのこれだけの予防線は死喰い人のためかね?それともわしのためかね?」と訊くとスラグホーンはダンブルドアの問いかけには答えず逆にこう問い質したというわけですよね。

「私みたいな哀れなよれよれの老いぼれに死喰い人が何の用がある?」

この問いにダンブルドアは連中は君の多大なる才能を恐喝や拷問それに殺人に振り向けさせたいと欲するのではと答えました。それから「連中がまだ勧誘しに来ておらんというのは本当かね?」とそう尋ねたというわけです。

スラグホーンは一瞬ダンブルドアを邪悪な目つきで見ながら呟きました。何でも奴らにそういう機会を与えなかったんだそうです。1年間居場所を替え続けていたのだそうです。同じ場所には1週間以上留まったためしがない。

マグルの家を転々としたそうです。今いるこの家の主は休暇でカナリア諸島に行っていて居心地がとても良かったので去るのは残念だそうです。やり方を一度飲み込みさえすれば至極簡単だとスラグホーンは言ったのでした。

マグルが「かくれん防止器」の代わりに使っているちゃちな防犯ブザーに単純な「凍結呪文」をかける事。ピアノを運び込む時に近所の者に絶対見つからないようにする事。この2点だけでいいとスラグホーンは言いました。

「巧みなものじゃ。しかし静かな生活を求めるよれよれの老いぼれにしては大層疲れる生き方に聞こえるがのう。さてホグワーツに戻れば」

ダンブルドアはこう反論しましたが「さてホグワーツに戻れば」と言った所でスラグホーンが口を挟み「あの厄介な学校にいれば私の生活はもっと平和になるとでも言い聞かせるつもりなら言うだけ無駄だ!」と言いました。

たとえ隠れ住んでいてもドローレス・アンブリッジがホグワーツを去ってからおかしな噂がスラグホーンの所に幾つか届いているんだそうです。このごろダンブルドアが教師にそういう仕打ちをしているのなら戻れはしない。

暗にそう言ったスラグホーンにダンブルドアは「アンブリッジ先生はケンタウルスの群れと面倒を起こしたのじゃ」と言いました。それにしてもスラグホーンはアンブリッジの情報を一体どうやって入手したんでしょうね?

ダンブルドアはスラグホーンに君なら間違っても「禁じられた森」にずかずか踏み入って怒ったケンタウルスたちを「汚らわしい半獣」呼ばわりするような真似はしないだろうと言ってスラグホーンはこう言ったんですよね。

「そんな事をしたのか?あの女は?」

それから続けてスラグホーンが「愚かしい女め。元々あいつは好かん」と言うとこれまではダンブルドアとスラグホーンのやり取りを黙って見ていたハリーがクスクス笑い2人ともハリーのほうを振り向いたというわけです。

ダンブルドアとスラグホーンに振り向かれたハリーは思わず慌てて「すみません」と謝り「ただ-僕もあの人が嫌いでした」とアンブリッジが嫌いな所がスラグホーンと共通していると笑った理由を説明しました。するとです。

ダンブルドアが突然立ち上がり間髪を入れずにスラグホーンが期待顔で「帰るのか?」と訊きました。それにダンブルドアは「いや手水場を拝借したいが」と答えスラグホーンは明らかに失望した声で「ああ」と言いました。

「廊下の左手二番目」

スラグホーンがこう言ってトイレの場所を教えダンブルドアは部屋を出て行きました。居間にはハリーとスラグホーンの2人だけになりました。扉が閉まると沈黙が訪れました。

3-3.ハリーに話し出すと
暫くしてスラグホーンは立ち上がりましたがどうしてよいやら分らないといった面持ちでした。ちらりとハリーを見るなり肩を聳やかして暖炉まで歩き暖炉を背にして巨大な尻を暖めていましたが唐突にこう言って来ました。

「彼が何故君を連れて来たか判らんわけではないぞ」

ハリーはただスラグホーンを見ました。スラグホーンの潤んだ目が今度は傷痕の上を滑るように見ただけでなくハリーの顔全体も眺めて「君は父親にそっくりだ」と言いハリーは「ええみんながそう言います」と応えました。

「目だけが違う。君の目は」とスラグホーンが言うのでハリーは「ええ母の目です」と言いました。何度も聞かされていたのでハリーは少しうんざりしていました。すると今度はスラグホーンはハリーにこう言って来ました。

「フン。うんいや教師としてもちろん依怙贔屓すべきではないが彼女は私の気に入りの1人だった。君の母親の事だよ」

ハリーの物問いたげな顔に応えてスラグホーンは説明を付け加え「リリー・エバンズ。教え子の中でも頭抜けた1人だった。そう生き生きとしていた。魅力的な子だった」と言うとこんなエピソードを話してくれたのでした。

「私の寮に来るべきだったと彼女によくそう言ったものだがいつも悪戯っぽく言い返されたものだった」

ハリーが「どの寮だったのですか?」と訊くとスラグホーンは「私はスリザリンの寮監だった」と答えてハリーの表情を見て取ると人差し指をハリーに向かって振りながら「それそれ」と言ったその後こう言葉を続けました。

「その事で私を責めるな!君は彼女と同じくグリフィンドールなのだろうな?そう普通は家系で決まる。必ずしもそうではないが」

この後スラグホーンの口から出たその言葉でハリーは衝撃を受けました。まるで見えない手がハリーの内臓を強く掴んで捻ったかのようでした。何故ならばスラグホーンはシリウスの事を話したからというわけなんですよね。

「シリウス・ブラックの名を聞いた事があるか?聞いたはずだ-この数年新聞に出ていた。数週間前に死んだな」

スラグホーンはシリウスが学校でハリーの父親の大の親友だったという事も話しました。ブラック家は全員スラグホーンのつまりスリザリン寮生だったがシリウスはグリフィンドールに決まったとスラグホーンは言いました。

スラグホーンはその事を「残念だ」と言いました。魅力がある子だったからだそうです。弟のレギュラスが入学した時は獲得した。つまりスリザリンだったというわけです。でもできれば一揃い欲しかったとの事だそうです。

今日の最後に
この日ダンブルドアは傷ついていないほうの左手に黒いどっしりした石が嵌め込まれている指輪をしていました。もちろんハリーは知らなかったのですが今にして思えばこれは「死の秘宝」の1つ「蘇りの石」だったんですよね。

スラグホーンは暫く指輪に目を止め僅かに顔をしかめて額には一瞬だけ皺が寄りました。つまりこれはスラグホーンは「死の秘宝」を知っていてダンブルドアが左手に嵌めていたのが「蘇りの石」と気づいたんでしょうか?

そして話はガラリと変わりますが死喰い人の連中がまだ勧誘しに来ておらんというのは本当かねとダンブルドアが尋ねるのに対しスラグホーンは「奴らにそういう機会を与えなかった」とそう答えているというわけですよね。

スラグホーンはこの1年居場所を替え続けていたんだそうです。同じ場所に1週間以上留まった事がなかったのだそうです。でもこれはスラグホーンがハリーとダンブルドアの主張を信じていたという事に他ならないですよね。

ハリーとダンブルドアの「ヴォルデモートは復活した」という主張をどこからか情報を入手してスラグホーンは信じていました。アンブリッジの件もそうですがスラグホーンの情報網は物凄いですよね。

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