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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

一体全体「あの女」とは誰の事なのか?各人の言葉の内容から察するにどうやらそれはウィーズリーおばさんではないとハリーは気づきました。するとハリーが「誰の事を言っているの?」と言い終わらない内に問題の女性が朝食のお盆を持って現れたのでした。その女性とは?(全3項目)

3-1.ジニーの次に現れたその若い女性とは?
ハリーがロンにハーマイオニーと話をしていると突然そこにジニーが乱入して来てアンブリッジ以下の人を知っている。それは「あの女」で「頭に来るわ」とも言うのです。ハーマイオニーが同情したようにこう言いました。

「あの人今度は何をしたの?」

この問いにジニーは「私に対する口の利き方よ-まるで3つの女の子に話すみたいに!」と答えました。するとハーマイオニーは声を落として「判るわ。あの人本当に自意識過剰なんだから」とそう言ったというわけですよね。

ハリーはハーマイオニーがウィーズリーおばさんの事をこんな風に言うなんてと度肝を抜かれてロンが怒ったように言い返すのも当然だと思いました。ロンはジニーとハーマイオニーにこのように言ったというわけですよね。

「2人ともほんの5秒でいいからあの女(ひと)をほっとけないのか?」

するとジニーが「えーえどうぞあの女を庇いなさいよ。あんたがあの女にメロメロな事ぐらいみんな知ってるわ」とぴしゃりと言いました。ここでハリーはウィーズリーおばさんの事にしてはおかしいとそう思い始めました。

ハリーが「誰の事を言っているの?」と訊こうとしたらその言葉が終わらない内に答えが出ました。部屋の扉が再び開きハリーは無意識にベッドカバーを思いっ切り顎の下まで引っ張り上げました。するとだったんですよね。

ベッドに腰掛けていたハーマイオニーとジニーは床に滑り落ちてしまいました。入口には若い女性が立っていました。息を呑むほどの美しさに部屋中の空気が全て呑まれてしまったようでした。すらりとたおやかで背が高い。

長いブロンドの髪でその姿からは微かに銀色の光が発散しているかのようでした。非の打ち所のないその姿をさらに完全にしたのは女性の捧げていた朝食がどっさり載ったお盆でした。ハスキーな声がこう言ったんですよね。

「ア(ハ)リー。おい(ひ)さしぶーりね!」

その女性はフラー・デラクールその人でした。

3-2.急ぎ過ぎた決断?
フラーがさっと部屋の中に入りハリーに近づいて来たその時でした。かなり不機嫌な顔のウィーズリーおばさんがひょこひょこと後から現れました。そしておばさんはフラーに向かってこのように言ったというわけですよね。

「お盆を持って上がる必要はなかったのよ。私が自分でそうする所だったのに!」

フラーは「何でもありませーん」と言葉を返しながら盆をハリーの膝の上に載せるとふわーっと屈んでハリーの両頬にキスをしました。ハリーはフラーの唇が触れた所が焼けるような気がしました。そしてだったんですよね。

フラーは引き続き訛りのある言葉で自分はこの人つまりハリーにとても会いたかった。そしてハリーに私の妹のカブリエールの事を覚えていますかと訊いたり妹はハリー・ポッターの事をいつも話しているなどと言いました。

妹がハリーにまた会えるときっと喜ぶとフラーが言うのでハリーが「あの子もここにいるの?」と訊くとフラーは「いえいーえお馬鹿さん」と答えて玉を転がすように笑いました。それからハリーに向かってこう言いました。

「来年の夏でーす。その時私たち-あらあなた知らないですか?」

フラーは大きな青い目を見開いて非難するようにおばさんを見ました。おばさんはフラーに「まだハリーに話す時間がなかったのよ」と言いました。フラーは豊かなブロンドの髪を振ってハリーに向き直るとこう言いました。

「私ビルと結婚しまーす!」

ハリーは無表情に「ああ」と言いました。ウィーズリーおばさんもハーマイオニーもジニーも決して目を合わせまいとしている事に嫌でも気づかないわけにはいかなかったからです。一拍置いてハリーはこう言ったのでした。

「ウワー。あ-おめでとう!」

するとフラーはまた踊りかかるように屈みハリーにキスをしました。そしてビルの事を話し始めました。ビルは今とても忙しいんだそうです。ハードに働いているのだそうです。フラーはグリンゴッツで働いているそうです。

英語を覚えるためなのでパートタイムとの事でした。そしてビルがフラーをここ「隠れ穴」に連れて来ました。その目的は家族を知るためなんだそうです。ハリーがここに来るという話を聞いてうれしかったのだそうです。

お料理と鶏が好きじゃないとここはあまりする事がないとの事でした。フラーは最後にハリーに朝食を楽しんでねと言うと優雅に向きを変えてふわーっと浮かぶように部屋を出て行って静かに扉を閉めたというわけですよね。

おばさんが何やら言いましたがハリーには「シッシッ!」と言っているように聞こえました。するとジニーが「ママはあの女が大嫌い」と小声で言いおばさんは「嫌ってはいないわ!」と不機嫌に囁くようにして言いました。

「2人が婚約を急ぎ過ぎたと思うだけそれだけです!」

不機嫌な理由をこう説明するおばさんに対してロンが「知り合ってもう1年だぜ」と反論しました。そして妙にふらふらしながら閉まった扉を見詰めていました。おばさんは「1年」では長いとは言えないとそう言ったのでした。

どうしてそうなったのかおばさんには判るんだそうです。ヴォルデモートが戻って来て色々不安になっているからなのだそうです。明日にも死んでしまうかもしれないので普通なら時間をかける事も決断を急ぐとの事でした。

前にヴォルデモートが強力だった時も同じであっちでもこっちでもそこいらじゅうで駆け落ちがあったんだそうです。おばさんのこの言葉を受けジニーがお茶目に「ママとパパも含めてね」と言ったというわけなんですよね。

3-3.フラーとおばさんが去って
するとおばさんは「そうよ」と認めつつも「お父さまと私はお互いにぴったりでしたもの。待つ意味がないでしょう?」と言いました。しかしおばさんはビルとフラーの場合は共通点がないとそう言ったというわけですよね。

ビルは勤勉で地味なタイプなのに「あの娘(こ)は」とおばさんが言うのを受けジニーが「派手な雌牛」と言って頷きました。ところがジニーはビルは勤勉で地味なタイプじゃないと言うのです。ジニーはこう言ったのでした。

「でもビルは地味じゃないわ。呪い破りでしょう?ちょっと冒険好きでわくわくするようなものに惹かれる。きっとそれだからヌラーに参ったのよ」

ジニーがフラーの事を「ヌラー」と言ったのでおばさんは「ジニーそんな呼び方をするのはお辞めなさい」と厳しく言いました。その一方それを聞いてハリーもハーマイオニーも笑いました。おばさんはこう言ったのでした。

「さあもう行かなくっちゃ。ハリー温かい内に卵を食べるのよ」

おばさんは悩み疲れた様子で部屋を出て行きました。ロンはまだ少しくらくらしているようで頭を振ってみたら治るかもしれないと耳の水を弾き出そうとしている犬のような仕種をしました。ロンにハリーがこう訊きました。

「同じ家にいたらあの人に慣れるんじゃないのか?」

ハリーのこの問いにロンは「ああそうさ。だけどあんな風に突然飛び出して来られると」と答えてハーマイオニーは「救いようがないわ」と言って立腹しつんけんしながらロンからできるだけ離れたというわけなんですよね。

そして壁際で回れ右して腕組みをするとロンのほうを向きました。するとジニーがまさかという顔をして「あの人にずーっとうろうろされたくはないでしょう?」と訊きました。そう問われてロンは肩をすくめただけでした。

「とにかく賭けてもいいけどママが頑張ってストップをかけるわ」

ロンが肩をすくめただけなのを見てジニーはこう言いました。ハリーは「どうやってやるの?」と訊いたというわけなんですよね。

今日の最後に
何故ビル・ウィーズリーとフラー・デラクールは婚約したのか?それは一昨年にハリーが百年以上ぶりに復活開催された三大魔法学校対抗試合の代表選手になったからに他ならないというわけです。フラーもまたそうでした。

どうやらフラーは結婚相手を探すためにホグワーツに来たようで当初フラーが思いを寄せていたのはホグワーツのもう1人つまりは正規の枠で代表選手になったセドリック・ディゴリーでした。でもセドリックは駄目でした。

チョウ・チャンと付き合い始めてしまったからです。三校対抗試合の最後の「第3の課題」でダンブルドア校長は代表選手の家族を招待しましたが驚く事にハリーの家族として呼ばれたのはウィーズリーおばさんとビルでした。

その場でフラーはビルを見初めてビルを追いかけてグリンゴッツに就職しました。ビルは不死鳥の騎士団の活動がし易いようにと呪い破りを辞めて事務職になったのでフラーにしてみれば「渡りに船」だったというわけです。

でもこのフラーという人は人間性にかなり問題があるようですね。ボーバトンとダームストラングの代表団がホグワーツ入りをしたその日にダンブルドアが挨拶をしていると間違いなく嘲笑と取れる笑い声を上げていました。

さらにはホグワーツの食べ物は重過ぎる。パーティローブが着られなくなると文句を言っていてハーマイオニーはそれを聞いてフラーの事を「全く何様だと思ってるのかしら」と言ったりもしていたというわけなんですよね。

クリスマス・ダンスパーティの時もこんなの何でもありませんとホグワーツの飾りつけにケチをつけていました。そしてボーバトンの宮殿ではぐるりと氷の彫刻が立ち融けないとか聖歌隊が歌を奏でると自慢話をしていました。

そんな性格なのでウィーズリーおばさんにハーマイオニーとジニーの女性陣にも評判がよろしくないというわけなんですよね。でも「第2の課題」で妹のカブリエールを助けてくれたのでハリーとの関係は良好というわけです。

コメント

No title

先日は、ていねいなお返事をありがとうございました。

「謎のプリンス」のこの部分を読んだとき、ジニーとハーマイオニーがフラーを嫌っている理由が飲み込めませんでした。確かに、でしゃばりなところはあるけれど、「アンブリッジ以下」という言い方はひどすぎる。アンブリッジは悪意のかたまりだったけれど、フラーは空気が読めないだけなのに、と思いました。
ここで「炎のゴブレット」の時期のフラーのふるまいを書いてくださっているのを拝見し、そう言えばそうだったと思い出しました。ローリングさんはほんとうに、ひとりひとりのキャラの描写が巧みですね。

2019.07.27  きょうこ  編集

最初に不信感ありき

きょうこさんコメントありがとうございました!

フラーにとって極めて残念だったのはゼロではなくむしろマイナスからのスタートだったという事でしょうね。ハーマイオニーは4年生の時にホグワーツでフラーを見ていて既に悪感情を抱いていたというわけですよね。

ハーマイオニーはフラーがダンブルドアが挨拶をしている時に間違いなく嘲笑と取れる笑い声を上げていたりホグワーツの食事は重過ぎてパーティローブが着られなくなると文句を言っているのを見ているんですよね。

つまり「隠れ穴」で再会した時からハーマイオニーはフラーに対しては不信感ありきだったというわけです。それがジニーとウィーズリーおばさんにも伝染してしまったんでしょうね。

それはフラーがグリンゴッツに就職して来たと聞いた時にハーマイオニーがそれらの事をジニーとウィーズリーおばさんに話したからだと私はそう思いますね。

2019.07.28  トキメキぼーい  編集

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