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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

夏休みになって僅か2週間後に入ったのでハリーは初めて誕生日を「隠れ穴」で迎える事になりました。しかしハリーの誕生祝いパーティは今現在の魔法界の世相を色濃く滲ませる事になってしまいました。そしてその次の日にはホグワーツから毎年恒例の手紙が届いて・・・(全3項目)

3-1.生活は平和そのものだったが
それから数週間ハリーは「隠れ穴」の庭の境界線の中だけで暮らしました。毎日の大半をウィーズリー家の果樹園で2人制クィディッチをして過ごしました。ハリーはハーマイオニーとコンビを組んだというわけなんですよね。

そして対戦相手はロンとジニーです。ハーマイオニーは箒に乗るのが恐ろしく下手でしたし一方ジニーのほうは手強かったのでいい勝負になりました。夜になるとウィーズリーおばさんが出す料理を全て2回お代わりしました。

「日刊予言者新聞」にはほぼ毎日のように失踪事件や奇妙な事故に死亡事件も報道されてはいましたがそれさえなければこんなに幸せで平和な休日はありませんでした。魔法省やグリンゴッツでも時々何事かあったようです。

何故ならアーサー氏とビルが時々新聞より早くニュースを持ち帰る事があったからです。そんな中行われたハリー16才の誕生パーティはリーマス・ルーピンが身の毛もよだつ知らせを持ち込み誕生祝いが台無しになりました。

そのためウィーズリーおばさんは不機嫌でした。ルーピンはげっそりやつれた深刻な顔つきで鳶色の髪には無数の白髪が交じり着ている服は以前にも増して継ぎだらけでボロボロでした。ルーピンはこう切り出したのでした。

「吸魂鬼の襲撃事件がまた幾つかあった」

おばさんにバースデーケーキの大きな一切れを取り分けて貰いながらルーピンはこう話し出しました。それにイゴール・カルカロフの死体が北のほうの掘っ建て小屋で見つかり上には闇の印が上がっていたとの事だそうです。

ルーピンは正直な所カルカロフが死喰い人から脱走して1年も生き永らえたのは驚きだといいました。何でもシリウスの弟のレギュラスなどはルーピンが憶えている限りでは数日しか持たなかったのだそうです。するとでした。

「ええでも何か別な事を話したほうが」

おばさんが顔をしかめてこう言いました。

3-2.誕生祝いパーティの次の日には
すると隣のフラーにせっせとワインを注いで貰いながらビルが「フローリアン・フォーテスキューの事を聞きましたか?」と問いかけてハリーは鳩尾に穴が空いたような気持ちの悪さを感じながらこう口を挟んだんですよね。

「あの店は-ダイアゴン横丁のアイスクリームの店?僕にいつもただでアイスクリームをくれた人だ。あの人に何かあったんですか?」

ビルは「拉致された。現場の様子では」と答えてロンが「どうして?」と訊きました。おばさんはビルをはたと睨みつけていました。確かに別の話だがハリーの誕生パーティでするなというわけです。ビルはこう答えました。

「さあね。何か連中の気に入らない事をしたんだろう。フローリアンは気のいい奴だったのに」

ここでアーサー氏が「ダイアゴン横丁と言えばオリバンダーもいなくなったようだ」と話し出しジニーが驚いて「杖作りの?」と訊くとアーサー氏は「そうなんだ」と答えオリバンダー翁の奇妙な消え方をこう説明しました。

「店が空っぽでね。争った跡がない。自分で出て行ったのか誘拐されたのか誰にも分らない」

ジニーが「でも杖は-杖の欲しい人はどうなるの?」と訊くとルーピンが「他のメーカーで間に合わせるだろう」と答えました。それからルーピンは杖職人のオリバンダー翁の行き先についてこう憂慮の言葉を述べたのでした。

「しかしオリバンダーは最高だった。もし敵がオリバンダーを手中にしたとなると我々にとってはあまり好ましくない状況だ」

この相当に暗い誕生祝いの夕食会の次の日にホグワーツから毎年恒例の教科書リスト入りの手紙が届いてハリーへの手紙にはびっくり仰天する事が含まれていました。何とハリーはクィディッチのキャプテンになったのです。

ハーマイオニーは「これであなたは監督生と同じ待遇よ!私たちと同じ特別なバスルームが使えるとか」とうれしそうに叫んでロンは「ワーォ。チャーリーがこんなのを着けてたこと憶えてるよ」とバッジを眺め回しました。

ロンももちろん大喜びでしたが「ハリーかっこいいぜ。君は僕のキャプテンだ」と言ったその後には「また僕をチームに入れてくれればの話だけど。ハハハ」とも言いました。一抹の不安は拭えないというわけなんですよね。

「さあこれが届いたからにはダイアゴン横丁行きをあんまり先延ばしにはできないでしょうね」

こう言うロンの教科書リストに目を通しながらおばさんは溜め息をつき「土曜に出かけましょう。お父さまがまた仕事にお出かけになる必要がなければだけど。お父さまなしでは私はあそこへは行きませんよ」と言いました。

そんなおばさんにロンは「例のあの人」つまりヴォルデモートがフローリシュ・アンド・ブロッツ書店の本棚の陰に隠れているなんてマジで思っているのと言い鼻先で笑いました。するとおばさんは瞬時に燃え上がりました。

「フォーテスキューもオリバンダーも休暇で出かけたわけじゃないでしょ?」

3-3.ついに土曜日の朝になり
さらにおばさんが「安全措置なんて笑止千万だと思うんでしたらここに残りなさい。私があなたの買い物を」と言うのでロンは慌て「駄目だよ。僕行きたい。フレッドとジョージの店が見たいよ!」と言ったというわけです。

「それなら坊ちゃん態度に気をつける事ね。一緒に連れて行くには幼すぎるって私に思われないように!」

おばさんはぷりぷりしながら柱時計を引っ掴み洗濯したばかりのタオルの山の上にバランスを取って載せました。9本の針は相変わらず全てが「命が危ない」を指し続けていました。さらにおばさんはロンにこう言ったのでした。

「それにホグワーツに戻る時も同じ事ですからね!」

危なげに揺れる時計を載せた洗濯物籠を両腕に抱え母親が荒々しく部屋を出て行くのを見届けるとロンは信じられないという顔でハリーを見て「おっどろきー。もうここじゃ冗談も言えないのかよ」と言ったというわけです。

それでもロンはそれから数日というものはヴォルデモートに関する軽口を叩かないように気をつけてそれ以後はおばさんの癇癪玉が破裂する事もなく土曜日の朝を迎えましたが朝食の時おばさんは普段とは様子が違いました。

おばさんはとても緊張しているように見えました。ビルはフラーと「隠れ穴」に残る事になりハーマイオニーとジニーは大喜びでした。そんなビルはテーブルの向かい側からぎっしりと詰まった巾着袋をハリーに渡しました。

ロンが目を見張ってすぐさま「僕のは?」と尋ねるとビルは「ばーか。これは元々ハリーの物だ」と言いました。ハリーの金庫から出して来ておいたんだそうです。何しろ近頃はお金を下ろそうとすると一般客は5時間もかかる。

小鬼がそれだけ警戒措置を厳しくしているのだそうです。2日前もアーキー・フィルポットが「潔白検査棒」を突っ込まれたとの事です。しかしビルは「まあとにかく」と言葉を濁し話の続きはしなかったというわけですよね。

アーキー・フィルポットが「潔白検査棒」を突っ込まれどうなったのかは聞けませんでしたがビルは最後に「こうするほうが簡単なんだから」と言いハリーは「ありがとうビル」と礼を言って巾着袋をポケットに入れました。

フラーはビルの鼻を撫でながらうっとりとした優しい声でビルはいつも思いやりがありますと言いました。ジニーがフラーの陰でコーンフレークスの皿に吐く真似をしていてハリーはコーンフレークスにむせてしまいました。

そんなハリーの背中をロンがトントンと叩きました。

今日の最後に
こうしてハリー16才の誕生日の翌日には学校から教科書リストが届いてハリーたちは次の週末の土曜日にダイアゴン横丁に行く事になりました。しかしここでウィーズリーおばさんとロンの間で一悶着あったというわけです。

ロンが冗談でヴォルデモートがフローリシュ・アンド・ブロッツ書店の本棚の陰に隠れているとマジでそう思っているのかと軽口を叩き母親の怒りを爆発させてしまいました。その後ロンは冗談を言うのを控えたようですね。

ウィーズリーおばさんはフレッドとジョージが悪戯専門店を経営する事に反対していました。ところがハリーが三大魔法学校対抗試合の優勝賞金一千ガリオンを2人に提供し開業を何とハリーが手助けしてしまったんですよね。

そしておばさんにとっては口惜しい事にフレッドとジョージの悪戯専門店は順調でした。本当は2人がハリーの提供した一千ガリオンを全て使い切ってしまっておばさんはそれみた事かとそう言いたかったんだと私は思います。

おばさんはできる事ならフレッドとジョージの店には一生足を踏み入れたくないとそう思っていると私は思います。だから今までダイアゴン横丁に行くのを先延ばしにして来たのです。でもついにその日が来てしまいました。

ロンに怒りをぶつけたのは本当はその怒りをハリーにぶつけたかった。でもそれができないから代わりにロンに矛先を向けたというわけです。ロンにしてみればとんだとばっちりというわけなんですよね。

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