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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

買い物を早く済ませるためハリーたち一行は二手に分かれてハリーにロンとハーマイオニーの3人だけがハグリッドの護衛付きでマダム・マルキンの店に行く事になりました。図体の大きいハグリッドは店の外で待つ事にしてハリーたちだけが店に入って行くとそこには先客がいて・・・(全3項目)

3-1.マダム・マルキンの店に入ると
ダイアゴン横丁に到着した所でアーサー氏が全員が打ち揃って行くのはあまり意味がないので二班に分かれハリーにロンとハーマイオニーだけがマダム・マルキンの店にハグリッドの護衛付きで行けばいいと言い出しました。

自分たちつまりはウィーズリー夫妻とジニーの3人がフローリシュ・アンド・ブロッツ書店に行って教科書を買えばいい。夫のアーサー氏にそう提案されてウィーズリーおばさんは不安そうに「さあどうかしら」と言いました。

買い物を早く済ませたい気持ちと一塊になっていたい気持ちの間で迷っているというわけです。しかしハグリッドがハリーたち3人は自分と一緒で大丈夫だと大きい手を気軽に振ってなだめるように言ったというわけですよね。

おばさんは完全に納得しているようには見えませんでしたが二手に分かれる事を承知して夫のアーサー氏とジニーと一緒にフローリシュ・アンド・ブロッツ書店にそそくさと走って行ったというわけですよね。そしてでした。

ハリーたち3人はハグリッドと一緒にマダム・マルキンの店に向かいました。その道すがら通行人の多くがおばさんと同じように切羽詰った心配そうな顔でそばを通り過ぎて行くのにハリーは気づいたというわけなんですよね。

もう立ち話をしている人もおらず買い物客はそれぞれがしっかりと自分たちだけで塊り必要な事だけに集中して動いていました。1人で買い物をしている人は誰もいません。ハリーたちはマダム・マルキンの店に到着しました。

「俺たち全部が入ったらちいときついかもしれん。俺は外で見張ろう。ええか?」

ハグリッドは店の外で立ち止まると体を折り曲げて窓から覗きながらこう言いました。そこでハリーたち3人だけが店の中に入る事になりました。最初見た時には誰もいないように見えましたが扉が背後で閉まった途端でした。

緑と青のスパンコールのついたドレスローブが掛けてあるローブ掛けの向こう側から聞き覚えのある「お気づきでしょうが母上もう子供じゃないんだ。僕はひとりで買い物ぐらいできます」と言う声が聞こえて来たのでした。

その後にチッチッと舌打ちする音とマダム・マルキンと判る声が聞こえて来ました。

3-2.マダム・マルキンの店にいた先客は?
「あのね坊ちゃん。あなたのお母様のおっしゃる通りですよ。もう誰も1人でふらふら歩いちゃいけないわ。子供かどうかとは関係なく」こう言うマダム・マルキンに対しこう文句を言う声が聞こえて来たというわけですよね。

「そのピンちゃんと見て打つんだ!」

蒼白い顎の尖った顔にプラチナ・ブロンドの十代の青年がローブ掛けの後ろから現れました。裾と袖口に何本ものピンを光らせ深緑の端正な一揃いを着ています。青年は鏡の前まで大股で歩いて行き自分の姿を確かめました。

ところがやがて肩越しにハリーたち3人の姿が映っているのに気づくと薄いグレーの目を細くして「母上何が臭いのか訝っておいででしたらたった今穢れた血が入って来ましたよ」とドラコ・マルフォイが言い放ったのでした。

「そんな言葉は使って欲しくありませんね!」

ローブ掛けの後ろから巻尺と杖を手に急ぎ足でマダム・マルキンが現れました。マダム・マルキンも「穢れた血」という差別用語に激しい嫌悪感を抱いているというわけです。マダム・マルキンは返す言葉でこう言いました。

「それに私の店で杖を引っ張り出すのもお断りです!」

扉のほうをちらりと見たマダム・マルキンに慌ててこう付け加えさせたのは実はハリーとロンでした。2人が杖を構えてマルフォイを狙っているのが見えたのです。ハーマイオニーは2人の少し後ろに立ってこう囁いたのでした。

「辞めてねえそんな価値はないわ」

マルフォイは「フン学校の外で魔法を使う勇気なんかないくせに」とせせら笑い「グレンジャー目の痣は誰にやられた?そいつらに花でも贈りたいよ」と言いました。するとマダム・マルキンが厳しい口調でこう言いました。

「いい加減になさい!」

こう言った後マダム・マルキンは振り返って「奥様-どうか」と加勢を求めました。すると今度はローブ掛けの陰からナルシッサ・マルフォイがゆっくりと現れてハリーとロンに向かって冷たくこう言ったというわけですよね。

「それをおしまいなさい。私の息子をまた攻撃したりすればそれがあなたたちの最後の仕業になるようにしてあげますよ」

ハリーは「へーえ?」と言うと一歩進み出てナルシッサ夫人の落ち着き払った高慢な顔をじっと見ました。蒼ざめていてもその顔はやはり姉に似ています。ハリーはもうナルシッサ夫人と同じぐらいの背丈になっていました。

「仲間の死喰い人を何人か呼んで僕たちを始末してしまおうというわけか?」

ハリーがこう言うとマダム・マルキンは悲鳴を上げて心臓のあたりを押さえ「そんな非難なんて-そんな危険な事を-杖をしまって。お願いだから!」と言いました。しかしハリーは杖を下ろさなかったというわけなんですよね。

「ダンブルドアのお気に入りだと思ってどうやら間違った安全感覚をお持ちのようねハリー・ポッター。でもダンブルドアがいつもそばであなたを護ってくれるわけじゃありませんよ」

ナルシッサ夫人は不快げな笑みを浮かべてハリーに向かってこう言いました。するとハリーはからかうように店内を見回して「ウワー。どうだい。ダンブルドアは今ここにいないや!」と言うと続けてこう言ったんですよね。

「それじゃ試しにやってみたらどうだい?アズカバンに2人部屋を見つけて貰えるかもしれないよ。敗北者のご主人と一緒にね!」

3-3.冷たくも激しい戦争?
ドラコは怒ってハリーに掴みかかろうとしましたが長過ぎるローブに足を取られてよろめきロンが大声で笑いました。するとドラコは「母上に向かってポッターよくもそんな口の利き方を!」と凄んで見せたというわけです。

「ドラコいいのよ。私がルシウスと一緒になる前にポッターは愛するシリウスと一緒になる事でしょう」

ナルシッサ夫人はそのほっそりとした白い指をドラコの肩に置いて制するとこう言いました。シリウスの名前を出されてハリーはさらに杖を上げました。それを見てハーマイオニーが「ハリー駄目!」と呻き声を上げました。

そしてハリーの腕を押さえ下ろさせようとしました。マダム・マルキンは「落ち着いて。やっては駄目よ。困った事になるわ」と言って一瞬おろおろしていましたが何も起こっていないかのように振る舞うと決めたようです。

何も起こらないほうに賭けたというわけです。マダム・マルキンはまだハリーを睨みつけているドラコのほうに身を屈めて「この左袖はもう少し短くしたほうがいいわね。ちょっとそのように」と言いました。ところがです。

ドラコは大声で「痛い!」と言うとマダム・マルキンの手を叩きました。そして「気をつけてピンを打つんだ!母上-もうこんな物は欲しくありません」と言うとローブを引っ張って頭から脱いでしまっというわけですよね。

脱いだローブをドラコはマダム・マルキンの足下に叩きつけました。ナルシッサ夫人は「その通りねドラコ」と言うとハーマイオニーを侮蔑的な目で見ました。それからこう捨て台詞を吐いて店を出て行ったというわけです。

「この店の客がどんなクズか判った以上-トウィルフィット・アンド・タッティングの店のほうがいいでしょう」

こう言うなりナルシッサ・ドラコ母子は足音も荒く店を出て行きました。ドラコは出て行きざまにロンにわざと思いっ切り強くぶつかりました。マダム・マルキンは「ああ全く!」と激しくぼやいたというわけなんですよね。

今日の最後に
ハリーたち3人にとってもナルシッサ・ドラコ・マルフォイ母子にとってもお互いによりによってダイアゴン横丁のマダム・マルキンの店で出くわすなんて何でこんな所で顔を合わせなくてはならないんだという感じですよね。

ナルシッサ・ドラコ母子なら何も週末の土曜日にダイアゴン横丁に来なくても例えば学校から手紙が届いた翌日にでも来ればハリーたちと顔を合わせずに済みましたよね。ここの所はナルシッサ夫人が配慮したんでしょうね。

それは息子のドラコがヴォルデモートからとある使命を言い渡されていたからでした。そのためにナルシッサ夫人もやはり普段以上に普通に振舞わなければならないとそう思ったので週末の土曜日に来たというわけですよね。

ドラコは母親のナルシッサ夫人にもう子供じゃないんだ。買い物ぐらい1人でできると言っていました。それに対してマダム・マルキンは子供かどうかとは関係なく1人でふらふら歩いてはいけないとドラコに言っていましたね。

確かにドラコは表を1人で歩いていても全く危険ではありません。でもそんな通常ではない事をすればドラコはヴォルデモートからの使命を帯びていると気づかれてしまうのではとナルシッサ夫人ならそれを恐れるでしょうね。

だからナルシッサ・ドラコ母子は週末の土曜日にダイアゴン横丁に来たというわけなんですよね。

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