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こんな事は最初にして最後で一度きりの事だったのですがハリーは夏休み中にホラス・スラグホーンと会ってホグワーツの教壇に復帰するよう説得する事となりました。ダンブルドアはハリーにスラグホーンに対しては悪感情を持つのではなく用心しろと言ったのですが・・・(全3項目)

3-1.何故スラグホーンに会わせたのか?
こんな事は後にも先にも一度きりだったのですがダンブルドアは引退したホラス・スラグホーンを再びホグワーツの教壇に復帰させるために事実上その説得をハリーの手に委ねるという手に打って出て来たというわけです。

スラグホーンの説得に見事成功してダンブルドアは「よくやった」と言ってハリーをねぎらい「何にもしてません」と言うハリーに「いいやしたとも」と言ってハリーが成し得た功績をこう説明したというわけなんですよね。

「ホグワーツに戻ればどんなに得る所が大きいかを君はまさに自分の身をもってホラスに示したのじゃ」

こう言うとダンブルドアはハリーに「ホラスの事は気に入ったかね?」と訊きました。ハリーはスラグホーンが好きかどうか分らず「あ」と言ったきり言葉に詰まってしまいました。あの人はあの人なりにいい人なんだろう。

そう思ったもののハリーは同時にスラグホーンは虚栄心が強いように思えました。それに言葉とは裏腹にマグル生まれの魔女つまりハーマイオニーが優秀である事に異常なほど驚いていた。するとだったというわけですよね。

ダンブルドアはスラグホーンの事を詳しく説明しました。スラグホーンは快適さが好きなんだそうです。さらには有名で成功をした力のある者と一緒にいる事も好きでそういう者たちに影響を与えていると感じるのが楽しい。

決して自分が王座に着きたいとは望まずむしろゆったりと体を伸ばせる後方の席が好みだった。ホグワーツでも自らお気に入りを選んだ。時には野心や頭脳により時には魅力や才能により様々な分野で抜きん出る者を選んだ。

スラグホーンはそういう不思議な才能を持っていたそうです。スラグホーンはお気に入りを集めて自分を取り巻くクラブのようなものを作った。そのメンバー間で人を紹介したり有用な人脈を固めたりして見返りを得ていた。

それは好物の砂糖漬けパイナップルの箱詰めだとか小鬼連絡室の次の室長補佐を推薦する機会とかだそうです。ダンブルドアはハリーにこういう事を聞かせるのはスラグホーンに悪感情を持たせるためではないと言いました。

ハリーに用心させるためなんだそうです。間違いなくスラグホーンはハリーを蒐集しようとするだろう。ハリーは蒐集物の中の宝石になるだろうとダンブルドアは言いました。ハリーは「生き残った男の子」と呼ばれている。

又は近頃は「選ばれし者」と呼ばれているからなのだそうです。

3-2.学期最初のホグズミード行きの日に
ホグワーツはヴォルデモートの復活が公になった事を受けて夏休み中に警備措置が百倍も強化されたんだそうです。校門の扉は「アロホモーラ」は通じず城壁をよじ登ろうとしても「侵入者避け呪文」が至る所にかけてある。

さらに新学期初日の話の中でダンブルドアは現在の状況がどんなに危険であるかまた我々が安全に過ごす事ができるようにホグワーツの個々の生徒たちが十分注意すべきであるという事はどれほど強調しても過ぎる事はない。

城の魔法の防衛が強化され一層強力な新しい方法で我々は保護されている。しかしやはり生徒や教職員全員が軽率な事をしないように慎重を期さなくてはならない。それだから全員に言っておくとダンブルドアは言いました。

どんなにうんざりするような事であろうと先生方が全生徒に課す安全上の制約事項を遵守すべきだ。特に決められた時間以降は夜間ベッドを抜け出してはならぬという規則なんだそうです。とまあこんな有り様なんですよね。

それでも10月の半ばにはホグズミード行きが許可されました。ますます厳しくなる学校周辺の警戒措置を考えるとホグズミードに外出する事がまだ許可されるだろうかとハリーは危ぶんでいました。しかし許可されたのです。

実施されると知ってハリーはうれしいと思いました。例え数時間でも学校を離れる事ができるのはいつもいい気分だったからです。ホグズミード行きの朝は荒れ模様の天気でした。ところが手放しでは喜べなかったのでした。

いつものようにフィルチが正面の樫の木の扉の所に立ちホグズミード行きの許可を得ている生徒の名前を照らし合わせて印をつけていました。さらに「詮索センサー」で全員を1人3回も検査するので尚更時間がかかりました。

「闇の品物を外に持ち出したら何か問題あるのか?帰りに中に持ち込む物をチェックすべきなんじゃないか?」

ロンが「詮索センサー」を心配そうにじろじろ見ながらこう問い質しました。生意気の報いにロンはセンサーを数回余計に突かれてしまいハリーにハーマイオニーと風とみぞれの中に歩み出した時にも顔をしかめていました。

ホグズミードまでの道程は楽しいとは言えませんでした。ハリーは顔の下半分にマフラーを巻きましたがさらされている肌がひりひり痛みすぐにかじかみました。暖かい談話室で過ごしたほうが良かったと何度も思いました。

ようやくホグズミードに到着してみるとゾンコの悪戯専門店に板が打ちつけられてあるのが見えてハリーは「この遠足は楽しくない」とこれで決まったように思いました。するとロンがハニーデュークスの店を指しました。

有難い事に営業しています。ハリーとハーマイオニーはロンの進む後を風でよろめきながら従いて行き混雑した店に入りました。ヌガーの香りがする暖かい空気に包まれロンが「助かったぁ」と言うと身を震わせたのでした。

ところがだったんですよね。

3-3.そこで出くわしたのは?
ロンが「午後はずっとここにいようよ」とそう言ったと思ったらハリーたち3人の後ろで「やあハリー!」と声が轟きハリーは「しまった」と呟きました。3人が振り返るとそこにはスラグホーンがいたというわけなんですよね。

巨大な毛皮の帽子にお揃いの毛皮襟のついたオーバーを着て砂糖漬けパイナップルの大きな袋を抱えて少なくとも店の四分の一を占領していました。ハリーの胸を機嫌良く小突いてスラグホーンはこう言ったというわけです。

「ハリー私のディナーをもう3回も逃したですぞ!それじゃあいけないよ君。絶対に君を呼ぶつもりだ!ミス・グレンジャーは気に入ってくれている。そうだね?」

ハーマイオニーはしかたなく「はい。本当に」と答えました。そこでスラグホーンは「だからハリー来ないかね?」と詰め寄りました。そこでハリーはスラグホーンにこう答えて出席できなかった理由を説明したんですよね。

「ええ先生。僕クィディッチの練習があったものですから」

スラグホーンから紫のリボンで飾った小さな招待状が送られて来た時には確かにいつも練習の予定と一致していました。この戦略のお陰でロンは取り残される事がなくジニーと3人でディナーの様子を想像して笑っていました。

ハーマイオニーがマクラーゲンやザビニと一緒に閉じ込められている様子を想像して笑っていたのです。するとスラグホーンがそんなに熱心に練習したのだから無論最初の試合に勝つ事を期待しているとそう言ったのでした。

「しかしちょっと息抜きをしても悪くはない。さあ月曜日の夜はどうかね。こんな天気じゃあとても練習したいとは思わないだろう」

続けてこう言って月曜日の夜はどうだと言って来たスラグホーンにハリーは「駄目なんです先生。僕-あの-その晩ダンブルドア先生との約束があって」と答えました。月曜日の夜はダンブルドアの個人教授が入っていました。

今朝大広間で手紙を受け取ったばかりだったのです。スラグホーンは「今度もついてない!」と大袈裟に嘆いた後に「ああまあ永久に私を避け続ける事はできないよハリー」と言うと堂々と手を振って店から出て行きました。

ハリーがスラグホーンのディナーを何と4回も回避したという事でハーマイオニーは「今度も逃げ遂せたなんて信じられない」と頭を振りつつ言いました。結局ハリーはスラグホーンのディナーには一度も出席しませんでした。

今日の最後に
ダンブルドアはハリーを「隠れ穴」に連れて行く途中でスラグホーンがいる所に立ち寄らせ自分はトイレと称して席を外し事実上スラグホーンの説得をハリーに委ねました。ハリーは見事にスラグホーンを説得したのでした。

説得が終わってその道すがらダンブルドアはハリーにスラグホーンの事を詳しく説明しました。その上でダンブルドアはこの説明はスラグホーンに対し悪感情を持たせるためではなく用心させるためだとそう言ったのでした。

間違いなくスラグホーンはハリーを蒐集しようとするだろう。ハリーは蒐集物の中の宝石になるだろうとダンブルドアは言いました。そこでハリーはスラグホーンに対して用心しました。ここで駆使をしたのが開心術でした。

ハリーは開心術でスラグホーンの心を見通しスラグホーンがディナーを開催する日を事前に察知してその日にクィディッチの練習の予定を入れたというわけです。ハリーのこの戦略は開心術に長けていたから成り立ちました。

こうしてハリーは開心術を駆使してスラグホーンのディナーを回避し続けていたというわけなんですよね。
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