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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

今学期ハリーはダンブルドア校長の個人教授を受ける事になりました。そして何とクリスマス休暇明け最初の授業でダンブルドアはハリーに宿題を出しました。苦心惨憺の末にハリーは宿題をやり遂げました。しかしそれもハリーが開心術に長けていたからこそできたというわけです。(全3項目)

3-1.ダンブルドアがハリーに
それはホラス・スラグホーンの説得を終えてハリーとダンブルドアが「隠れ穴」に到着した時でした。ダンブルドアがハリーに2人だけで話がしたいと言ってウィーズリー家の箒小屋を指差したというわけです。そしてでした。

ダンブルドアはハリーに「君の教育にわしがより大きく関わる時が来たと思う」と言って自分の個人教授を受けて欲しいと申し入れて来ました。第1回の授業は学期が始まって最初の土曜日の午後8時から行われたんですよね。

ロンは死喰い人が知らないような物凄い呪いとか呪詛をダンブルドアがハリーに教える可能性が高いと言いました。しかしハーマイオニーはそういうものは非合法だと言いむしろハリーに高度な防衛術を教えると言いました。

ダンブルドアの個人教授はロンとハーマイオニーが推測したのとは全く違い「憂いの篩」でダンブルドア自身を含めた数々の人々の「記憶」を見てヴォルデモートの生涯を生まれる経緯から知るという内容だったんですよね。

ところがでした。それはクリスマス休暇明け最初の個人教授でした。その日ダンブルドアはハリーに2つの記憶を見せましたが2つ目は自分が集めた中でも一番重要だと言いました。その記憶には問題があったというわけですね。

その記憶にはずっと若いスラグホーンと15か16才でまだホグワーツの生徒だったトム・リドルことヴォルデモートが登場しました。すると突然部屋全体が濃い霧で覆われてハリーにはそばに立つダンブルドアしか見えません。

それから「君は悪の道に嵌るだろういいかね。私の言葉を憶えておきなさい」と言うスラグホーンの声が霧の中から不自然な大きさで響いて来ました。霧は出て来た時と同様に急に晴れました。さらにそれは再び起きました。

「ホークラックスの事は何も知らんし知っていても君に教えたりはせん!さあすぐにここを出て行くんだ。そんな話は二度と聞きたくない!」

トム・リドルがスラグホーンにホークラックスの事をご存知でしょうかと訊いた時でした。濃い霧が部屋を包みスラグホーンがこう言う声が響き渡りました。何とダンブルドアはこの記憶は改竄されているとそう言うのです。

そこでダンブルドアはハリーに宿題を出しました。スラグホーンを説得して本当の記憶を明かさせるのがハリーの役目なんだそうです。この記憶こそが我々にとって最も重要である事は疑いようもないとの事なのだそうです。

3-2.フェリックス・フェリシスを使って
唐突に宿題を出されてハリーは自分なんか必要ないと思います。それはダンブルドア先生が「開心術」を使えばいいし「真実薬」を使うという手もあると言いました。しかしそのいずれも通用はしないとの事なんだそうです。

スラグホーンは非常に優秀な魔法使いで「閉心術」にも長けているしこの記憶まがいのものを無理やり提供させたからには常に「真実薬」の解毒剤を持ち歩いていても無理からぬ事とダンブルドアはハリーに言ったのでした。

当然の如くハリーはダンブルドアに出された宿題の事をロンとハーマイオニーに相談をしました。2人の意見は分かれました。ロンはハリーはスラグホーンのお気に入りの王子様なんだからハリーが頼めば断りはしないだろう。

今度の授業の後にちょっと残って訊いてみればいいと言いました。つまりは楽観論というわけですね。一方ハーマイオニーはダンブルドアが聞き出せなかったのだからスラグホーンはあくまでも真相を隠すつもりに違いない。

この情報は一筋縄では聞き出せない。ちゃんと戦術を考えて慎重に持ちかけないといけないとハーマイオニーは言うのです。極めて残念な事にはこの件についてはハーマイオニーのほうが正解だったというわけなんですよね。

ハリーはダンブルドアの宿題をやり遂げる事ができず月日ばかりが過ぎて行きました。ところがハリーが「57回目にやっと幸運ありっていうわけ?」と苦々しげに言ったその時でした。ロンがこう口走ったというわけですね。

「幸運-ハリーそれだ-幸運になれ!」

ハーマイオニーもはっとしたように「ロンそれって-それよ!もちろんそうだわ!どうして思いつかなかったのかしら?」と言いました。さらには「スラグホーンの記憶ほど大切なものが他にある?」と問い質したんですよね。

そこでハリーは今日の午後の「魔法薬学」の授業でスラグホーンを捕まえる事ができなかったら幸運の液体フェリックス・フェリシスを使うとロンとハーマイオニーに告げました。その結果はやっぱり駄目だったんですよね。

スラグホーンは自分とハリー以外に誰もいないと判ると大急ぎで教室を出て行ってしまいました。その日ロンとハーマイオニーは「姿現わし」の試験で午後の遅い時間に帰って来ました。ロンがハリーにこう言ったのでした。

「それじゃハリー-フェリックス・フェリシスを使うのか使わないのか?」

この問いにハリーは使ったほうがよさそうだと答えました。ただし全部使う必要はないと思う。12時間分はいらない。2~3時間で大丈夫だろうと言いました。こうしてハリーはフェリックス・フェリシスを使う事にしました。

3-3.ようやくできた宿題
ついにその時が来てハリーはフェリックス・フェリシスの小瓶を傾け慎重に量の見当をつけて一口飲みました。ハーマイオニーが小声で「どんな気分?」と訊いて来ましたがハリーは暫く答えませんでした。するとでした。

やがて無限大の可能性が広がるようなうきうきした気分がゆっくりとしかし確実に体中に染み渡りました。何でもできそうな気がしました。そして突然スラグホーンから記憶を取り出す事が可能に思えて来たというわけです。

そればかりか容易な事と思えたのです。ハリーはにっこりと立ち上がりました。自信満々でした。ハリーは「最高だ。本当に最高だ。よーし。これからハグリッドの所に行く」と言ってロンとハーマイオニーを驚かせました。

ハグリッドからは巨大蜘蛛のアラゴグが死んだと知らせる手紙が届いていました。ハリーたちは「透明マント」を持っているから来て欲しいとハグリッドは綴っていました。しかしそのために罰則を受けるのは意味がない。

何故ならアラゴグは死んでいるからです。ロンとハーマイオニーは同時に「えーっ?」と言うとハーマイオニーはハリーに行くのはスラグホーンの所でハグリッドじゃないと言いました。でもハリーはこう応えたんですよね。

「いやハグリッドの所に行く。ハグリッドの所に行くといい事が起こるって気がする」

ハリーは「透明マント」を被ると談話室を出ました。玄関ホールに着くとフィルチが正面の扉に鍵をかけ忘れている事が判りました。ハリーはにっこり笑って勢いよく扉を開き城を出て校庭へと出たというわけなんですよね。

階段を降り切った所でハリーは急にハグリッドの小屋まで野菜畑を通って行くとどんなに心地良いだろうと思いつきました。厳密には寄り道になるのですがハリーはこの気まぐれを行動に移さなくてはとそう思ったのでした。

野菜畑でハリーはスプラウト先生と話をしているスラグホーンに出くわしました。スプラウト先生は温室のほうに向かいハリーは突然姿を現したくなりマントを派手に打ち振り脱ぎ捨てて「先生こんばんは」と挨拶しました。

ここでハリーはスラグホーンにアラゴグの葬儀に参列するという事で話をまとめる事に成功しました。アラゴグの埋葬が終わると小屋の中に入って一杯飲もうという事になりました。ここでついに事は起きたというわけです。

「先生は母が好きだったのですね?」

ハリーはフェリックス・フェリシスが示すがままにこう出まかせを言いました。スラグホーンは目から涙を溢れさせながら「好きだった?」と言うと「あの子に会った者は誰だって好きにならずにいられない」と言いました。

「それなのに先生はその息子を助けようとしない。母は僕に命をくれました。それなのに先生は記憶をくれようとしない」

ハリーは懸命にスラグホーンを説得してハリーは最後に「僕にその記憶を渡せば先生のやった事は全て帳消しになります。そうするのはとても勇敢で気高い事です」と言いました。ハグリッドは酔いつぶれて眠っていました。

スラグホーンとハリーは見詰め合いました。長い長い沈黙が流れました。フェリックス・フェリシスがハリーに「そのまま黙って待て」と教えていました。やがてスラグホーンはゆっくりとポケットから杖を取り出しました。

そしてもう一方の手をマントに突っ込み小さな空き瓶を取り出しました。ハリーの目を見詰めたままスラグホーンは杖先でこめかみに触れ記憶を取り出して小瓶に入れました。テーブル越しにハリーに渡したというわけです。

こうしてハリーはようやくダンブルドアから出された宿題をやり遂げスラグホーンの記憶を回収したというわけなんですよね。

今日の最後に
ハリーはフェリックス・フェリシスの力を借りてスラグホーンの記憶を回収しダンブルドアが出した宿題をやり遂げる事ができました。でももちろんハリーが開心術に長けていたからこそできた芸当というわけなんですよね。

ハリーはフェリックス・フェリシスが示すがままにスラグホーンに「先生は母が好きだったのですね?」と言いました。でもこれはハリーがスラグホーンの心を開心術で見通してリリーが好きだった事を見破ったんですよね。

「僕にその記憶を渡せば先生のやった事は全て帳消しになります。そうするのはとても勇敢で気高い事です」

こう言うとハリーは黙ってスラグホーンを見詰めました。フェリックス・フェリシスが「そのまま黙って待て」とハリーに教えていました。しかし実際にはスラグホーンは記憶を差し出そうとしていると見抜いていたのです。

それはもちろん開心術でというわけなんですよね。

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