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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

隠れ家に行ってからというものハリーはシリウスが食料の確保に苦労していると知って食べ物を毎日ふくろうで送るようになりました。そんなシリウスは三校対抗試合の最終課題が近づいて来ると連日手紙をよこすようになりました。シリウスはただひたすらにハリーの身の安全を願っていたのですが・・・(全3項目)

3-1.最終課題を前にして
隠れ家に行ってシリウスが食料の確保に苦労していると知ったハリーはその後は毎日ふくろうで食べ物をシリウスの元に送るようになりました。そして問題のクラウチ氏は「第3の課題」の1ヵ月前にホグワーツに現れました。

三校対抗試合の代表選手は最終課題の1ヵ月前にその内容を知らされる事になっていました。最後の「第3の課題」はクィディッチ競技場のピッチに森の迷路を作り中央の優勝杯に最初に触れた者が優勝するという内容でした。

説明が終わって選手一同が帰ろうとしている時にビクトール・クラムがハリーにちょっと話したいと声をかけて来ました。2人が「禁じられた森」で話している所に突如としてクラウチ氏が姿を現したというわけなんですよね。

ハリーはダンブルドアを呼びに校長室に全速力で走りました。しかしダンブルドアを連れて元の場所に戻って来た時には現れた時と同様にクラウチ氏は忽然と姿を消していました。どうやらクラウチ氏は殺害されたようです。

ハリーは「占い学」の授業中に居眠りをして夢を見ました。その夢の中でヴォルデモートがクラウチ氏は死んだとワームテールにそう言っていたのです。その事を知らせるとシリウスからは激しく叱責する手紙が届きました。

グリフィンドール寮の談話室の暖炉で話した時にシリウスが校長のカルカロフは元死喰い人だからダームストラングの代表選手にも気をつけろと警告していたからです。一方ハリーは最終課題の準備を始めたというわけです。

何せハリーが食料を届けるために毎日ふくろうを飛ばしているのでシリウスもまた今や毎日のように手紙をよこしました。シリウスはハーマイオニーと同意見でまずは最後の課題をパスする事に集中するようにとの事でした。

それ以外の事は後回しにというわけです。ホグワーツの敷地外で起こっている事は何であれハリーの責任ではないしハリーの力ではどうする事もできないのだからとシリウスは手紙に毎回書いてよこしたというわけですよね。

ある日の手紙でもシリウスはヴォルデモートが本当に再び力をつけて来ているにせよ自分にとってはハリーの安全を確保するのが第一だ。ダンブルドアの保護下にある限り奴は到底ハリーに手出しできないと書いて来ました。

しかしいずれにしても危険を冒さないように。迷路を安全に通過する事。他の事はその後で気にすれば良いとシリウスは書いていました。ところが迷路を通過した先にハリーを陥れる罠が待ち構えていたというわけですよね。

3-2.校長室で
ハリーが迷路の中央に辿り着いてセドリック・ディゴリーと一緒に優勝杯を握ったら何と優勝杯が「移動キー」になっていました。移動した先でセドリックは殺害されてハリーはヴォルデモート復活の目撃者になりました。

それでもヴォルデモートにとってもハリーにとっても意外な出来事が起きてハリーは何とかホグワーツに生きて戻って来る事ができました。優勝杯を「移動キー」にしたのはバーテミウス・クラウチ・ジュニアだったのです。

クラウチ・ジュニアは両親のクラウチ夫妻がポリジュース薬を使ってアズカバンから助け出しました。そしてハリーをご主人様の元に送り届けるためにマッド・アイ・ムーディの姿になってホグワーツへとやって来たのです。

事の真相の全てを知ったハリーをダンブルドアは校長室に連れて来ました。動く螺旋階段を上がってダンブルドアが校長室の扉を押し開けるとそこにシリウスが立っていて一気に部屋を横切ってやって来るとこう言いました。

「ハリー大丈夫か?私の思った通りだ-こんな事になるのではないかと思っていた-一体何があった?」

ハリーを介助して机の前の椅子に座らせながらシリウスの手は震えていました。シリウスは一層急き込んで「一体何があったのだ?」と訊きダンブルドアが今しがた聞いたクラウチ・ジュニアの話を語って聞かせたのでした。

ダンブルドアはシリウスに話し終えました。それから机の向こう側にハリーと向き合って座りました。ダンブルドアはハリーを見詰めてハリーはその目を避けました。ダンブルドアは自分に全てを思い出させようとしている。

「ハリー迷路の移動キーに触れてから何が起こったのかわしは知る必要があるのじゃ」

するとシリウスが厳しい声で「ダンブルドア明日の朝まで待てませんか?眠らせてやりましょう。休ませてやりましょう」とハリーの肩に手を置きながら言いました。ハリーは感謝の気持ちがどっと溢れるのを感じました。

しかしダンブルドアは優しくこう言いました。ハリーを魔法の眠りにつかせて今夜の出来事を考えるのを先延ばしにする事で救えるのなら自分はそうする。でもそうではないとダンブルドアは2人に告げたというわけですよね。

一時的に痛みを麻痺させれば後になって感じる痛みはもっとひどい。ハリーは自分の期待を遥かに超える勇気を示した。もう一度その勇気を示して欲しい。だから何が起きたのかを聞かせてくれとダンブルドアは言うのです。

ハリーは深く息を吸い込んだ後に話し始めました。

3-3.直前呪文?
話し出すと今夜の光景の1つ1つが目の前に繰り広げられるように感じられました。ハリーの肩をしっかりと掴んだまま一度か二度シリウスが何かを言いたそうな声を出しましたがダンブルドアは手を上げてそれを制しました。

ハリーはダンブルドアの取った行動をむしろうれしいと思いました。話し出してみれば続けて話してしまうほうが楽でした。ほっとすると言っても良く何か毒のような物が体から抜き取られて行くような気分でもありました。

ワームテールが短剣でハリーの腕を突き刺した件になるとシリウスは激しく罵りました。ダンブルドアがあまりに素早く立ち上がったのでハリーは驚きました。ダンブルドアは机を回り込んでわざわざ腕を見に来たのでした。

ほんの一瞬ハリーはダンブルドアの目に勝ち誇ったような光を見たような気がしました。しかし次の瞬間にはきっと勘違いだと思いました。でもそれが実は決して勘違いではなかった事を後にハリーは知る事になりました。

しかしヴォルデモートと決闘する事になり金色の光がハリーとヴォルデモートの杖同士を繋いだ件ではハリーは喉を詰まらせて話し続けようとしてもヴォルデモートの杖先から現れた人々の記憶が溢れて話せなくなりました。

「杖が繋がった?何故なんだ?」

シリウスがこう沈黙を破ってくれてハリーは有難いと思いました。ダンブルドアは何かに強く惹かれた顔をすると「直前呪文じゃな」と呟きシリウスが鋭い声で「呪文逆戻し効果?」と訊くとダンブルドアはこう答えました。

「左様。ハリーの杖とヴォルデモートの杖には共通の芯が使ってある。それぞれに同じ不死鳥の尾羽根が1枚ずつ入っている。実はこの不死鳥なのじゃ」

ハリーはオリバンダーの店でこの柊の木と不死鳥の尾羽根の杖を購入した際にオリバンダー翁からヴォルデモートと同じ不死鳥の尾羽根がこの杖にも入っていると聞かされていました。何とフォークスの尾羽根だったのです。

「すると杖が兄弟杖に出会うと何が起こるのだろう?」

シリウスのこの問いにダンブルドアは「互いに相手に対して正常に作動しない」と答えました。それでも兄弟杖を無理に戦わせると非常に稀な現象が起こるんだそうです。それが「呪文逆戻し効果」というわけなんですよね。

そのためにヴォルデモートの杖先からセドリックを筆頭にヴォルデモートが殺害した人々が次々と現れたというわけです。ダンブルドアはハリーに再び「今夜君はわしの期待を遥かに超える勇気を示した」と言ったのでした。

ダンブルドアはハリーに知るべき事を全て話してくれた。だから後は一緒に医務室に行こうと言ってシリウスは犬の姿で同行する事になりました。こうしてハリーにダンブルドアとシリウスは病棟に向かったというわけです。

最後に
そもそもシリウスがアズカバンを脱獄したのは裏切り者で死喰い人のワームテールことピーター・ペティグューがネズミのスキャバーズとしてハリーの身近にいてハリーの身に危険が迫っている事を知ったからだったのです。

それはハリーが4年生になった今年度も変わりませんでした。ハリーが額の傷痕が痛んだと手紙で知らせたらシリウスは戻って来ました。それからとある魔法使いの家に忍び込んで暖炉を使ってハリーに警告を発したのでした。

シリウスが願っていたのはただひたすらにハリーの身の安全でハリーが無事に三大魔法学校対抗試合の3つの課題をクリアして欲しいと思っていました。それについてはマッド・アイ・ムーディもやはりそうだったんですよね。

ところがムーディは実はポリシュース薬で成り済ましていたバーテミウス・クラウチ・ジュニアでした。ハリーが無事に迷路の中央に辿り着いて優勝杯に触れハリーが優勝する事を願っていましたが動機が正反対でしたよね。

挙句の果てにクラウチ・ジュニアは何とか生きてホグワーツに戻って来たハリーを殺害しようとしました。まさにシリウスとは同床異夢だったというわけなんですよね。

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