FC2ブログ
さて!毎年9月はこの大広間シリーズをお届けする事になっています。6年生になった今学期ハリーはホグズミード駅から学校の校門まで歩くという事になりました。そして校門には意外な人物がハリーを迎えに来ました。それは管理人のアーガス・フィルチより最悪中の最悪の人物で・・・(全3項目)

3-1.ハリーを迎えに来たのは?
夏休み中にダイアゴン横丁のウィーズリー・ウィザード・ウィーズで偶然見かけて後を追って以来ハリーはドラコ・マルフォイが一体何を企んでいるのかを知る事に一心不乱に取り組んでいました。そしてだったんですよね。

新学期初日のホグワーツ特急でハリーはマルフォイがいるコンパートメントに潜入しました。しかし侵入した事がバレていてハリーはマルフォイに「全身金縛りの呪文」をかけられた挙句に顔を踏みつけられてしまいました。

ハリーは学校の警備を補強するためホグズミードに配置されていたトンクスに助けられ何とか列車は降りる事ができましたが馬車には乗り損ねてしまいました。そのため学校の校門までは歩く事になったというわけですよね。

トンクスに誰かが迎えに来ると言われハリーはこの際管理人のアーガス・フィルチだって構うものかと思いました。ところが迎えに来たのはフィルチよりもっと最悪中の最悪のセブルス・スネイプだったというわけですよね。

「マントはなしだ。全員が君を見られるように歩いて行きたまえ。それがお望みだったと存ずるがね」

スネイプにこう言われハリーは即座にくるりと向きを変え開いている扉にまっすぐ突き進み大広間に入りました。スネイプから離れられるのならば何でもするというわけです。大広間はいつものように飾りつけられていました。

長テーブルが四卓に一番奥に教職員テーブルがあるのもいつもの通りです。蝋燭が宙に浮かんで下の食器類を輝かせています。しかし急ぎ足で歩いているハリーには全てがぼやけた光の点滅にしか見えはしなかったのでした。

あまりの速さにハッフルパフ生が見詰め始める頃にはハリーはもうそのテーブルを通り過ぎて生徒たちがよく見ようと立ち上がった時には既にロンとハーマイオニーを見つけてベンチ沿いに飛ぶように移動していたのでした。

そしてハリーはロンとハーマイオニーの間に割り込んでいたというわけなんですよね。ところがだったというわけです。

3-2.ようやく席に着いて
ロンが周りの生徒たちと一緒になってハリーをじろじろ見ながら「どこにいたん-何だいその顔はどうしたんだ?」と言いハリーは「何で?どこか変か?」と訊き返しスプーンを掴んで歪んで映る自分の顔を見ようとしました。

ハーマイオニーが「血だらけじゃない!」と言うと「こっちに来て」と言って杖を上げて「テルジオ!拭え!」と唱えて血糊を吸い取りました。ハリーは顔に手を触れてきれいになったのを感じながらこう訊いたんですよね。

「鼻はどんな感じ?」

ハーマイオニーが「普通よ」と心配そうに答えると「当たり前でしょう?ハリー何があったの?死ぬほど心配したわ!」と言いました。ハーマイオニーのその問いにハリーは「後で話すよ」と素気なく答えたというわけです。

ジニーにネビルにディーンとシェーマスが聞き耳を立てているのにちゃんと気づいていたからです。グリフィンドールのゴーストの「ほとんど首なしニック」まで盗み聞きしようとテーブルに沿ってふわふわ漂っていました。

「でも」と言いかけるハーマイオニーにハリーは「今は駄目だハーマイオニー」と意味ありげな暗い声で言いました。自分が何か勇ましい事に巻き込まれたとみんなが想像してくれればいいとそう願ったというわけですよね。

できれば死喰い人2人に吸魂鬼1体ぐらいが関わったと思って貰えるといい。もちろんマルフォイは話をできる限り吹聴しようとするだろうがグリフィンドール生の間にはそれほど伝わらない可能性もあるというわけですよね。

ハリーはロンの前に手を伸ばしてチキンの腿肉を2~3本とポテトチップスをひとつかみ取ろうとしましたが取る前に全部消えてしまい代わりにデザートが出て来ました。ハーマイオニーがハリーにこう言ったというわけです。

「とにかくあなたは組み分け儀式も逃してしまったしね」

ロンは大きなチョコレートケーキに飛びついていました。糖蜜タルトを取りながらハリーは「帽子は何か面白い事言った?」と訊きました。ハリーのその問いに対してハーマイオニーはこのように答えたというわけですよね。

「同じ事の繰り返しええ。敵に立ち向かうのに全員に結束しなさいって」

さらにハリーが「ダンブルドアはヴォルデモートの事を何か言った?」と訊くとハーマイオニーは「まだよ。でもちゃんとしたスピーチはいつもご馳走の後まで取っておくでしょう?もうまもなくだと思うわ」と答えました。

「スネイプが言ってたけどハグリッドが宴会に遅れて来たとか」

ハリーがこう言うとケーキを食べるのに大忙しの合間を縫ってロンが「スネイプに会ったって?どうして?」と訊いて来て校門に迎えに来たとは言えなかったハリーは「偶然出くわしたんだ」と言い逃れたというわけですね。

「ハグリッドは数分しか遅れなかったわ。ほらハリーあなたに手を振ってるわよ」

そんなハリーにハーマイオニーがこう言ったというわけなんですよね。

3-3.誰もが知りたがっている?
そこでハリーは教職員テーブルを見上げまさに自分に手を振っているハグリッドに向かって笑顔を見せました。ハグリッドはこれまでマクゴナガル先生のような威厳ある振る舞いができた事が今まで一度もなかったのでした。

ハグリッドの隣に座っているグリフィンドールの寮監のマクゴナガル先生は頭のてっぺんがハグリッドの肘と肩の中間あたりまでしか届いていません。マクゴナガル先生はハグリッドの熱狂的な挨拶を咎めるような顔でした。

驚いた事にはハグリッドを挟んで反対側の席に「占い学」のトレローニー先生が座っていました。北塔にある自分の部屋を滅多に離れる事のないトレローニー先生を新学期初日の大広間で見かけたのはハリーは初めてでした。

相変わらず奇妙な格好でビーズを輝かせショールを何枚かだらりとかけて眼鏡で両眼が巨大に拡大されていました。トレローニー先生はいかさま臭いとずっとそう思っていたハリーにとって先学期末の出来事は衝撃的でした。

ヴォルデモートがハリーの両親を殺害しハリーをも襲う原因となった予言の主は何とこのトレローニー先生だと判ったのです。そう知ってしまうとハリーはますますそばにはいたくないとそう思ったというわけなんですよね。

有難い事には今学期ハリーは「占い学」を取らない事になるのです。標識灯のような大きな目がハリーの方向にぐるりと回って来ました。ハリーは慌てて目を逸らして今度はスリザリンのテーブルを見たというわけですよね。

ドラコ・マルフォイが鼻をへし折られる真似をして一同を大笑いさせやんやの喝采を受けていました。ハリーはまたしても腹が煮えくり返り下を向いて糖蜜タルトを見詰めました。1対1でマルフォイと戦いたいと思いました。

「それでスラグホーン先生は何がお望みだったの?」

マルフォイと1対1で戦えるのなら全てを投げ打ってもいいとハリーがそう考えているとハーマイオニーがこう訊いて来ました。ハリーは「魔法省で本当は何が起こったかを知る事」と答えました。誰もが知りたいようでした。

「先生もここにいるみんなも同じだわ。列車の中でもみんなにその事を問い詰められたわよね?ロン?」

ハーマイオニーが鼻をフンと鳴らしながらこう言いロンも「ああ。君が本当に選ばれし者なのかどうかみんなが知りたがって」と言ったいうわけです。ハリーが「選ばれし者」なのかどうかはみんなの関心事というわけです。

今日の最後に
ハリーが6年生になった今学期の初日珍しい事にはトレローニー先生が教職員テーブルにいてトレローニー先生は生徒たちをぐるりと見回しました。今にして思えばトレローニー先生はハリーを探していたと私はそう思います。

誰もがハリーは「選ばれし者」なのかと関心を持って今学期ホグワーツの教壇に復帰する事になったホラス・スラグホーンの一番の関心事もその事でしたね。そのために自分のコンパートメントにネビルまで呼んだのでした。

トレローニー先生が最初にした予言はハリーの人生を大きく変えました。そのためにハリーは「選ばれし者」になりました。しかし何とハリーの人生を大きく変えた予言を言った事を当の本人は全く覚えていないんですよね。

そんなトレローニー先生なんですがトレローニー先生が新学期初日に大広間の教職員テーブルに座っていたのはハリーに今学期も「占い学」を取るべきだと説得するためだったと私はそう思います。それが目的だったのです。

それはハリーが「選ばれし者」だと噂を聞いたからというわけなんですよね。
Secret

TrackBackURL
→http://tokimekiboy.blog43.fc2.com/tb.php/2720-dc5e8a02