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ハリーは「半純血のプリンス蔵書」の「上級魔法薬」に夢中になりました。10月半ばにホグズミード行きの日がやって来ましたがハリーは早く目覚めて朝食までの時間をその「上級魔法薬」を読んで過ごしました。しかしやはりハーマイオニーはプリンスに否定的で・・・(全3項目)

3-1.今学期最初のホグズミード行きの朝にも
食事の時にハグリッドが教職員テーブルに姿を見せなくなったのはハリーたち3人が「魔法生物飼育学」を取らなかった以外にも原因がありました。巨大蜘蛛アラゴグの具合が悪く死にかけていたからというわけなんですよね。

しかしそこはハーマイオニーが「何か私たちにできる事があるかしら?」と言ってフォローしました。ハリーたちはハグリッドの代わりに教えた事のあるグラブリー・プランク先生はひどかったときっぱりと嘘をつきました。

そのお陰でハグリッドは「魔法生物飼育学」を続けたかったが3人ともどうしても時間割に嵌らなかったというハーマイオニーの主張を信じてくれたというわけです。一方クィディッチの選抜は午前中一杯かかったんですよね。

応募者の中にはまだ1年生でろくに飛んだ事もないとか玉突き事故を起こすとか箸にも棒にも掛からぬ連中がいました。ハッフルパフ生とレイブンクロー生も混じっていました。しかしそれでも満足できる選手が選ばれました。

そんなハリーが夢中になったのが「半純血のプリンス蔵書」の「上級魔法薬」です。10月の半ばに学期最初のホグズミード行きの日が来ましたがハリーは早く目覚めて朝食までの時間を「上級魔法薬」を読んで過ごしました。

普段はベッドに横になって教科書を読んだりはしませんでした。ロンがいみじくも言ったようにハーマイオニー以外の者がそういう行動を取るのは不道徳でハーマイオニーだけは元々そういう変人だというわけなんですよね。

「レビコーパス身体浮上(無)」

ハリーはこの呪文に目をつけました。ハリーは括弧書きの「無」は無言呪文の意味に違いないと思いました。ハリーはまだ無言呪文そのものにてこずっていたのでこの無言呪文だけが上手く使えるはずなどないと思いました。

ところがです。ハリーが特にどこを指す気もなく杖を取り上げて少し上に振って頭の中で「レビコーパス」と唱えると閃光が走って部屋中が「あぁぁぁぁぁぁぁっ!」という声で一杯になりました。ロンが叫んだからでした。

ロンはまるで見えない釣り鉤で踝を引っ掛けられたように逆さまに宙吊りになっていました。ハリーは「ご免!」と謝ると「上級魔法薬」の本を大慌てでめくってさっきのページを見つけるとこの呪文を見つけたのでした。

「リベラコーパス!身体自由!」

これが反対呪文でありますようにと祈りながらハリーがこの呪文に全神経を集中すると再び閃光が走りロンはベッドの上に転落したというわけです。しかし身支度を済ませた頃にはロンのショックも収まっていたんですよね。

そしてハリーの新しい呪文は最高に面白いという意見になっていたというわけなんですよね。

3-2.もしかして「半純血のプリンス」は?
事実あまりに面白いので朝食の席でハーマイオニーを楽しませようとロンは「それでさ。また閃光が走って僕は再びベッドに着地したのである!」とすぐさまその話をソーセージを取りながらしてニヤリと笑ったんですよね。

ところがです。ハーマイオニーはにこりともせずにその逸話を聞いていましたがその後に冷ややかな非難の眼差しをハリーに向けると「その呪文はもしかしてまたあの魔法薬の本から出たのかしら?」と訊いて来たのでした。

ハリーはハーマイオニーを睨むと「君っていつも最悪の結論に飛びつくね?」と言いハーマイオニーが「そうなの?」と訊くのでハリーは「さあ。うんそうだよ。それがどうした?」とそう言葉を返しました。するとでした。

「するとあなたは手書きの未知の呪文をちょっと試してみよう何が起こるか見てみようと思ったわけ?」

ハーマイオニーがこう訊いて来たのでハリーは質問の一部にしか答えたくないと思いながら「手書きのどこが悪いって言うんだ?」と言ったのでした。ハリーとロンは「またかよ」とばかりに目をぐりぐりとさせたのでした。

そこでハーマイオニーは「理由は魔法省が許可していないかもしれないからです。私プリンスがちょっと怪しげな人物だって思い始めたからよ」と付け加えました。その途端にハリーとロンがハーマイオニーを黙らせました。

ソーセージの上にケチャップの容器を逆さまにかざしながらロンが「笑える冗談さ!単なるお笑いだよハーマイオニーそれだけさ!」と言いました。それに対してハーマイオニーはこう疑問を呈したというわけなんですよね。

「踝を掴んで人を逆さ吊りする事が?そんな呪文を考えるために時間とエネルギーを費やすなんて一体どんな人?」

この問いにロンは「フレッドとジョージ」と答えると肩をすくめました。それから「あいつらのやりそうな事さ」と言った後に「それにえーと」と他の人を考えているとハリーがふと思い出して「僕の父さん」と言いました。

どうやら意外だったようでロンとハーマイオニーが同時に反応して「えっ?」と言いました。ハリーは「僕の父さんがこの呪文を使った」と言った後にルーピンがそう教えてくれたと言いました。この部分は嘘だったのです。

本当は父親がスネイプにこの呪文を使う所を見たのは昨年度最後になったスネイプの閉心術を習得するための課外授業の際に「憂いの篩」で見たのですがハリーはロンとハーマイオニーに話してはいなかったというわけです。

しかしハリーは今とある素晴らしい可能性に思い当たりました。もしかしたら「半純血のプリンス」は?ハリーがそんな事を考えているとハーマイオニーが「あなたのお父さまも使ったかもしれないわハリー」と言いました。

でもお父さまだけじゃない。何人もの人がこれを使っている所を自分たちは見たわ。忘れたのかしら。人間を宙吊りにして。眠ったまま何もできない人たちを浮かべて移動させていたとハーマイオニーはそう言ったのでした。

ハリーは目を見張ってハーマイオニーを見ました。ハリーもそれを思い出し気が重くなりました。クィディッチ・ワールドカップでの死喰い人の行動だったからです。するとロンが助け舟を出し確信を持ってこう言いました。

「あれは違う。あいつらは悪用していた。ハリーとかハリーの父さんはただ冗談でやったんだ。君は王子様が嫌いなんだよハーマイオニー」

そしてロンはソーセージを厳めしくハーマイオニーに突きつけながら「王子が君より魔法薬が上手いから」と付け加えたというわけなんですよね。

3-3.今朝もプリンスを巡ってハーマイオニーと
するとハーマイオニーは「それとは全く関係ないわ!」と言うと頬を紅潮させました。それとこれとは別問題というわけです。ハーマイオニーはただ何のための呪文かも知らないのに使ってみるなんてとっても無責任な事だ。

それからまるで称号みたいに「王子」なんて言うのは辞めて欲しいとハーマイオニーは言いました。きっと馬鹿馬鹿しいニックネームに過ぎない。それにあまりいい人だとは思えないとハーマイオニーはそう言ったのでした。

「どうしてそういう結論になるのか分らないな。もしプリンスが死喰い人の走りだとしたら得意になって半純血を名乗ったりはしないだろう?」

ハリーは熱くなってこう言いました。そしてそう言いながらハリーは父親が純血だった事を思い出しましたがその考えを頭から押し退けて「それは後で考えよう」と思いました。ハーマイオニーは頑固にこう言い張りました。

「死喰い人の全部が純血だとは限らない。純血の魔法使いなんてあまり残っていないわ。純血のふりをした半純血が大多数だと思う。あの人たちはマグル生まれだけを憎んでいるのよ」

そのためハーマイオニーはハリーとロンなら喜んで仲間に入れるだろうと最後に言ったのでした。すると今度はロンがかっとなってハーマイオニーに向かってフォークを振り回しながらこのように言ったというわけですよね。

「僕を死喰い人仲間に入れるなんて有り得ない!僕の家族は全員血を裏切った!死喰い人にとってはマグル生まれと同じぐらい憎いんだ!」

ロンが振り回したフォークから食べかけのソーセージが吹き飛んでアーニー・マクミランの頭にぶつかりました。一方ロンの言った言葉を受けてハリーは皮肉な言い方で「だけど僕の事は喜んで迎えてくれるさ」と言いました。

連中が躍起になって自分の事を殺害しようとしなけりゃ大の仲良しになれるだろう。これにはロンが笑いました。ハーマイオニーでさえも渋々笑みを漏らしました。ちょうどそこにジニーが現れて気分転換になったんですよね。

「こんにちはっハリーこれをあなたに渡すようにって」

ジニーがハリーに渡した羊皮紙の巻紙には見覚えのある細長い文字でハリーの名前が書いてありました。ハリーは「ありがとジニー」とジニーに礼を言うと「ダンブルドアの次の授業だ!」と言い巻紙を勢いよく開きました。

「月曜の夜!」

ハリーは急に気分が軽くなりうれしくなってジニーにホグズミードに一緒に行かないかと誘いました。しかしジニーは「ディーンと行くわ。向こうで会うかもね」と手を振って離れながらそう答えたというわけなんですよね。

今日の最後に
当サイトでは以前にシリウスとセブルス・スネイプには好きになった人はとことん好きになる一方で嫌いになった人間はとことん嫌いになるという唯一の共通点があると指摘をしましたが実はハリーもまたそうなんですよね。

ハリーはまた好きと嫌いが激しく乱高下したりもしてシリウスがそうでした。そのためハリーはシリウスを巡ってハーマイオニーと意見が食い違うなんて事もありました。そして今回は「半純血のプリンス」というわけです。

通常ならハリーは休みの日にベッドの上で教科書を開いて読むなんて事はしません。いみじくもロンもそういう行動を取るのは不道徳で変人のハーマイオニーだけがする事だとそのように言っていたというわけなんですよね。

しかしハリーは「半純血のプリンス蔵書」の「上級魔法薬」に心底心酔してとことん好きになっていたのでホグズミード行きの日に朝早く起きて読むなどという芸当ができてしまったというわけです。そしてだったのでした。

プリンスには否定的なハーマイオニーとは意見が激しく噛み合わないというわけなんですよね。
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