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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーが新キャプテンに就任したクィディッチのグリフィンドール・チームは3人の新人が加わる構成となって開幕戦の対スリザリン戦を迎えました。しかし試合の直前に最大にして唯一の問題点がハリーを悩ませる事となってしまって・・・(全3項目)

3-1.クィディッチの諸問題
ハリーが新キャプテンに就任したクィディッチのグリフィンドール・チームは選抜の末に新人3人が加わる構成となったのでした。チームに新たに加入したのはチェイサーが1人と2人のビーターだったというわけなんですよね。

チェイサーは素晴らしい結果でチームに返り咲いたケイティ・ベルとジニー・ウィーズリーに新人のデメルザ・ロビンズで新たに加わった2人のビーターはジミー・ピークスとリッチーー・クートだったというわけですよね。

そしてキーパーはロン・ウィーズリーというわけですよね。ところがシーズン最初の試合の対スリザリン戦までには紆余曲折があってキャプテンのハリーは色々と考えさせられる事を余儀なくされたというわけなんですよね。

まず最初のアクシデントは10月半ばのホグズミード行きの日に起きました。チェイサーのケイティ・ベルが呪われたネックレスに指を触れて聖マンゴ魔法疾患障害病院に長期入院したためメンバーの入れ替えをしたのでした。

改めて全寮生から選抜するのは耐えられなかったのでハリーはクィディッチとは直接関係のない問題で気が滅入りましたがディーン・トーマスに声をかけました。これで実はハリーの同級生が2人という事になったんですよね。

ディーンの肩越しにシェーマス・フィネガンがふて腐れているのが見えました。できればディーンに代理を頼みたくなかった理由の1つにシェーマスが気を悪くするのが判っていたという事がありました。しかしなんですよね。

ハリーはチームのために最善の事をしなければならず選抜の時ディーンはシェーマスより飛び方が上手かったのです。しかしハリーが自分の同級生を2人も選んだという事で談話室はブツクサだらけだったというわけですよね。

ハリーはこれまでの学生生活でもっとひどい陰口に耐えて来たので特別気にはなりませんでした。それでも来たるべきスリザリン戦に勝たなければならないというプレッシャーが増した事は確かでした。そしてだったのです。

スリザリン戦直前に問題になって来たのがキーパーのロンの事だったというわけですよね。

3-2.輝かしい啓示が閃いて
ハリーには最初から判っていた事なんですがロンは神経質になったり自信喪失したりでプレイにむらがありました。そういう以前からのロンの不安定さがシーズンが開幕するスリザリン戦が近づくに従いぶり返していました。

土曜日の試合を控えた最後の練習ではロンはチェイサーが自分めがけて放つゴールシュートを1つとして防げませんでした。ハリーは寝室に戻りベッドに横になっても長い間暗い中で目を開けて試合の事を考えていたのでした。

来たるべき試合に負けたくないと思いました。しかしロンのプレイがここ数回の練習と同じ調子なら勝利の可能性は非常に低いとハリーは思いました。何かロンの気持ちを引き立たせ絶好調でプレイさせる事はできないか?

ロンにとって本当にいい日なのだと保証する何かがあればとハリーが考えていると一発でその答えが急に輝かしい啓示となって閃きました。そして対スリザリン戦が行われる土曜日の朝がやって来たというわけなんですよね。

その日の朝食の席つまり大広間は例によって前哨戦でした。スリザリン生はグリフィンドール・チームの選手が大広間に入って来る毎に1人1人に野次とブーイングを浴びせました。ハリーは天井をちらりと見上げたのでした。

晴れた薄青の空でした。ハリーは幸先がいいと思いました。グリフィンドールのテーブルは赤と金色の塊となってハリーとロンが近づくのを歓声で迎えました。ハリーはニヤッと笑って手を振りましたがロンは対照的でした。

ロンは弱々しく顔をしかめて頭を振りました。そんなロンにラベンダー・ブラウンが遠くから「元気を出してロン!あなたきっと素晴らしいわ!」と声をかけましたがロンはラベンダーを無視しました。そしてだったのです。

「紅茶か?コーヒーか?かぼちゃジュースか?」

ハリーがロンにこう訊きロンはむっつりとトーストを一口噛んで塞ぎ込んで「何でもいい」と答えました。そして数分後にハーマイオニーがやって来ました。ロンは練習の時だけでなく普段の様子もおかしくなっていました。

ロンの最近の理解不能の不愉快な行動にすっかり嫌気が差していたハーマイオニーはハリーとロンとは別に朝食に下りて来たのですがテーブルに着く途中で足を止めてロンの後頭部を見ながら遠慮がちにこう訊いたのでした。

「2人とも調子はどう?」

ハリーはロンにかぼちゃジュースのグラスを渡すほうに気を取られながら「いいよ」と答えました。それから「ほらロン飲めよ」と言いロンはグラスを口元に持って行きました。その時ハーマイオニーがこう鋭く言いました。

「ロンそれ飲んじゃ駄目!」

3-3.かぼちゃジュースのグラスに
ハリーもロンもハーマイオニーを見上げロンが「どうして?」と訊きました。ハーマイオニーは自分の目が信じられないという顔でハリーをまじまじと見ていました。そしてハリーに向かってこう言ったというわけですよね。

「あなた今その飲み物に何か入れたわ」

ハリーが「何だって?」と問い返すとハーマイオニーは「聞こえたはずよ。私見たわよ。ロンの飲み物に今何か注いだわ。今手にその瓶を持っているはずよ!」と答えました。それに対しハリーはこう言ったというわけです。

「何を言ってるのか分からないな」

ハリーはこう言いながら急いで小さな瓶をポケットにしまいました。するとハーマイオニーはまたも警戒するように「ロン危ないわ。それを飲んじゃ駄目!」と言いました。しかしロンはグラスを取り上げたというわけです。

そして一気に飲み干すと「ハーマイオニー僕に命令するのは辞めてくれ」と言いました。ハーマイオニーは「何て破廉恥な」という顔をして屈み込みました。それからハリーにだけ聞こえるように囁き声でこう非難しました。

「あなた退校処分になるべきだわ。ハリーあなたがそんな事をする人だとは思わなかったわ!」

するとハリーは「自分の事を棚に上げて。最近誰かさんを錯乱させやしませんでしたか?」と囁き返しました。クィディッチの選抜の際にハーマイオニーはコーマック・マクラーゲンに「錯乱の呪文」をかけたんですよね。

ハーマイオニーは荒々しくハリーとロンから離れ席に着きました。ハリーはハーマイオニーが去って行くのを見ても後悔しませんでした。クィディッチがいかに真剣勝負であるかをハーマイオニーは心から理解した事がない。

そう思ったからなんですよね。それからハリーは舌舐めずりしているロンに顔を向けて快活に「そろそろ時間だ」と言いました。それからハリーとロンは大広間を出てクィディッチ競技場に向かったというわけなんですよね。

今日の最後に
試合はスリザリン・チームの得点王にしてチェイサーのベイジーと何とシーカーのドラコ・マルフォイが欠場するという幸運にも恵まれてハリーがスニッチを取ったのでグリフィンドールが大勝したというわけなんですよね。

試合終了後ハーマイオニーはハリーに大広間の朝食の席でロンが飲んだかぼちゃジュースに幸運の液体フェリックス・フェリシスを入れたと指摘しました。しかしハリーは入れたふりをしただけで入れてはいなかったのです。

ハリーは試合も勝利してぎくしゃくしていたロンとハーマイオニーの関係も修復させるという一挙両得を狙ったというわけです。ところがハリーの狙い通りには行かずロンとハーマイオニーは仲違いしてしまったんですよね。

ロンはラベンダー・ブラウンといちゃつくようになりハーマイオニーはそんなロンと行動を共にする事を激しく拒否しました。ハリーはそんなロンとハーマイオニーの間に立って苦慮する事となってしまったというわけです。

ハリーの取った策は完全に裏目に出たというわけなんですよね。

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