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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

クリスマス休暇が終わってハリーを含めた6年生は2月から魔法省の指導官が立ち会って「姿現わし」の練習が天候の関係で校庭ではなく大広間で行われました。そこでハリーはドラコ・マルフォイに関する新たな情報を聞き知って「姿現わし」に集中できなくなってしまいました。(全3項目)

3-1.第1回「姿現わし」練習は大広間で
大方の予想を大幅に裏切ってハリーはスラグホーンのクリスマス・パーティにルーナを連れて行きました。ところが意外な事にはそこでハリーはドラコ・マルフォイが何かを企んでいるという確かな証拠を手に入れたのです。

スラグホーンのパーティには何とスネイプもいました。そしてその場にフィルチが上の階をうろついていたと言ってドラコ・マルフォイを連れて来たのです。スネイプはマルフォイに突然「話がある」と言い出したのでした。

廊下の一番端の教室でスネイプとマルフォイは言い争いをしていました。スネイプは「君を助けようとしているのだ」と援助を申し出ていました。でもマルフォイのほうはそれを激しく拒否していたというわけなんですよね。

そんな事があったのでハリーはクリスマス休暇明け最初の個人教授でダンブルドアに宿題を出されるなんて事もあったのですが関心はむしろマルフォイは一体何を企んでいるのかというほうに向いていたというわけですよね。

2月になり学校の周りの雪が溶け出して冷たく陰気でじめじめした季節になりました。どんよりとした灰紫の雲が城の上に低く垂れ込み間断なく降る冷たい雨で芝生は滑り易くなり泥んこでした。そこでだったというわけです。

新学期が始まった直後に告知され申し込みを受け付けた6年生の「姿現わし」第1回練習は校庭ではなく大広間で行われる事になりました。通常の授業とかち合わないように練習時間は土曜日の朝に予定されたというわけです。

ハリーとハーマイオニーが大広間に来てみると長テーブルがなくなっていました。ロンはラベンダーと一緒に来ていました。高窓に雨が激しく打ちつけ魔法のかかった天井は暗い渦を巻いていました。前には5人がいました。

各寮の寮監であるマクゴナガル先生にスネイプにフリットウィック先生にスプラウト先生の諸先生方と魔法省から派遣された「姿現わし」の指導官と思われる小柄な魔法使いです。生徒たちはその5人の前に集まっていました。

3-2.騒ぎに乗じて
指導官は奇妙に色味のない睫毛に霞のような髪で一陣の風にも吹き飛ばされてしまいそうな実在感のない雰囲気でした。頻繁に消えたり現れたりするので何かしら実体がなくなってしまったといった感じの人だったのでした。

こういう儚げな体型が姿を消したい人には理想的なのだろうかとハリーは考えました。生徒が全員集まり寮監が静粛にと呼びかけた後に魔法省の指導官が「皆さんおはよう」と挨拶をするとこう自己紹介したというわけです。

「私はウィルキー・トワイクロスです。これから12週間魔法省姿現わし指導官を務めます。その期間中皆さんが姿現わしの試験に受かるように訓練するつもりです」

ここでマクゴナガル先生が「マルフォイ静かにお聞きなさい!」と叱りつけました。みんながマルフォイを振り返りました。マルフォイは鈍いピンク色に頬を染めると怒り狂った顔のクラッブから離れたというわけですよね。

それまで2人は何やらひそひそ声で口論していたようでした。ハリーは急いでスネイプを盗み見ました。スネイプもまた苛立っていましたがハリーの見る所ではマルフォイの行儀の悪さのせいという感じではなかったのでした。

他の寮監の先生のマクゴナガル先生に叱責をされたせいだとハリーは思いました。トワイクロスは「それまでには皆さんの多くが試験を受ける事ができる年齢になっているでしょう」と何事もなかったように話し続けました。

トワイクロスによれば知っての通りホグワーツ内では通常「姿現わし」も「姿くらまし」もできません。校長先生が皆さんの練習のためにこの大広間に限って1時間だけ呪縛を解いたんだそうです。だからというわけですよね。

トワイクロスは「念を押しますが」と前置きをした上でこの大広間の外では「姿現わし」はできませんし試したりするのも賢明とは言えないと述べたというわけです。次にトワイクロスは生徒たちにこう呼びかけたのでした。

「それでは皆さん前の人との間を1.5メートル空けて位置に着いてください」

互いに離れたりぶつかったり自分の空間から出ろと要求したりで相当に押し合いへし合いがありました。寮監が生徒の間を回って位置に着かせたり言い争いを辞めさせたりしました。ハーマイオニーが見咎めこう訊きました。

「ハリーどこに行くの?」

ハリーはこの問いには答えず混雑の中を素早く縫って歩いて行きました。全員が一番前に出たがっているレイブンクロー生を位置に着かせようとキーキー声を出しているフリットウィック先生のそばも通り過ぎて行きました。

ハッフルパフ生を追い立てて並ばせているスプラウト先生をも通り越してハリーはアーニー・マクミランを避けて最後に群れの一番後ろのドラコ・マルフォイの真後ろに首尾よく場所を占めました。するとだったんですよね。

マルフォイは大広間中の騒ぎに乗じて反抗的な顔をして1.5メートル離れた所に立っているクラッブと口論を続けていました。すぐ後ろにハリーがいる事には気づかずマルフォイは投げつけるようにこう言ったというわけです。

「いいかあとどのくらいかかるか分からないんだ!考えていたより長くかかっている」

3-3.何のために見張りが必要?
クラッブが口を開きかけましたがマルフォイはクラッブの言おうとしている事を読んだようでした。そこでクラッブに向かってマルフォイは「いいか僕が何をしていようとクラッブお前には関係ない」と言い放ったのでした。

そして「お前もゴイルも言われた通りにして見張りだけやっていろ!」と言ったのでした。そこでハリーはマルフォイだけに聞こえる程度の声で「友達に見張りを頼む時は僕なら自分の目的を話すけどな」と言ったのでした。

マルフォイはさっと杖に手をかけながらくるりと後ろ向きになりました。しかしちょうどその時4人の寮監が「静かに!」と大声を出して大広間は静かになりました。そのためにマルフォイはゆっくりと正面に向き直りました。

トワイクロスは「どうも。さてそれでは」と言うと杖を振りました。するとたちまち生徒全員の前に古臭い木の輪っかが現れてトワイクロスが言うには「姿現わし」で覚えておかなければならないのは「3つのD」だそうです。

「どこへ」と「どうしても」と「どういう意図で」なのだそうです。まず第1のステップは「どこへ行きたいかしっかり思い定めること」との事でした。今回の場合は目の前に現れた木の輪っかの中で「どこへ」に集中をする。

生徒たちは周りをちらちらと盗み見て他の人も輪っかの中を見詰めているかどうかをチェックしました。それから急いで言われた通りにしました。ハリーもまた同様に輪っかが丸く取り囲んでいる埃っぽい床を見詰めました。

それから他の事は何も考えまいとしましたが無理でした。マルフォイが一体何のために見張りを立てる必要があるのかを考えてしまうからです。しかしそんな事など一切構わずに指導官のトワイクロスはこう言ったのでした。

「第2のステップ。どうしてもという気持ちを目的の空間に集中させる!どうしてもそこに行きたいという決意が体の隅々にまで溢れるようにする!」

今日の最後に
2月となりハリーを含めた6年生は魔法省の指導官が立ち会って第1回の「姿現わし」の練習をする事となりました。ところがその場でドラコ・マルフォイがクラッブと口論をした上にマクゴナガル先生に叱責されてしまいました。

スネイプは他の寮監のマクゴナガル先生が叱ったという事で苛立っていたとハリーは思いました。スネイプが苛立っていたのは叱責したのがフリットウィック先生でもスプラウト先生でもなくマクゴナガル先生だったからだ。

私はそう思いますね。スラグホーンのクリスマス・パーティの夜にスネイプはマルフォイにケイティ・ベルのネックレス事件については既に君が関わっているという嫌疑がかかっているとそう言って聞かせているんですよね。

しかしスネイプは詳細には説明しませんでした。実はネックレス事件についてはマルフォイが怪しいと言ったのはハリーで言われたのはマクゴナガル先生でした。マクゴナガル先生がダンブルドアに報告したというわけです。

スネイプはそういう経緯から考えてマクゴナガル先生は注意深くマルフォイを見ているのではとの懸念を抱いた。そのためにマクゴナガル先生がマルフォイを叱責したのを見て苛立ったのではと私は思わずにはいられませんね。

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