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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

何とか「第1の課題」をクリアして次の「第2の課題」は2月24日という事でホッと一息と思っていたらハリーはマクゴナガル先生から思わぬ課題を突きつけられる事になってしまいました。それはクリスマスの12月25日に行われるダンスパーティに関する事でした。(全3項目)

3-1.とある木曜日の「変身術」の授業で
「ポッター!ウィーズリー!こちらに注目なさい!」とある木曜日の「変身術」の授業でマクゴナガル先生の苛立った声がまるで鞭のように教室中へと響きました。ハリーとロンは飛び上がってマクゴナガル先生を見ました。

授業も終わろうとしていて生徒はもう課題をやり終えていました。ホロホロ鳥から変身させたモルモットはネビルのはまだ羽が生えていたもののマクゴナガル先生の机の上に置かれた大きな籠に閉じ込められていたのでした。

黒板に書かれた「変身呪文は異種間取り替えを行う場合どのように調整しなければならないか例を挙げて説明せよ」という宿題も写し終わっていました。終業のベルが今にも鳴ろうとした時にハリーとロンは叱責されました。

ハリーとロンはフレッドとジョージの「だまし杖」を2本持って教室の後ろのほうでちゃんばらをやっていました。ロンはブリキのオウムを手にハリーはゴムの鱈(たら)を持ったまま驚いてマクゴナガル先生を見上げたのでした。

「さあポッターもウィーズリーも歳相応な振る舞いをしていただきたいものです」

こう言うとマクゴナガル先生は2人組を恐い目で睨みました。ちょうどハリーの鱈の頭がだらりと垂れ下がり音もなく床に落ちた所でした。一瞬前にロンのオウムの嘴が切り落としたのです。そこでだったというわけですよね。

「皆さんにお話があります。クリスマス・ダンスパーティが近づきました。三大魔法学校対抗試合の伝統でもあり外国からのお客様と知り合う機会でもあります」

最後にマクゴナガル先生が「さてダンスパーティは4年生以上が参加を許されます-下級生を招待する事は可能ですが」とクリスマス・ダンスパーティの参加資格の説明をするとラベンダー・ブラウンが甲高い声で笑いました。

パーバティ・パチルは自分もクスクス笑いしたいのを顔を歪めて必死で堪えながらラベンダーの脇腹を小突きました。パーバティもラベンダーもハリーを振り返りました。そんな2人をマクゴナガル先生は無視したのでした。

ハリーは自分とロンの事は今叱ったばかりなのに絶対不公平だとそう思ったというわけなんですよね。

3-2.渋々認める?
マクゴナガル先生の説明は続き「パーティ用のドレスローブを着用なさい。ダンスパーティは大広間でクリスマスの夜8時から始まり夜中の12時に終わります。ところで」と言うとマクゴナガル先生は一旦言葉を切りました。

ここでマクゴナガル先生は殊更に念を入れて生徒全員を見回すと「クリスマス・ダンスパーティは私たち全員にとってもちろん」と言い咳払いをしました。そして渋々認めるという声の調子でこう言ったというわけですよね。

「髪を解き放ち羽目を外すチャンスです」

ラベンダーのクスクス笑いがさらに激しくなり手で口を押さえて笑い声を隠していました。今度はハリーにも何がおかしいのかが判りました。マクゴナガル先生の髪はいつもきっちりとした髷(まげ)に結い上げてありました。

だからどんな時でも髪を解き放った事など一度もないように見えたからです。マクゴナガル先生は後を続け「しかしだからと言って決してホグワーツの生徒に期待される行動基準を緩めるわけではありません」と言いました。

「グリフィンドール生がどんな形にせよ学校に屈辱を与えるような事があれば私としては大変遺憾に思います」

マクゴナガル先生がこう言った所でベルが鳴り生徒たちがカバンに教材を詰め込んだり肩にかけたりと毎度お馴染みの慌ただしい騒ぎが始まったのでした。その騒音を凌ぐ声でマクゴナガル先生がこう呼びかけたんですよね。

「ポッター-ちょっと話があります」

3-3.呼び止められて
頭を落とされたゴムの鱈の関係つまりフレッドとジョージの「だまし杖」の事だろうと思ってハリーは暗い気持ちでマクゴナガル先生の机の前に進みました。でもそれならロンも一緒に呼ばれるはずです。だから違いますね。

「ポッター代表選手とそのパートナーは」

マクゴナガル先生は他の生徒が全員いなくなるまで待ってこう言いハリーが口を挟んで「何のパートナーですか?」と訊きました。マクゴナガル先生はハリーが冗談を言っているのではないかと疑うような目つきをしました。

「ポッター。クリスマス・ダンスパーティの代表選手たちのお相手の事です。あなたたちのダンスのお相手です」

マクゴナガル先生は冷たくこう言い放ちハリーは内臓が丸まって萎びるような気がしました。ハリーは「ダンスのパートナー?」と訊きながら赤面するのを感じました。そして「僕ダンスしません」と急いで言ったのでした。

「いいえするのです。はっきり言っておきます。伝統に従い代表選手とそのパートナーがダンスパーティの最初に踊るのです」

マクゴナガル先生は今度は声を苛立たせハリーにこう言いました。突然ハリーの脳裏にシルクハットに燕尾服の自分の姿が浮かびました。ダンスパーティで踊ると云えばハリーが浮かべるのはそういうイメージなんでしょう。

ペチュニア叔母さんがバーノン叔父さんの仕事のパーティでいつも着るようなヒラヒラしたドレスを着た女の子を連れている。ハリーは再び「僕ダンスするつもりはありません」と言いましたがそれはどうも駄目なようです。

「伝統です。あなたはホグワーツの代表選手なのですから学校代表としてしなければならない事をするのです。ポッター必ずパートナーを連れて来なさい」

マクゴナガル先生はきっぱりとこう言いました。ハリーはなおも「でも-僕には」と言って逡巡しましたがマクゴナガル先生は問答無用という口調で「判りましたねポッター」とハリーに言い渡したというわけなんですよね。

今日の最後に
三大魔法学校対抗試合が開催される時は必ずクリスマスにダンスパーティが行われ代表選手は最初に踊るというのが伝統になっている。だからハリーもクリスマス・ダンスパーティにパートナーを連れて来なくてはならない。

マクゴナガル先生はハリーにこう言いましたが果たしてマクゴナガル先生は例のあの取り決めを知った上でハリーに必ず絶対にクリスマス・ダンスパーティにパートナーを連れて来なさいと事実上そう命じたんでしょうか?

クリスマス・パーティに一緒に行こうと誘うという事はすなわち自分と付き合って欲しい。彼女又は彼氏つまり恋人になって欲しいという意味なんですよね。恋人が欲しい人にとっては一大チャンスというわけなんですよね。

でもハリーはこの当時その取り決めを知りません。せいぜいクリスマス・ダンスパーティには好きな女の子を誘って行くものだという程度の認識しかハリーはありませんでした。ダーズリー夫妻に育てられたからでしょうね。

その意味を知った上でこの場面を振り返るとマクゴナガル先生はハリーにクリスマスまでに彼女を作れと命じた事になりますよね。何だか笑ってしまいますよね。

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