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クリスマスに行われるダンスパーティに必ずパートナーを連れて来なさいと事実上マクゴナガル先生に命じられてしまいハリーは何が何でもパートナーを見つけなくてはならなくなりました。そして辛うじてパートナーを獲得してダンスパーティ当日を迎えたのですが・・・(全3項目)

3-1.紆余曲折の末のパートナー選び
ハリーは当時知らなかったのですが事実上マクゴナガル先生からクリスマスまでに彼女を作れとそう命じられました。代表選手のハリーはクリスマスに執り行われるダンスパーティで最初に踊らなければならないからでした。

まずハリーは思いを寄せていたチョウ・チャンに声をかけました。しかし先客があると言って断られてしまいました。その相手は何と三校対抗試合のホグワーツのもう1人の代表選手のセドリック・ディゴリーだったのでした。

ジニーもハーマイオニーもパートナーが決まっていました。そこでハリーが申し込んだのはパーバティ・パチルです。ハリーが「僕とダンスパーティに行かない?」と言うとパーバティはクスクス笑いの発作に襲われました。

ようやく笑いが収まるとパーバティは「ええいいわよ」と答え見る見る真っ赤になりました。パーバティの隣にいたラベンダー・ブラウンにハリーが「ロンと一緒に行かない?」と言うと先客があると断られてしまいました。

ラベンダーはシェーマス・フィネガンと行くんだそうです。そこでハリーが「誰かロンと行ってくれる人知らない?」と訊くとパーバティが「ハーマイオニー・グレンジャーは?」と訊き返して来たというわけなんですよね。

ハリーが「他の人と行くんだって」と答えるとパーバティは驚いた顔をして興味津々に「へぇぇぇっ。一体誰?」と訊いて来ましたが知らなかったのでハリーは「全然知らない」と答え「それでロンの事は?」と言いました。

パーバティは「そうね」と少し考えて姉妹でレイブンクロー生のパドマ・パチルを勧めて来ました。こうしてハリーはパーバティ・パチルとそしてロンはパドマ・パチルとクリスマス・ダンスパーティに行く事になりました。

3-2.マクゴナガル先生の声が響いて
そしてダンスパーティ当日の12月25日になり寝室でドレスローブに着替えたハリーは同室のロンにディーンとシェーマスと共に談話室へと下りて行きました。談話室は色とりどりの服装で溢れ返りいつもと様子が違いました。

パーバティは寮の階段下でハリーを待っていました。ショッキング・ピンクのパーティドレスに長い黒髪を三つ編みにして金の糸を編み込み両手首には金のブレスレットが輝いています。クスクス笑いはしていませんでした。

そのためハリーはほっとしました。ハリーが「君-あの-素敵だよ」とぎこちなく褒めるとパーバティは「ありがとう」とお礼を言いそれから「パドマが玄関ホールで待ってるわ」とロンにそう言ったというわけなんですよね。

パーバティに「それじゃ下に行きましょうかハリー?」と言われてハリーは「オッケー」と答えましたが内心は「このまま談話室に残っていられたらいいのに」と思っていました。玄関ホールも生徒でごった返していました。

ダームストラングの生徒がカルカロフ校長と一緒に玄関ホールに入って来た所で全員が揃ったようでした。一行の先頭はビクトール・クラムでブルーのローブを着たハリーの知らない可愛い女の子を連れて来ていたのでした。

ここでマクゴナガル先生の「代表選手はこちらへ!」という声が響きました。パーバティは笑顔を見せながらブレスレットを嵌め直しました。そしてロンとパドマに「また後でね」と声をかけて前に進み出たというわけです。

賑やかにしゃべっていた人垣が割れハリーとパーバティに道を空けました。マクゴナガル先生は赤いタータンチェックのパーティローブを着て帽子の縁にはかなり見栄えの悪いアザミの花輪を飾っていたというわけですよね。

マクゴナガル先生は代表選手に他の生徒が全部入場するまで扉の脇で待つようにと指示しました。代表選手は生徒全員が着席をしてから列を作り大広間に入場する事になっていました。ここでだったというわけなんですよね。

セドリックとチョウが近くにいましたがハリーは2人と話をしなくて済むよう目を逸らしていました。その目がクラムの隣にいる女の子を捕えました。驚きでハリーの口があんぐり開きました。ハーマイオニーたったからです。

しかし全くハーマイオニーには見えません。髪をどうにかしたらしくボサボサと広がった髪ではなくつやつやと滑らかな髪です。頭の後ろで捻り優雅なシニョンに結い上げてありふんわりした薄青色の布地のローブ姿でした。

どうして今までハーマイオニーだと気づかなかったのかハリーには分りませんでした。ハーマイオニーが「今晩はハリー!今晩はパーバティ!」と挨拶をするとパーバティもまたかなり驚いたようだったというわけですよね。

パーバティはあからさまに信じられないという顔でハーマイオニーを見詰めていました。さらに大広間の扉が開くと図書室でクラムをつけ回していたファンたちはハーマイオニーを恨みがましい目で見たというわけですよね。

そしてつんつんとして前を通り過ぎました。パンジー・パーキンソンも穴が空くほどハーマイオニーを見詰めましたしドラコ・マルフォイでさえもハーマイオニーを侮辱する言葉が一言も見つからないようだったんですよね。

3-3.パーバティのリードで
先に入った生徒たちが大広間の席に落ち着くとマクゴナガル先生が代表選手とパートナーたちにそれぞれ組になって並び自分の後に従いて来るようにと言いました。こうして代表選手とパートナーたちは大広間に入りました。

生徒たちは拍手で迎え代表選手たちは大広間の一番奥に置かれた審査員が座っている大きな丸テーブルに向かって歩きました。各寮のテーブルはなくなり代わりに10人ほどが座れる小さなテーブルが百余り置かれていました。

ハリーは自分の足につまずかないよう必死でした。一方パーバティはうきうきと楽しそうで1人1人に笑いかけました。多分パーバティはハリー・ポッターの彼女は私とそうお披露目している気分だったんだと私は思いますね。

ハリーはまるで自分がドッグショーの犬になってパーバティに引き回されているような気がしました。代表選手たちが審査員テーブルに近づくとダンブルドアはうれしそうに微笑みました。ところがだったというわけですね。

魔法ゲーム・スポーツ部の部長で審査員のルード・バグマン氏はいましたが国際魔法協力部の部長で審査員のバーティ・クラウチ氏はいませんでした。5人目の席にはパーシー・ウィーズリーが座っていたというわけですよね。

代表選手とパートナーが審査員のテーブルに来るとパーシーは自分の隣の椅子を引いてハリーに目配せをしました。ハリーはその意味を悟ってパーシーの隣に座りました。ハリーに訊く間も与えずパーシーはこう言いました。

「昇進したんだ。クラウチ氏個人の補佐官だ。僕はクラウチ氏の代理でここにいるんですよ」

その声の調子は「宇宙の最高統治者」に選ばれたとでも発表したかのようでした。ハリーが「あの人どうして来ないの?」と訊くとパーシーはクラウチ氏は残念ながら全く体調が良くないと答えその理由を列挙したのでした。

食事を食べ尽くすとダンブルドアが立ち上がり生徒たちにも立ち上がるよう促しました。ダンブルドアが杖を振るとテーブルが壁際に退いて広いスペースができ熱狂的な拍手に迎えられて「妖女シスターズ」が登場しました。

ハリーは夢中でシスターズに見入っていてこれからの事をほとんど忘れていましたが突然テーブルのランタンが一斉に消えて他の代表選手がパートナーと一緒に立ち上がった事に気づきました。パーバティがこう言いました。

「さあ!私たち踊らないと!」

ハリーは立ち上がりざま自分のローブの裾を踏みました。シスターズは物悲しいスローな曲を奏で始めました。ハリーは誰の目も見ないようにしながら照らされたダンスフロアに歩み出ました。次の瞬間の事だったのでした。

パーバティがハリーの両手を掴むや否や片方の手を自分の腰に回してもう一方の手をしっかり握り締めました。パーバティがリードして2人はその場でスローなターンをして恐れていたほどひどくはないとハリーは思いました。

まもなく観客のほうも大勢ダンスフロアに出て来たので代表選手はもはや注目の的ではなくなりました。このようにして何とかハリーはマクゴナガル先生に言われた代表選手としての役目を果たしたというわけなんですよね。

今日の最後に
何分にもハリーはマクゴナガル先生にあなたは三校対抗試合の代表選手なのだからやるべき事をやらないといけない。だからクリスマス・ダンスパーティで最初に踊るという伝統を守らなくてはならないとそう言われました。

そのためクリスマス・ダンスパーティには必ずパートナーを連れて来いと事実上命じられてしまいました。ハリーがパーバティに「僕とダンスパーティに行かない?」と言ったのは義務感に駆られて言った言葉なんですよね。

ハリーはパーバティに「それじゃ下に行きましょうか?」と言われ「オッケー」と答えたものの「このまま談話室に残っていられたらいいのに」と思いました。そしてダンスパーティが始まった後も気持ちは後ろ向きでした。

しかしパーバティの気持ちはハリーとは全くの逆でした。ハリーと一緒に大広間に入るとパーバティはうきうきと楽しそうで1人1人に笑いかけました。ハリー・ポッターの彼女は私とお披露目している気分だったんですよね。

このようにハリーとパーバティの気持ちは大きく乖離していたというわけなんですよね。
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