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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーはフレッドとジョージの悪戯専門店ウィーズリー・ウィザード・ウィーズの前で偶然見かけて尾行して以来ずっと一体全体ドラコ・マルフォイは何を企んでいるのだろうと考えるようになりました。しかしハリーがそれを知った時には既にもう手遅れだったのです。(全3項目)

3-1.フレッドとジョージの店で
今にして思えばナルシッサ・ドラコ母子が週末の土曜日ではなく別の日にダイアゴン横丁に来ていればハリーは夏休みの後半をドラコ・マルフォイの事で思い悩まずに済んだというわけです。しかしまた別の問題もあります。

ダイアゴン横丁で出くわしていなければハリーはドラコ・マルフォイが何かを企んでいるという事に気がつく事はできませんでした。ハリーたち3人はマダムマルキンの洋装店でナルシッサ・ドラコ母子と偶然出会いました。

ハリーたちが店に入って行ったら2人がそこにいたのです。その後にハリーたちは1人でフレッドとジョージの悪戯専門店ウィーズリー・ウィザード・ウィーズの前を通り過ぎて行くドラコ・マルフォイを偶然見たんですよね。

ハリーたちは「透明マント」を被ってフレッドとジョージの店を出るとマルフォイを追い見つけました。マルフォイが入って行ったのは「夜の闇横丁」で唯一ハリーが入った事のある「ボージン・アンド・バークス」でした。

幸いにもロンが「伸び耳」を持っていたのでハリーたちはマルフォイと店主のボージン氏との会話を聞く事ができました。直し方を知っているのかと訊くマルフォイにボージン氏は「かもしれません」とそう答えていました。

「拝見いたしませんと何とも。店のほうにお持ちいただけませんか?」

こう言うボージン氏にマルフォイは「できない。動かすわけにはいかない。どうやるのかを教えて欲しいだけだ」と答えました。ボージン氏の声にはあまり関わりたくない雰囲気があって神経質に唇を舐めるのが見えました。

それからマルフォイはボージン氏に誰かに話したら痛い目に遭う。自分の家族と親しいフェンリール・グレイバックが時々ここに寄ってボージン氏がこの問題に十分に取り組んでいるかどうかを確かめると脅したんですよね。

ボージン氏が「そんな必要は」と言うとマルフォイは「それは僕が決める」と言いました。そして「さあもう行かなければ。それでこっちを安全に保管するのを忘れるな。あれは僕が必要になる」とボージン氏に言いました。

「そんな事はしないに決まっているだろう。馬鹿めが。そんな物を持って通りを歩いたらどういう目で見られると思うんだ?とにかく売るな」

「今お持ちになってはいかがです?」とボージン氏が言うとマルフォイはこう言いました。ボージン氏は「もちろんですとも。若様」と言うとハリーが以前に見たルシウス氏に対するのと同じぐらい深々とお辞儀をしました。

「誰にも言うなよボージン。母上も含めてだ。判ったか?」

マルフォイはこう言ってボージン氏は再びお辞儀をしながら呟くように「もちろんです。もちろんです」と答えました。マルフォイは満足気に意気揚々と店から出ました。一方ボージン氏は凍りついたように立っていました。

ねっとりとした笑いが消えて心配そうな表情でした。

3-2.それ以来
それからというものハリーは頻繁に一体全体マルフォイは何を企んでいるだろうとそう考えるようになりました。ただ問題なのはロンとハーマイオニーがハリーほどには関心を示さずに真剣に考えようとはしなかった事でした。

それは夏休みが終わってハリーたちが学校に戻ったその後も同じでした。新学期初日のホグワーツ特急内でハリーはマルフォイの企みが聞けないだろうかとマルフォイのいるコンパートメートに潜入したりもしたんですよね。

マルフォイは来年自分はホグワーツにいないかもしれないとかもっと次元の高い大きな事をしているかもしれないなどと大口を叩いていました。10月半ばのホグズミード行きの日にもハリーがそうと思う事件が発生しました。

クィディッチのグリフィンドール・チームのメンバーの1人ケイティ・ベルが例の「ボージン・アンド・バークス」で扱っていた呪われたネックレスを学校内に持ち込もうとするという事件が発生したというわけなんですよね。

ケイティ・ベルは聖マンゴ魔法疾患障害病院に入院してしまい今年度グリフィンドール・チームのキャプテンだったハリーは代わりの選手を補充する事を余儀なくされました。入ったのは同級生のディーン・トーマスでした。

そしてクリスマス休暇の直前に行われた今学期「魔法薬学」の教師としてホグワーツの教壇に復帰したホラス・スラグホーンのクリスマス・パーティでハリーは絶対にマルフォイは何かを企んでいるという証拠を掴みました。

パーティ会場のスラグホーンの部屋にマルフォイが管理人のフィルチに連れられてやって来ました。その場にはスネイプがいてマルフォイに「話がある」と突然言いスネイプはマルフォイをパーティ会場から連れ出しました。

マルフォイはスネイプにお前がしゃしゃり出て来るのが嫌なんだとかお前の保護なんかいらないとか計略があるし上手く行く。ただ考えていたよりも時間がかかっているだけだなどと言ってスネイプの協力を拒んでいました。

ハリーは屋敷しもべ妖精のクリーチャーとドビーにマルフォイを尾行させました。その結果ドビーの報告でマルフォイは「必要の部屋」で何かをしているらしいという事が判明しハリーは「必要の部屋」に入ろうとしました。

しかし「必要の部屋」は頑として扉を現さずマルフォイが「必要の部屋」で一体何をしているのかが分らないまま学期は終盤を迎えました。そしてハリーがそれを知った時には既にもう手遅れだったというわけなんですよね。

3-3.学校に戻って来たら
今学期ハリーはダンブルドア校長の個人教授を受けました。ほぼ学期一杯に渡って不定期に行われた授業でダンブルドアがハリーに教えてくれたのはヴォルデモートは死を回避するため複数の分魂箱を作ったという事でした。

魂を分断してその部分を体の外にある物に隠す。そうすると体が攻撃されたり破滅したりしても魂の一部は滅びずに残るから死ぬ事はないというわけですよね。しかもヴォルデモートは「6つ」という複数の分魂箱を作った。

そしてその内の2つは既に破壊されているとダンブルドアはハリーに言いました。1つ目はハリーが2年生の時にそうとは知らずに破壊した「リドルの日記」で2つ目はゴーントの家に保管されていたのをダンブルドアが破壊した。

つまりは残っているヴォルデモートの分魂箱はあと「4つ」というわけです。ハリーはダンブルドアに許されて4つの内の1つを一緒に取りに行きました。その分魂箱は海辺の洞窟の中の湖の中央にある小島に隠されていました。

かつてヴォルデモートが孤児院時代に遠足で行った所でした。その分魂箱は水盆に満たされた液体を飲み干す事により取り出す事ができました。ハリーはもしもその液体が劇薬だったらとその事を恐れたというわけですよね。

何せ相手はヴォルデモートだからというわけです。しかしダンブルドアはそのような効果を持つ物ではないだろう。ヴォルデモートはこの島に辿り着くほどの者を殺害したくはないだろうと言い何と飲み干してしまいました。

しかし死にはしなかったもののダンブルドアは弱りました。そして2人がホグズミードに戻って来ると学校の上空に「闇の印」がありました。ハリーとダンブルドアはマダム・ロスメルタに箒を借りて学校に戻って行きました。

「闇の印」は城で一番高い天文台の塔の真上で光っていました。ダンブルドアはハリーにスネイプをここに連れて来るようにと言いました。しかしハリーが扉に手を触れた途端に扉の内側から誰かが走る足音が聞こえました。

ハリーが振り返るとダンブルドアは退却せよと身振りで示していました。ハリーは杖を構えながら後退りしましたが扉が勢いよく開いたかと思うと誰かが飛び出して来てこう叫びました。ところがだったというわけですよね。

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

ハリーは瞬時に体が硬直し動く事も口を利く事もできなくなってしまいました。ハリーはダンブルドアの杖が弧を描いて防壁の端を越えて飛んで行くのを見て事態を呑み込みました。この後最悪の結果が待ち構えていました。

セブルス・スネイプがアルバス・ダンブルドアに「死の呪文」を放って殺害したのです。

今日の最後に
スネイプは夏休み中には既にもうドラコ・マルフォイがアルバス・ダンブルドアの殺害を命じられた事を知っていました。ナルシッサ夫人がベラトリックス・レストレンジを伴って自宅に来た際に2人にそう告げたんですよね。

その時スネイプはナルシッサ夫人とドラコを守りヴォルデモートの命令をドラコが実行できなかった時にはスネイプが代わりにすると「破れぬ誓い」を結びました。スネイプはドラコの代わりにダンブルドアを殺害しました。

マルフォイは「必要の部屋」で何かをしている。マルフォイが「必要の部屋」でしていたのは「姿をくらますキャビネット棚」を直す事でした。だからこそ「ボージン・アンド・バークス」で直し方を訊いていたんですよね。

ハリーはついにマルフォイが「必要の部屋」で何をしているのかをダンブルドアが殺害されるその場に至るまで知る事ができませんでした。それはマルフォイが自分がしている事をハリーに知られたくないと願ったからです。

そう願えば「必要の部屋」はそれに応えてくれるんですよね。そのためハリーはマルフォイの使用目的を知るためには「必要の部屋」に入れなかったというわけなんですよね。

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