FC2ブログ
ハリーは17才の誕生日を目前に控えついにプリベット通り4番地と永遠に別れる日を迎えました。魔法省内には偽の情報を流しておいたのでヴォルデモートと死喰い人たちは今日ハリーがプリベット通り4番地を離れる事を知らないはずでした。ところがだったんですよね。(全3項目)

3-1.プリベット通り4番地を後にして
昨年の夏休みハリーはプリベット通り4番地をダンブルドア校長の「付き添い姿くらまし」で離れて「隠れ穴」へと移動しましたがダンブルドアはその際ハリーがもう一度戻る事を許して欲しいとダーズリー一家に言いました。

そのためハリーは17才の誕生日を控えるこの夏休みもプリベット通り4番地に戻って来ましたがそのダンブルドアが亡くなってしまったので当初今年はマッド・アイ・ムーディの「付き添い姿くらまし」で移動するはずでした。

しかしダーズリー一家を迎えに来たディーダラス・ディグルが手筈に若干変更があったとハリーに告げました。今年はハリーのみならずダーズリー一家も不死鳥の騎士団の保護下に入って我が家を離れる事になっていました。

そのダーズリー一家3人とハリーは三者三様の別れをする事になりました。まずバーノン叔父さんは最後の最後まで決して打ち解けず和解もせず握手はしたものの直後に腕を振り出して叔父さんは激しい葛藤と戦ったようです。

ダドリーはハリーに「お前は俺の命を救った」と言ってハリーに歩み寄りダドリーのほうから手を差し出して来て2人は握手しました。ハリーは「驚いたなぁダドリー。吸魂鬼に別な人格を吹き込まれたのか?」と言いました。

そしてバーノン叔父さんとダドリーが出て行った後ペチュニア叔母さんは立ち止って振り返りました。一瞬ハリーはペチュニア叔母さんが自分に何かを言いたいのではないかという不思議な気持ちに襲われたというわけです。

ペチュニア叔母さんは言おうか言うまいか迷っているようでした。しかしやがて頭を上げるとペチュニア叔母さんは夫と息子を追って急いで部屋を出て行ってしまったのでした。こうしてハリー1人だけが残されたんですよね。

ダーズリー一家がいなくなったプリベット通り4番地に13人もの魔法使いと魔女たちが大挙してやって来ました。ハリーは6人がポリジュース薬で自分に成り済ます「7人のハリー・ポッター作戦」で移動すをる事になりました。

マッド・アイ・ムーディの説明によれば魔法省内にはハリーは30日の夜中まではプリベット通り4番地を離れないという偽情報を流しておいたんだそうです。ただしヴォルデモートが日程を間違える事だけを当てにはできない。

万が一のためにこのあたりの空全体を2人の死喰い人にパトロールさせているに違いない。そのためのこの作戦なのだそうです。当然ハリーは絶対に駄目だと言って反対しましたが結局はこの作戦を受け入れたというわけです。

こうして7人のハリー・ポッターがプリベット通り4番地を離れて行ったというわけなんですよね。ところがでした。

3-2.死喰い人たちに取り囲まれて
ハリーはかつてはシリウスの物でハグリッドが1才3ヵ月のハリーをプリベット通り4番地に送り届けたバイクのサイドカーに乗っていました。ところが一行が上空に飛び上がった次の瞬間には取り囲まれていたというわけです。

ヴォルデモートと死喰い人たちはハリーが今日プリベット通り4番地を離れて移動するという事を事前に知っていたのです。少なくとも30人のフードを被った死喰い人の集団がハリーたちを待ち構えていたというわけですよね。

緑色の閃光つまり「死の呪い」があたり一面に煌きました。バイクは逆さまになり元に戻ってホッとしたと思ったら再び「死の呪い」が走って命中しヘドウィグは絶命しました。バイクは急速で前進し囲みを突き破りました。

ヘドウィグはまるでゆいぐるみのように哀れにも鳥籠の底で動かなくなっていました。ハリーは起こった事を理解する事ができませんでした。しかし残念ながらヘドウィグの死をゆっくりと考える余裕などなかったのでした。

同時に他の組の安否を思うと恐ろしくなりハリーは振り返りました。すると一塊の集団が動き回り「死の呪い」が飛び交っていました。その中から箒に乗った2組が抜け出し遠くに飛び去って行ったというわけなんですよね。

しかしハリーには誰の組なのかは分りませんでした。ハリーはエンジンの轟音を凌ぐ大声で「ハグリッド。戻らなきゃ。戻らなきゃ!ハグリッド!戻ってくれ!」と叫びましたがハグリッドはこう言って応じませんでした。

「ハリー俺の仕事はお前さんを無事に届ける事だ!」

4人の死喰い人がハリーとハグリッドを追って包囲網から離れて来ました。排気筒から現れた固いレンガの壁に当たって1人は落ちて行き1人が救出しようとして速度を落としました。追跡をしていたのはこれで2人になりました。

しかし仲間を助けに行ったその1人も再び追いついて来ました。今度は排気筒から白熱した青い炎が噴き出しハリーは死喰い人が炎を避けて旋回し視界から消えて行くのを見ましたが同時にサイドカーが不吉に揺れ始めました。

バイクに結合している金属部分が加速の力で裂けたのです。ハリーが「レパロ!直れ!」と唱えて直そうとしましたが耳を劈く音と共にサイドカーはバイクから完全に分離してハリーは死に物狂いで杖を向けこう叫びました。

「ウインガーディアム・レビオーサ!浮遊せよ!」

サイドカーは何とかまだ浮かんでいました。しかしサイドカーは本格的に落下を始めました。ハグリッドは手でハリーのローブの背中を捕まえて落ちて行くサイドカーから持ち上げハリーはバイクの座席に這い上がりました。

追っ手に向かってハリーは次から次へと「失神呪文」を放ちましたが一番近くにいた死喰い人がそれを避けようとした拍子にフードが滑り落ちました。それが奇妙に無表情なスタン・シャンパイクだったというわけですよね。

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

ハリーはとっさにこう叫びました。

3-3.スタン・シャンパイクに使った事で
もう1人のまだフードを被ったままの死喰い人がバイクのエンジンの轟音をも乗り越える叫び声で「あれだ。あいつがそうだ。あれが本物だ!」と言いました。次の瞬間には追っ手は2人とも退却して視界から消えて行きました。

ハグリッドは大声を響かせて「ハリー何が起こった?連中はどこへ消えた?」と訊いて来ましたがハリーは「分らないよ!」と答えました。ハリーは不安でした。フード姿の死喰い人が「あれが本物だ」と叫んだからでした。

どうして判ったのだろう?ハリーは迫り来る脅威を感じて何とか回転して前向きに座り直すとハグリッドの上着の背中に捕まりハグリッドにドラゴン噴射をもう一度やって早くここから離れようとそう言ったというわけです。

ハグリッドはハリーに「奴らを撒いたと思うぞ。上手くやったぞ!」とそう言いました。しかしハリーはそうは思えませんでした。ハリーのこの危惧は残念ながら杞憂には終わらずヴォルデモートが追いついて来たのでした。

もうお終いだ。ヴォルデモートがどこにいるのか姿も見えず声も聞こえなくなりました。死喰い人が道を開けるのがちらりと見えたその途端に「アバダ」とヴォルデモートが「死の呪い」を唱える声が聞こえて来たのでした。

傷痕の激痛でハリーは目を固く閉じました。その時です。ハリーの杖がまるで巨大な磁石のように勝手にハリーの手を引っ張って行くのを感じました。閉じた瞼の間からハリーは金色の炎が杖から噴き出すのを見たのでした。

バシンという音と共にハリーは怒りの叫びを聞きました。1人残っていた死喰い人が大声を上げヴォルデモートは「しまった!」と叫びました。目を閉じているのに何故かハリーにはドラゴン噴射のボタンが見えたんですよね。

ハリーは杖に引かれていないほうの手を握って拳でボタンを叩きました。バイクはまたしても炎を吹き出して一直線に地上に向かいました。ハリーの背後でヴォルデモートが今度はこのように叫ぶのが聞こえて来たのでした。

「お前の杖だ。セルウィンお前の杖をよこせ!」

ヴォルデモートの姿が見える前にハリーはその存在を感じて横を見ると赤い両眼と目が合いました。きっとこれがこの世の見納めだ。ヴォルデモートは再び自分に「死の呪い」をかけようとしているとハリーは思ったのです。

ところがその時ヴォルデモートの姿が消えました。下を見ると真下の地面にハグリッドが大の字に伸びていました。ハグリッドの上に落ちないようハリーは必死にバイクのハンドルを強く引きブレーキをかけようとしました。

しかし耳を劈き地面を揺るがす衝突音と共にハリーは池に突っ込みました。ただハリーはまたもヴォルデモートの魔の手を逃れ生き永らえました。ヴォルデモートが消えたのは騎士団の保護呪文の範囲内に入ったからでした。

今日の最後に
前年の7月のハリーが16才の誕生日を迎える直前にヴォルデモートは杖職人のオリバンダー翁を拉致しました。そして自分の杖とハリーの杖が同じ不死鳥の尾羽根を芯にしている兄弟杖だという事をようやく知ったんですよね。

そこでヴォルデモートはオリバンダー翁から誰か他の者の杖を借りれば問題は解決すると言われてルシウス・マルフォイ氏に杖を差し出させました。これでヴォルデモートは今度こそハリーを始末できるとそう思ったのです。

ハリーは自分を追っていた死喰い人の1人が「服従の呪文」で操られているスタン・シャンパイクだと知ってとっさに「死なせてはいけない」と思ってスタン・シャンパイクに対して「武装解除の術」を使ったというわけです。

ところがそれで本物のハリーと追っていた死喰い人に見破られてしまいました。ハリーは復活直後のヴォルデモートと対決した時にも死喰い人たちが見守る中「武装解除の術」を使っていたので本物と判ったというわけです。

そのためにハリーはヴォルデモートに追いつかれてしまいハリーは死を覚悟しました。しかしハリーの杖から金色の炎が噴き出してヴォルデモートがルシウス・マルフォイ氏に差し出させた杖は何と破壊されてしまいました。

ハリーが騎士団の保護呪文の範囲内に入ったのでハリーはまたしてもヴォルデモートの魔の手を逃れ生き永らえたというわけなんですよね。
Secret

TrackBackURL
→http://tokimekiboy.blog43.fc2.com/tb.php/2767-98504063