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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

とにもかくにもベラトリックスがスネイプは絶対に信用できないと言い張るのでスネイプはまずはベラトリックスの質問に答える事になりました。本当はスネイプの問いかけだけで十分だったのですがスネイプはベラトリックスの1つ1つの質問に答え始めました。(全3項目)

3-1.もう1人の男
スネイプは「それでどういう用件ですかな?」と言うとベラトリックスとナルシッサの前にある肘掛椅子に腰掛けました。するとナルシッサが小声で「ここには。ここには私たちだけですね?」と確認するように訊きました。

「無論そうです。ああワームテールがいますがね。しかし虫けらは数に入らんでしょうな?」

スネイプはこう答えると背後の壁の本棚に杖を向けました。するとバーンという音と共に隠し扉が勢いよく開いて狭い階段が現れました。そこには小男が立ちすくんでいてスネイプは面倒臭そうにこう言ったというわけです。

「ワームテールお気づきの通りお客様だ」

小男は背中を丸めて階段の最後の数段を下りて部屋に入って来ました。小さく潤んだ目に尖った鼻にそして間の抜けた不愉快なニタニタ笑いを浮かべています。左手で右手をさすっていますがその右手には特徴がありました。

まるで輝く銀色の手袋を嵌めているかのようでした。小男はキーキー声で「ナルシッサ!それにベラトリックス!ご機嫌麗しく」と呼びかけました。スネイプはナルシッサとベラトリックスに向かってこう言ったんですよね。

「ワームテールが飲み物をご用意しますよ。よろしければ。その後こやつは自分の部屋に戻ります」

ワームテールはスネイプに何かを投げつけられたようにたじろぎ「私はあなたの召し使いではない!」とスネイプの目を避けながらキーキーと文句を言いました。そんなワームテールにスネイプはこう言ったというわけです。

「ほう?我輩を補佐するために闇の帝王がお前をここに置いたとばかり思っていたのだが」

これにワームテールは「補佐というならそうです-でも飲み物を出したりとか-あなたの家の掃除とかじゃない!」と反論をしました。こう言うワームテールに対してスネイプはさらりとこう言葉を返したというわけですよね。

「それは知らなかったなワームテール。お前がもっと危険な任務を渇望していたとはね」

3-2.特に今の相手の前では
するとワームテールは「それならた易い事だ。闇の帝王にお話し申し上げてそうしたければ自分でお話しできる」と反論しました。そんなワームテールに対してスネイプはニヤリと笑いながらこう言ったというわけですよね。

「もちろんだとも。しかしその前に飲み物を持って来るんだ。しもべ妖精が造ったワインで結構」

ワームテールは何かを言い返したそうに暫くの間はぐずぐずしていましたがやがて踵を返してもう1つの別の隠し扉へと入って行きました。バタンという音やグラスがぶつかり合う音が聞こえて来ました。まもなくの事でした。

ワームテールは埃っぽい瓶を1本とグラス3個を盆に載せて戻って来ました。ぐらぐらするテーブルにそれらを置くなりワームテールはあたふたとその場を離れて本で覆われている背後の扉をバタンと閉めていなくなりました。

スネイプは血のように赤いワインを3個のグラスに注ぐと姉妹にその2つを手渡しました。ナルシッサは呟くように礼を言いましたがベラトリックスは何も言わず相変わらずスネイプを睨み続けていたというわけなんですよね。

スネイプは意に介する風もなくむしろ面白がっているように見えました。スネイプは「闇の帝王に」と言いグラスを掲げ飲み干しました。ナルシッサとベラトリックスもそれに倣って飲み干しスネイプは二杯目を注ぎました。

二杯目を受け取りながらナルシッサが急き込んで「セブルスこんな風にお訪ねしてすみません。でもお目にかからなければなりませんでした。あなたしか私を助けられる方はいないと思って」と言いました。ところがでした。

スネイプは手を上げてナルシッサを制し再び杖を階段の隠し扉へと向けました。バーンと大きな音と共に悲鳴が聞こえて来てワームテールが慌てて階段を駆け上がる音がしました。この事をスネイプはこう説明したのでした。

「失礼。奴は最近扉の所で聞き耳を立てるのが趣味になったらしい。どういうつもりなのか我輩には分りませんがね。ナルシッサ何をおっしゃりかけていたのでしたかな?」

ナルシッサは身を震わせて大きく息を吸うともう一度話し始めて「セブルスここに来てはいけない事は判っていますわ。誰にも何も言うなと言われています」と言いました。ところがナルシッサが「でも」と言った時でした。

「それなら黙ってるべきだろう!特に今の相手の前では!」

ベラトリックスがこう凄みスネイプは「今の相手?」と皮肉たっぷりに繰り返しました。それから「それでベラトリックスそれはどう解釈すればよいのかね?」と訊いてベラトリックスはこう答えたというわけなんですよね。

「お前を信用していないって事さスネイプお前もよく知っての通り!」

ナルシッサは啜り泣くような声を漏らし両手で顔を覆いました。スネイプはグラスをテーブルに置いて椅子に深く座り直すと両手を肘掛けに置き睨みつけているベラトリックスに笑いかけナルシッサにこう言ったんですよね。

「ベラトリックスが言いたくてうずうずしている事を聞いたほうがよろしいようですな。さすれば何度もこちらの話を中断される煩わしさもないだろう」

そしてスネイプが「さあベラトリックス続けたまえ。我輩を信用しないというのはいかなる理由かね?」と言うとベラトリックスは「理由は山ほどある!」と言ってソファの後ろからずかずかと進み出て来たというわけです。

そしてテーブルの上にグラスを叩きつけるとスネイプを信用できない理由の列挙を始めたというわけなんですよね。

3-3.ベラトリックスの問いに対して
ベラトリックスは「どこから始めようか!」と口火を切ると言い始めました。第1に闇の帝王が倒れた時にお前はどこにいた?それから第2には闇の帝王が消え去った時にどうして一度も探そうとしなかった?という疑問でした。

第3にはダンブルドアの懐で暮らしていたこの歳月お前は一体何をしていた?で第4には闇の帝王が「賢者の石」を手に入れようとした時お前はどうして邪魔をした?でベラトリックスの追及は延々と続いたというわけですね。

第5は闇の帝王が蘇った時にお前は何故すぐに戻らなかった?で第6には数週間前に闇の帝王のために予言を取り戻そうと我々が戦っていた時にお前はどこにいた?でそして第7が最後の質問でベラトリックスはこう言いました。

「ハリー・ポッターは何故まだ生きているのだ?5年間もお前の手中にあったというのに」

こうして7項目に渡ってスネイプに対する疑問を言い終えるとベラトリックスは胸を激しく波打たせ頬には血を上がらせていました。その背後でナルシッサはまだ両手で顔を覆ったまま身動きもせず座っていたというわけです。

スネイプは笑みを浮かべベラトリックスに「これから答えるとも」と言いました。我輩の言葉を陰口を叩いて我輩が闇の帝王を裏切っているなどとでっち上げ話をする連中に持ち帰るがよいとスネイプはそう言ったのでした。

そしてスネイプは答える前に逆に1つ質問するとしようと言いました。君の質問のどれ1つを取ってみても闇の帝王が我輩に質問しなかったものがあると思うかね?それに対して満足ができる答えをもしもしていなかったら?

我輩は今こうしてここに座り君と話をしていられると思うかね?スネイプがこう訊くとベラトリックスはたじろぎ「あの方がお前を信じておられるのは知っている」と答えベラトリックスが「しかし」と言ったその時でした。

「あの方が間違っていると思うのか?それとも我輩が上手く騙したとでも?不世出の開心術の達人である最も偉大なる魔法使い闇の帝王に一杯食わせたとでも?」

ベラトリックスは何も言いませんでした。しかし初めてぐらついた様子を見せました。スネイプはそれ以上追及しませんでした。再びグラスを取り上げ一口飲むと言葉を続けてベラトリックスの質問に改めて答えたのでした。

闇の帝王が倒れた時我輩がどこにいたかと訊いた。スネイプはあの方に命じられた場所すなわちホグワーツ魔法魔術学校にいた。何故なら我輩がアルバス・ダンブルドアをスパイする事をあの方がお望みだったと答えました。

「闇の帝王の命令で我輩があの職に就いた事はご承知だと拝察するが?」

スネイプがこう問いかけるとベラトリックスはほとんど見えないほど僅かに頷きました。そして口を開こうとしましたがスネイプが機先を制しました。そしてあの方が消え去った時何故探さなかったのかの理由を言いました。

それは他の者と同じだ。エイブリーにヤックスリーにカローたちにグレイバックにそしてルシウス。最後に夫のルシウス氏の名前を挙げるとスネイプはナルシッサに軽く頭を下げました。要するにそういう事というわけです。

その他にもあの方をお探ししようとしなかった者は多数いる。スネイプはあの方はもう滅したと思った。自慢できる事ではないし我輩は間違っていたと言いました。しかし同時に今更詮ない事だとスネイプは言ったのでした。

何故ならばあの時に信念を失った者たちをあの方がお許しになっていなかったらあの方の配下はほとんど残っていなかっただろうとスネイプはそう言ったのでした。するとベラトリックスが熱っぽくもこう言ったんですよね。

「私が残った!あの方のために何年もアズカバンで過ごしたこの私が!」

スネイプは気のない声で「なるほど。見上げたものだ」と言ったのでした。

今日の最後に
スネイプはベラトリックスの7つもの質問に答えるその前に逆に1つ質問しました。質問のどれ1つを取ってみても闇の帝王が我輩にしなかった質問があるのか?それに満足ができる答えができなかったら我輩はどうしている?

我輩は今こうしてここに座りベラトリックスと話をしてなどいない。つまりは既にもうヴォルデモートに殺害されているというわけですよね。つまり今ここにこうして座り生きているという事だけで十分というわけですよね。

「あの方が間違っていると思うのか?それとも我輩が上手く騙したとでも?不世出の開心術の達人である最も偉大なる魔法使い闇の帝王に一杯食わせたとでも?」

スネイプがこう言うとベラトリックスは何も言わず初めてぐらついた様子を見せました。スネイプはこれ以上は追及しませんでした。それはもはやベラトリックスがスネイプに返す言葉を失っていたのを察したんでしょうね。

それでもスネイプはベラトリックスの1つ1つの質問に答え始めました。それはベラトリックス以外の自分に疑念を持っている連中をも納得させるためだと私はそう思いますね。

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