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「たまたまではあるが我輩はあの方の計画を知っている」スネイプがこう言って満足気な表情だったベラトリックスは一瞬の後に再び顔を怒りの表情に戻す羽目になりました。ナルシッサはそれを聞いて少しだけ息遣いを楽にする事ができましたが・・・(全3項目)

3-1.知っていると聞かされて
「たまたまではあるが我輩はあの方の計画を知っている」スネイプはこう言うと続けて「闇の帝王が打ち明けた数少ない者の1人なのだ」と言ったその後ナルシッサに向かってこのように言って暗に咎めたというわけですよね。

「それはそうだがナルシッサ我輩が秘密を知る者でなかったならあなたは闇の帝王に対する重大な裏切りの罪を犯す事になったのですぞ」

ナルシッサは「あなたはきっと知っていると思っていましたわ!」と言い少しだけ息遣いを楽にしました。さらに続けてナルシッサは「あの方はセブルスあなたの事をとてもご信頼で」とそう言ったというわけなんですよね。

一方ベラトリックスは一瞬浮かべた満足気な表情を怒りに変えると「お前が計画を知っている?お前が知っている?」と訊きスネイプは「いかにも」と答えてナルシッサに対して助ける事などできないとこう言ったのでした。

「しかしナルシッサ我輩にどう助けて欲しいのかな?闇の帝王のお気持ちが変わるよう我輩が説得できると思っているなら気の毒だが望みはない。全くない」

ナルシッサは囁くように「セブルス」と言い蒼白い頬を涙が滑り落ちました。そして「私の息子。たった1人の息子」と言いました。ところがベラトリックスはそんなナルシッサに対し非情にもこう言い放ったというわけです。

「ドラコは誇りに思うべきだ。闇の帝王はあの子に大きな名誉をお与えになった」

さらにベラトリックスは「それにドラコのためにはっきり言っておきたいが」と前置きをした上であの子は任務に尻込みなどしていない。自分の力を証明するチャンスを喜び期待に心を躍らせているとそう言ったんですよね。

ナルシッサはすがるようにスネイプを見詰めたまま今度は本当に泣き出したというわけなんですよね。

3-2.説得して欲しいと訴えても
ナルシッサはドラコが闇の帝王に名誉を与えられ期待に心を躍らせているとしてもそれはあの子が16才で何が待ち受けているのかを知らないからだと言うのです。ナルシッサはスネイプにこう訴えたというわけなんですよね。

「どうしてなの?どうして私の息子が?危険過ぎるわ!これはルシウスが間違いを犯した事への報復なんだわええそうなのよ!」

スネイプは何も言わず涙が見苦しいものでもあるかのようにナルシッサの泣き顔から目を背けていました。しかし聞こえないふりはできなかったというわけですね。ナルシッサはこう言ってスネイプに詰め寄ったんですよね。

「だからあの方はドラコを選んだのよ。そうでしょう?ルシウスを罰するためでしょう?」

ナルシッサから目を背けたままでスネイプは「ドラコが成功すれば他の誰よりも高い栄誉を得るだろう」と答えました。しかしナルシッサは「でもあの子は成功しないわ!あの子にどうしてできましょう?」と反論しました。

ナルシッサが「闇の帝王ご自身でさえ」と言うとベラトリックスが息を呑んだためナルシッサはそれで気が挫けたようでした。そこでナルシッサは誰もまだ成功した事がないのだから闇の帝王を説得して欲しいと訴えました。

スネイプは初めからそして今でもドラコの好きな先生だしルシウス氏の昔からの友人で闇の帝王のお気に入りで相談役として一番信用されているのだからあの方にお話しして説得をして欲しいとナルシッサは訴えたのでした。

「闇の帝王は説得される方ではない。それに我輩も説得しようとするほど愚かではない」

スネイプはすげなくこう言いさらに我輩としては闇の帝王がルシウスにご立腹ではないなどと取り繕う事はできないと言いました。ルシウス氏は指揮を執るはずだったのに自分自身ばかりか他に何人も捕まってしまいました。

おまけに予言を取り戻す事にも失敗をした。だから闇の帝王は非常にお怒りだとスネイプはナルシッサに言ったのでした。ナルシッサはそれじゃ思った通りだわ。あの方は見せしめのためにドラコを選んだと言ったのでした。

そう言うとナルシッサは声を詰まらせ闇の帝王はあの子を成功させるおつもりはなく途中で殺害される事がお望みなのよと言いました。スネイプが黙っているとナルシッサは最後に残っていた僅かな自制心も失ったようです。

立ち上がってよろよろとスネイプに近づきローブの胸元を掴むと顔をスネイプの顔に近づけ涙をスネイプの胸元にこぼしながらナルシッサは喘ぎました。そしてスネイプならドラコの代わりにできると訴えたというわけです。

するとスネイプは「あの方は最後には我輩にやらせるおつもりだ」とナルシッサに言いました。しかしまず最初にドラコにやらせると固く決めていらっしゃると言いました。しかし成功するのは有り得ないと認めたのでした。

しかしドラコが成功した暁には我輩はもう少しホグワーツに留まってスパイとしての有用な役割を遂行できるとスネイプは言いました。ナルシッサはそれじゃあの方はドラコが殺害されても構わないのかと言ったんですよね。

「闇の帝王は非常にお怒りだ。あの方は予言を聞けなかった。あなたも我輩同様よくご存知の事だがあの方は安々とはお許しにならない」

スネイプは静かにこう言いベラトリックスは情け容赦なくナルシッサは誇りに思うべきだ。自分に息子があれば闇の帝王のお役に立つよう喜んで差し出すだろうと言いました。スネイプはナルシッサを無理やり立たせました。

それからソファに座らせてグラスにワインを注ぐとこれを飲んで我輩の言う事を聞くんだと言いました。ナルシッサは少し静かになりワインをこぼしながら震える手で一口飲みました。するとスネイプはこう言ったのでした。

「可能性だが。我輩がドラコを手助けできるかもしれん」

3-3.ナルシッサの申し入れ
ナルシッサは体を起こして目を見開くと「セブルス-ああセブルス-あなたがあの子を助けてくださる?あの子を見守って危害が及ばないようにしてくださる?」と言いスネイプは「やってみる事はできる」と答えたのでした。

「あなたがあの子を護ってくださるのなら-セブルス誓ってくださる?破れぬ誓いを結んでくださる?」

「破れぬ誓い?」と訊き返すスネイプの顔は無表情でした。ベラトリックスは新たな攻撃材料ができたとばかりに勝ち誇ったように高笑いしました。そしてナルシッサにこいつは確かにやってみるだろうよと言ったのでした。

いつもの虚しい言葉だ。行動を起こす時になると上手くすり抜ける。もちろん闇の帝王の命令だろう。スネイプはこう皮肉を言うベラトリックスを見ませんでした。そしてベラトリックスが驚愕し唖然とする事を言いました。

「いかにもナルシッサ破れぬ誓いを結ぼう。姉君が結び手になる事にご同意くださるだろう」

驚きのあまりベラトリックスは口を大きく開けていました。スネイプはナルシッサと向かい合ってひざまずくように座りました。スネイプとナルシッサは右手を握り合ってスネイプが冷たくベラトリックスにこう言いました。

「ベラトリックス杖が必要だ」

ベラトリックスは杖を取り出しましたがまだ唖然としていました。スネイプは「それにもっとそばに来る必要がある」と言いベラトリックスは前に進み出てスネイプとナルシッサの頭上に立ち両手の上に杖の先を置きました。

ナルシッサが「セブルスあなたは闇の帝王の望みを叶えようとする私の息子ドラコを見守ってくださいますか?」と言いスネイプは「そうしよう」と答え眩しい炎が細い舌のように杖から飛び出し手の周りに巻きつきました。

「そしてあなたは息子に危害が及ばぬよう力の限り護ってくださいますか?」

次にナルシッサはこう言いスネイプは再び「そうしよう」と答えました。灼熱の赤い紐のように巻きついた最初の炎に2つ目の炎の舌が杖から噴き出して絡み合い輝く細い鎖を形作りました。それからこれが最後の言葉でした。

「そしてもし必要になれば。ドラコが失敗しそうな場合は。闇の帝王がドラコに遂行を命じた行為をあなたが実行してくださいますか?」

ナルシッサが囁くようにこう言うとスネイプの手がナルシッサの手の中でピクリと動いたものの手を引っ込めはせず一瞬の沈黙の後にスネイプは「そうしよう」と答えました。こうして「破れぬ誓い」は結ばれたんですよね。

今日の最後に
スネイプもナルシッサが我が家を訪ねて来た時点で闇の帝王がドラコに命じた任務の事で来たのだと瞬時に判ったんでしょうね。それからナルシッサが闇の帝王を説得して欲しいと懇願して来る事も判っていたんでしょうね。

スネイプがベラトリックスからされた質問の1つ1つに懇切丁寧に答えていたのはナルシッサが闇の帝王を説得して欲しいと訴えて来るのが判り切っていたので少しでも先に伸ばしたいというそういう側面もあったんでしょう。

闇の帝王を説得するなんて事は到底不可能なんだがナルシッサにその事を言えばナルシッサがどういう反応を示すのか?いやむしろいくらそう言ってもナルシッサは闇の帝王を説得して欲しいとそう訴えて来る懸念があった。

涙ながらに闇の帝王を説得して欲しいと訴えて来るナルシッサからスネイプは目を背けていました。きっとスネイプは心配そして懸念していた事態がついについに目の前で起きてしまったという心境だったと私は思いますね。

でも何とか事は収まりスネイプはナルシッサに請われて破ると死んでしまう「破れぬ誓い」を結んだというわけなんですよね。
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