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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

母ナルシッサは息子のドラコの事でスピナーズ・エンドのスネイプの自宅を訪れスネイプに「破れぬ誓い」を結ばせました。そしてまさに親の心を子供は知らないとはこの事で息子のドラコはダイアゴン横丁で母ナルシッサ
を撒いたかと思うと・・・(全3項目)

3-1.ダイアゴン横丁にて
こうして闇の帝王ことヴォルデモートが息子ドラコに命じた任務の事でナルシッサはスピナーズ・エンドのスネイプの自宅を訪れナルシッサが申し出てスネイプは「破れぬ誓い」を結びました。そしてだったというわけです。

そんなナルシッサ・ドラコ母子とハリーにロンとハーマイオニーの3人は8月になって最初の週末の土曜日に学用品などを買いにダイアゴン横丁に行った際マダム・マルキンの洋装店で偶然にも出くわす事になったんですよね。

そんなドラコ・マルフォイが1人でフレッドとジョージの経営するウィーズリー・ウィザード・ウィーズの前を通り過ぎて行くのをハリーたちが見たのもまた偶然でした。ハリーはこう言うと眉をひそめたというわけですよね。

「あいつの母上はどこへ行ったんだろう?」

ロンが「どうやら撒いたらしいな」と答えてハーマイオニーは「でもどうして?」と訊いてハリーは考えるのに必死で何も言いませんでした。ナルシッサ・マルフォイは大事な息子からそう簡単に目を離したりしないはずだ。

マルフォイは固いガードから脱出するためには相当頑張らなければならなかったはずだ。ハリーは素早く周りを見るとロンとハーマイオニーに「ここに入って早く」と言いバックパックから「透明マント」を取り出しました。

ハーマイオニーは「あ-私どうしようかしらハリー」と言うと心配そうにウィーズリーおばさんを見ました。するとロンが「来いよ!さあ!」と呼びました。ハーマイオニーはもう一度躊躇しましたが結局マントに入りました。

幸いハリーたち3人が消えた事には誰も気づきませんでした。ハリーたちはできるだけ急いで混み合った店内をすり抜け外に出ました。しかし通りに出た時には既にもうマルフォイの姿はなくハリーは低い声でこう言いました。

「こっちの方向に行った。行こう」

3-2.ドラコ・マルフォイを見つけたのは?
ハリーたち3人は左右に目を走らせながら急ぎ足で店のショーウインドウや扉の前を通り過ぎました。やがてハーマイオニーが行く手を指差して小声で「あれそうじゃない?左に曲がった人」と言ったというわけなんですよね。

ロンも小声で「びっくりしたなぁ」と言いました。マルフォイがあたりを見回してから素早く入り込んだ先が「夜の闇横丁」だったからです。ハリーが「早く。見失っちゃうよ」と足を速めたのでマントがひらひらしました。

ハーマイオニーが心配して「足が見えちゃうわ!」と言いました。近頃では3人揃ってマントに隠れるのは相当難しくなっていました。ハリーは苛立ちながら「構わないから。とにかく急いで!」とそう言ったというわけです。

しかし闇の魔術専門の「夜の闇横丁」は全く人の気配がないように見えました。通りがかりに窓から覗いても客の影はどの店にも全く見えません。その原因はヴォルデモートの復活が公になったからに他ならないんでしょう。

危険で疑心暗鬼のこんな時期に少なくとも闇の魔術に関する物を買うのを見られるのは自ら正体を明かすようなものなのだろうとハリーは思いました。するとハーマイオニーがハリーの肘を強くつねってこう耳打ちしました。

「シーッ!あそこにいるわ」

ハーマイオニーが「シーッ!」と言ったのはつねられて思わずハリーが「イタッ!」と言ってしまったからです。ハリーたちは「夜の闇横丁」でハリーが唯一来た事のある「ボージン・アンド・バークス」の前にいたのでした。

邪悪な物を手広く扱う店です。髑髏や古い瓶類のショーケースの間にハリーたちに背を向けてドラコ・マルフォイが立っていました。ハリーが4年前にルシウス・ドラコ父子を避けて隠れたキャビネット棚の向こう側にいます。

黒い大きなキャビネット棚の向こう側にようやく見える程度の姿です。手の動きから察するにマルフォイはさかんに話をしているようです。猫背で脂っこい髪の店主のボージン氏がマルフォイと向き合って対応していました。

憤りと恐れの入り交じった奇妙な表情でした。ハーマイオニーが「あの人たちの言ってる事が聞こえればいいのに!」と言うとロンが興奮して「聞こえるさ!」と言いました。ロンが幸いな事に「伸び耳」を持っていました。

ハーマイオニーは店の扉に「邪魔よけ呪文」がかかっていないかと心配をしました。しかしロンが大喜びで「かかってない!聞けよ!」と言いました。ハリーたちは頭を寄せ合って紐の端にじっと耳を傾けたというわけです。

するとまるでラジオをつけたかのようにはっきりと大きな音でマルフォイの声が聞こえ「直し方を知っているのか?」と訊いてボージン氏が「かもしれません」と答えるのが聞こえて来てボージン氏はさらにこう言いました。

「拝見いたしませんと何とも。店のほうにお持ちいただけませんか?」

ボージン氏の声にはあまり関わりたくないという雰囲気がありマルフォイは「できない。動かすわけにはいかない。どうやるのかを教えて欲しいだけだ」と言いました。ボージン氏は神経質に唇を舐めてこう言ったのでした。

「さあ拝見しませんと何しろ大変難しい仕事でしてもしかしたら不可能かと。何もお約束はできない次第で」

3-3.満足気に意気揚々と
マルフォイは「そうかな?もしかしたらこれでもう少し自信が持てるようになるだろう」と言ってボージン氏に近寄りました。ハリーは「そうかな?」のその言い方だけでマルフォイがせせら笑っているのが判ったのでした。

マルフォイがボージン氏に近寄ったのでキャビネット棚に隠されてその姿が見えなくなりました。ハリーたちは蟹歩きをしてマルフォイの姿を捉えようとしましたが見えたのはボージン氏の恐怖の表情だけだったんですよね。

「誰かに話してみろ。痛い目に遭うぞ。フェンリール・グレイバックを知っているな?僕の家族と親しい。時々ここに寄ってお前がこの問題に十分に取り組んでいるかどうかを確かめるぞ」

マルフォイはこう言いボージン氏は「そんな必要はありません」と言おうとしましたがマルフォイはその言葉の途中で「それは僕が決める」と言いました。そしてボージン氏に向かってこのように言ったというわけですよね。

「さあもう行かなければ。それでこっちを安全に保管するのを忘れるな。あれは僕が必要になる」

ボージン氏は「今お持ちになってはいかがです?」と言いました。するとマルフォイは「そんな事はしないに決まっているだろう。馬鹿めが」と言いました。そして今は持って行かない理由をこう説明したというわけですね。

「そんな物を持って通りを歩いたらどういう目で見られると思うんだ?とにかく売るな」

ボージン氏は「もちろんですとも。若様」と応えるとハリーが以前に見たルシウス氏に対するのと同じぐらい深々とお辞儀をしました。マルフォイは「誰にも言うなよボージン。母上も含めてだ。判ったか?」と言いました。

ボージン氏は再びお辞儀をしながら呟くように「もちろんです。もちろんです」と言い次の瞬間には扉の鈴が大きな音を立ててマルフォイが満足気に意気揚々と店から出て来てボージン氏は凍りついたように立っていました。

ねっとりした笑いが消えて心配そうな表情でした。

今日の最後に
ドラコ・マルフォイがヴォルデモートに任務を命じられた件についてベラトリックス・レストレンジはドラコは尻込みなどしておらず自分の力を証明するチャンスを喜び期待に心を躍らせているとそう言ったというわけです。

しかし母ナルシッサはそれはまだ息子のドラコがまだ16才で何が待ち受けているのかを知らないからだとそう反論しました。やはりナルシッサのほうが先々これからドラコを待ち受ける困難をよく知っていたというわけです。

確かに「夜の闇横丁」の「ボージン・アンド・バークス」でハリーたち3人が見たドラコ・マルフォイは大変元気で満足気な表情で意気揚々と店から出て来ました。でもその元気さは思い上がり以外の何物でもありませんよね。

やはり母親のナルシッサのほうが息子ドラコを待ち受ける困難をよく判っていたというわけです。ここでも息子ドラコは到底上手く行くはずのない策略をできるとそう思い店主のボージン氏にあれこれと指示をしていました。

しかしドラコがそれに気づくのはまだまだ先というわけなんですよね。

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