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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ロンにハーマイオニーが合流した直後にハリーは招待状が届いて今年度からホグワーツの教壇に復帰する事になったホラス・スラグホーンのコンパートメントに行く事となりました。そこに同学年のスリザリン生のブレーズ・ザビニがいてハリーは思いついた事を行動に移したのですが・・・(全3項目)

3-1.マルフォイのいるコンパートメントに
こうしてネビルにルーナと共にコンパートメントを見つけたハリーだったのですがホラス・スラグホーンから招待状が届いたためロンとハーマイオニーとは合流したその直後にそのコンパートメントを離れる事となりました。

ダンブルドアが一緒だったものの事実上ハリーが説得をして今年度ホグワーツの教壇に復帰する事になったスラグホーンのコンパートメントにはハリーと同学年でスリザリン生のブレーズ・ザビニもいたというわけですよね。

それがハリーにその考えを思いつかせました。ハリーは持って行った「透明マント」を使ってドラコ・マルフォイがいるコンパートメントへの潜入を試みたのでした。マルフォイの企みが判るかもしれないと思ったからです。

ロンからマルフォイが監督生の仕事をしておらず他のスリザリン生と一緒にコンパートメントに座っているだけと聞かされた事もハリーがそういう行動を起こす動機になったのです。ハリーの試みは何とか上手く行きました。

ハリーは扉を掴んで力一杯押し開けるとコンパートメントに飛び込み空席になっていたブレーズ・ザビニの席に飛び上がり荷物棚によじ登ったのでした。マルフォイはブレーズ・ザビニにこう訊いたというわけなんですよね。

「それでザビニ。スラグホーンは何が狙いだったんだ?」

この問いにブレーズ・ザビニは「いいコネを持っている連中に取り入ろうとしただけさ。大勢見つかったわけではないけどね」とそう答えました。ブレーズ・ザビニの返答を聞いてマルフォイは何だか面白くない様子でした。

マルフォイが「スラグホーンは多分僕がこの汽車に乗っている事を聞いていなかったのだろう。そうでなければ」と言った時でした。ブレーズ・ザビニが「僕なら招待されようなんて期待は持たないだろうな」と言いました。

するとハリーが期待していた話が始まったのです。

3-2.そんな事は重要ではなくなる?
何でもスラグホーンのコンパートメントに一番早く到着したのはブレーズ・ザビニだったんだそうです。その時スラグホーンからノットの父親の事を訊かれたのだそうです。ノットとスラグホーンは旧知の仲だったそうです。

ところがブレーズ・ザビニがそのノットは魔法省で逮捕されたと言ったらスラグホーンはあまりいい顔をしなかった。ノットも招かれていませんでした。だからスラグホーンは死喰い人にはあまり関心がないというわけです。

それを聞いてマルフォイは立腹した様子でしたが無理に妙に白けた笑い方をして「まああいつが何に関心があろうと知ったこっちゃない。結局の所あいつが何だって言うんだ?たかが間抜けな教師じゃないか」と言いました。

「つまり来年僕はホグワーツになんかいないかも知れないのに薹(とう)の立った太っちょの老いぼれが僕の事を好きだろうと何だろうとどうでもいい事だろう?」

マルフォイはこれ見よがしの欠伸をするとこう言いました。ハリーが期待していた話をマルフォイが始めたのです。するとパンジー・パーキンソンが毛づくろいをしていた手を途端に止めて憤慨したようにこう詰問しました。

「来年はホグワーツにいないかも知れないってどういうこと?」

マルフォイは僅かにニヒルな笑いを浮かべて「まあ先の事は分らないだろう?僕は-あー-もっと次元の高い大きな事をしているかもしれない」と答えました。聞いたハリーは心臓の鼓動が早くなるのを感じたというわけです。

「ボージン・アンド・バークス」でのボージン氏との会話を聞いた翌日からロンとハーマイオニーはマルフォイの事は無関心になってしまい真剣に考えたのはハリーだけだったのでこれを聞いてどう考えるかと思ったのです。

クラッブとゴイルは呆然としてマルフォイを見詰めていてマルフォイの言う所の次元の高い大きな事が一体全体
どういう計画なのかさっぱり見当がつかないようでした。それはブレーズ・ザビニでさえそうだったんですよね。

ブレーズ・ザビニは高慢な風貌が損なわれるほどあからさまな好奇心を覗かせていました。パンジー・パーキンソンは言葉を失ったように再びマルフォイの髪をのろのろと撫で始めましたがマルフォイにこう訊いたのでした。

「もしかして-あの人のこと?」

マルフォイは肩をすくめて母上は自分が卒業する事を望んでいるが自分としてはこの頃はそれがあまり重要だとは思えないと答えました。その理由は闇の帝王がこの魔法界を支配なさる時は重要ではなくなるからだそうです。

O.W.L(ふくろう)やN.E.W.T(いもり)で何科目が合格したかなんて「あの人」が気になさるのかとマルフォイは言うのです。もちろんそんな事は問題じゃなく「あの人」のためにどのように奉仕できるのかが問題になって来る。

どのような献身ぶりを示して来たかだけが重要だとマルフォイは言いするとブレーズ・ザビニが容赦なく「それで君があの人のために何かできると思っているのか?16才でしかもまだ完全な資格もないのに?」と訊きました。

「たった今言わなかったか?あの人は多分僕に資格があるかどうかなんて気になさらない。僕にさせたい仕事は多分資格なんて必要ないものかもしれない」

マルフォイは静かにこう答えました。クラッブとゴイルは2人とも口を開けて聞いていました。パンジー・パーキンソンは「こんなに神々しいものは見た事がない」という顔でマルフォイの事をじっと見下ろしていたのでした。

「ホグワーツが見える。ローブを着たほうがいい」

自分が作り出した効果をじっくり味わいながらマルフォイは暗くなった車窓を指差してこう言ったというわけです。

3-3.気がついていた
ハリーはマルフォイを見詰めるのに気を取られゴイルがトランクに手を伸ばしたのに気づきませんでした。ゴイルがトランクを振り回して棚から下ろす拍子に頭の横に当たってハリーは思わず声を漏らしてしまったのでした。

マルフォイは顔をしかめて荷物棚を見上げました。ハリーはマルフォイが怖いわけではありませんでしたが仲の良くないスリザリン生に「透明マント」に隠れている所を見つかってしまうのは気に入らないと思ったのでした。

マルフォイは結局空耳だったと思い直したようだ。ハリーはそう思いほっとしましたが実は荷物棚に誰かいると気づいていたのです。マルフォイは手を握って欲しそうに手を伸ばすパンジー・パーキンソンにこう言いました。

「先に行け。ちょっと調べたい事がある」

パンジー・パーキンソンがいなくなってコンパートメントはハリーとマルフォイだけになりました。マルフォイは扉の所に行くとブラインドを下して通路側から見えないようにしました。ハリーは荷物棚から覗き込みました。

心臓の鼓動が少し早くなりました。パンジー・パーキンソンからマルフォイが隠したい物は何だろうとハリーは思いました。修理がそれほど大切という謎のあの品物が見えるのだろうかとハリーはそう思ったというわけです。

「ペトリフィカス・トタルス!石になれ!」

マルフォイが不意を衝いてハリーに杖を向けるとこう唱えてハリーは瞬時に金縛りになりました。ハリーは荷物棚から転げ落ちて床を震わせるほどの痛々しい衝撃と共にマルフォイの足下へと落下をしたというわけですよね。

マルフォイはハリーの顔を血が飛び散るほどに思いっ切り踏みつけるとハリーが見つからないように「透明マント」を被せて去って行ったのでした。

今日の最後に
ベラトリックス・レストレンジはドラコは闇の帝王に任務を与えられても尻込みなどしていない。自分の力を証明するチャンスを喜び期待に心を躍らせていると言いました。ここでのマルフォイの言動はまさにそうですよね。

来年自分はホグワーツになんかいないかもしれないとかもっと次元の高い大きな事をしているかもしれないとかとてつもない大口を叩いてハリーは心臓の鼓動が早くなりロンにハーマイオニーはどう言うだろうと思いました。

しかしこれが実はマルフォイの絶頂期だったというわけです。例のあの「ボージン・アンド・バークス」で店主のボージン氏に「直し方を知っているのか?」と訊いていた物の修理が全くできず辛酸を舐める事になるのです。

そのためロンに「よく考えてみりゃあれは上手い襲い方じゃなかったよほんと。呪いは城まで辿り着く事さえできなかった。成功間違いなしって奴じゃないな」と言わしめるほど無謀な策に打って出る事になったんですよね。

ハーマイオニーも「その通りよ。熟慮の策とはとても言えないわね」とロンのその意見に同意したというわけなんですよね。

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