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魔法省の魔法法執行部に勤めるオグデン氏がやって来たのはゴーントの家でした。その理由は息子のモーフィンが昨夜半過ぎにマグルの面前で魔法をかけたと信じるに足る根拠があったからでした。すると家の中に入って行くとそこにはもう1人女性がいて・・・(全3項目)

3-1.来たのはゴーントの家
年老いた男はモーフィンと呼んだ男の傍らで立ち止まると「魔法省だと?」と訊いてオグデン氏は顔を拭いながら怒ったように「その通り!それであなたは要するにゴーントさんですね?」と言ったというわけなんですよね。

オグデン氏の問いに年老いた男は「そうだ」と答え「こいつに顔をやられたか?」と訊きました。オグデン氏が噛みつくように「ええそうです!」と答えるとゴーントは喧嘩をふっかけるかのようにしてこう言ったのでした。

「前触れなしに来るからだ。そうだろうが?ここは個人の家だ。ずかずか入って来れば息子が自己防衛するのは当然だ」

無様な格好で立ち上がりながらオグデン氏が「何に対する防衛だと言うんです?え?」と訊くとゴーントはお節介に侵入者とマグルさらには穢れた奴らだと答えました。ここでオグデン氏は杖を自分の鼻へと向けたのでした。

大量に流れ出ていた黄色い膿のような物が即座に止まりました。ゴーントはほとんど唇を動かさずに口の端でモーフィンに蛇語で「家の中に入れ。口答えするな」とそう言いました。今度はハリーは注意して聞いていました。

そのため蛇語を聞き取る事ができました。言葉の意味が理解できただけではなくオグデン氏の耳に聞こえたであろう「シューシュー」という気味の悪い音も聞き分ける事ができました。モーフィンは口答えをしかかりました。

しかし父親の脅すような目つきに会うと思い直したように奇妙に横揺れする歩き方でドシンドシンと小屋の中へと入って行きました。燕尾服の前にまだ残っていた膿を拭き取りながらオグデン氏はゴーントにこう言いました。

「ゴーントさん私はあなたの息子さんに会いに来たんです。あれがモーフィンですね?」

3-2.家の中に入って行くと
オグデン氏の問いにゴーントは「ふん。あれがモーフィンだ」と素気なく答えて突然食ってかかるように「お前は純血か?」と訊きました。その問いにオグデン氏は「どっちでもいい事です」と冷たく答えたというわけです。

それを聞いてハリーはオグデン氏への尊敬の気持ちが高まるのを感じました。一方ゴーントのほうは明らかに違う気持ちになったようで目を細めてオグデン氏の顔を見ながら嫌味がたっぷりの挑発口調でこう呟いたのでした。

「そう言えばお前みたいな鼻を村でよく見かけたな」

これにオグデン氏は「そうでしょうとも。息子さんが連中にしたい放題をしていたのでしたら」と言葉を返して「よろしければこの話は中で続けませんか?」と言うとゴーントは「中で?」と訊いたというわけなんですよね。

「そうです。ゴーントさん。もう申し上げましたが私はモーフィンの事で伺ったのです。ふくろうを送り」

最後にオグデン氏が「ふくろうを送り」と言うとゴーントは「俺にはふくろうなど役に立たん。手紙は開けない」と言いました。ゴーントのその言葉を聞いてオグデン氏はゴーントに向かってぴしゃりとこう言ったのでした。

「それでは訪問の前触れなしだったなどと文句は言えないですな。私が伺ったのは今早朝ここで魔法法の重大な違反が起こったためで」

するとゴーントは「判った判った判った。さあ家に入りやがれ。どうせクソの役にも立たんぞ!」と喚いてゴーントとオグデン氏は家の中に入ったのでした。入った家にはどうやら小さい部屋が3つあるようだったんですよね。

台所と居間を兼ねた部屋が中心でそこに出入りする扉が2つあります。モーフィンは燻(くすぶ)っている暖炉のそばの汚い肘掛椅子に座り生きたクサリヘビを太い指に絡ませその蛇に向かって蛇語で小さく口ずさんでいました。

♪シューシューと可愛い蛇よ
クーネクーネと床に這え
モーフィン様の機嫌取れ
戸口に釘づけされぬよう


玄関の戸口には蛇の死骸が釘づけになっていました。モーフィンはそうされぬようにと歌っていたのでした。そして開いた窓のそばの部屋の隅のほうからあたふたと動く音がしてどうやらこの部屋にはもう1人いるようです。

ハリーが気づいたもう1人は若い女性でした。身にまとったボロボロの灰色の服が背後の汚らしい石壁と全く同じ色でした。煤で汚れた真っ黒な竈で湯気を立てている深鍋のそばに立ち上の棚の汚い鍋釜をいじり回しています。

艶のない髪はダラリと垂れていて器量よしとは言えず蒼白くて相当にぼってりとした顔立ちをしています。兄のモーフィンと同じで両眼が逆の方向を見ています。それでも2人の男よりは小ざっぱりとしていたというわけです。

しかしハリーはこんなに打ちひしがれた顔は見た事がないとそう思ったというわけですよね。

3-3.娘のメローピーに対して
オグデン氏が物問いたげに見ていたのでゴーントが渋々「娘だ。メローピー」と紹介しました。オグデン氏は「おはようございます」と挨拶しましたがメローピーは答えずおどおどした眼差しで父親をちらりと見たのでした。

そしてすぐに部屋に背を向けて棚の鍋釜をあちらこちらに動かし続けました。オグデン氏は「さてゴーントさん」と話し始めて何故自分がここに来る事になったのかの理由をゴーントにこう説明したというわけなんですよね。

「単刀直入に申し上げますが息子さんのモーフィンが昨夜半過ぎマグルの面前で魔法をかけたと信じるに足る根拠があります」

ここでガシャーンと耳を聾する音がしました。メローピーが深鍋を1つ落としたのです。ゴーントは「拾え!」と怒鳴りました。さらにゴーントは娘のメローピーに向かってこのように罵声を飛ばしたというわけなんですよね。

「そうだとも。汚らわしいマグルのようにそうやって床に這いつくばって拾うがいい。何のための杖だ?役立たずのクソッタレ!」

オグデン氏はショックを受けたように「ゴーントさんそんな!」と言いました。メローピーはもう鍋を拾い上げてはいましたが顔をまだらに赤らめて鍋を掴み損ねてまた取り落とし震えながら杖を取り出したというわけです。

鍋に杖を向け慌ただしく聞き取れない呪文を呟きましたが鍋は床から反対方向に吹き飛んでしまい向かい側の壁にぶつかって真っ二つに割れたのでした。モーフィンは狂ったように高笑いしゴーントはこう絶叫したのでした。

「直せこのウスノロのでくのぼう直せ!」

メローピーはよろめきながら鍋のほうに歩きましたが杖を上げる前にオグデン氏が杖を上げ「レパロ!直れ!」と唱え鍋はたちまち元通りになりました。ゴーントは一瞬オグデン氏を怒鳴りつけようとしたように見えました。

「魔法省からの素敵なお方がいて幸運だったな?もしかするとこのお方が俺の手からお前を取り上げてくださるかもしれんぞ。もしかするとこのお方は汚らしいスクイブでも気になさらないかもしれん」

しかし思い直したようにその代わりに娘のメローピーをこう嘲ったというわけなんですよね。

今日の最後に
ゴーントはオグデン氏に突然食ってかかるように「お前は純血か?」と訊いてオグデン氏は「どっちでもいい事です」と冷たく答えました。するとゴーントは嫌味たっぷりの挑発口調でこのように呟いたというわけですよね。

「そう言えばお前みたいな鼻を村でよく見かけたな」

さらに前触れなしに来るからだ。ずかずか入って来れば息子が自己防衛するのは当然だとゴーントは言いオグデン氏が「何に対する防衛だと言うんです?え?」と訊くとお節介に侵入者とマグルに穢れた奴らと答えましたね。

オグデン氏に向かって「お前は純血か?」と訊きオグデン氏が「どっちでもいい事です」と言って自分の問いに答えないと嫌味たっぷりの挑発口調で物を言う。さらにマグルや穢れた奴らに対して家を防衛しているそうです。

つまりゴーントは極めて狂信的な純血主義者というわけなんですよね。
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