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息子のモーフィンがマグルに対して呪いもしくは呪詛をかけ非常な痛みを伴うじんましんを発疹させたという事で魔法省の魔法法執行部に勤めるオグデン氏がゴーントの家にやって来たのですが父親のゴーントも息子のモーフィンも全く反省の色を見せずやがてはオグデン氏をほったらかしにしておいて・・・(全3項目)

3-1.若い女性に若い男の声が聞こえて来て
ハリーの目に真っ青なメローピーの顔が見えて来て「おやまあ何て目障りなんでしょう!」と言う若い女性の声がまるで同じ部屋の中ですぐそばに立って話しているかのようにしてはっきりと開けた窓から響いて来たのです。

「ねえトムあなたのお父様あんな掘っ建て小屋片付けてくださらないかしら?」

若い女性がこう言うとトムと呼ばれた若い男の声が「僕たちのじゃないんだよ」と言い若い男は「谷の反対側は全部僕たちの物だけどこの小屋はゴーントという碌でなしのじいさんとその子供たちの物なんだ」と言いました。

さらに若い男が「息子は相当おかしくてね村でどんな噂があるか聞いてご覧よ」と言うと若い女性は笑いました。パカパカという蹄の音にシャンシャンという鈴の音が段々と大きくなって来たというわけですよね。するとです。

モーフィンが肘掛椅子から立ち上がりかけましたが父親のゴーントが蛇語で「座ってろ」と警告するように言いました。また若い女性の声が聞こえて来てトムと呼んだ若い男に向かってこのように言ったというわけですよね。

「ねえトム。あたくしの勘違いかもしれないけど-あのドアに蛇が釘づけになっていない?」

これだけ間近に聞こえて来るのはどうやら2人が家のすぐ脇を通っているからに違いないようです。玄関の扉に釘づけになっている蛇の死骸の事を若い女性が指摘をすると若い男はこのように言葉を返したというわけですよね。

「何て事だ!君の言う通りだ!息子の仕業だな。頭がおかしいって言っただろう?セシリアねえダーリン見ちゃ駄目だよ」

今度は蹄の音も鈴の音も段々と弱くなって行きました。するとモーフィンが妹のメローピーを見ながら蛇語で「ダーリン」と囁きました。さらにモーフィンはメローピーに向かって蛇語でこう言ったというわけなんですよね。

「ダーリンあいつはそう呼んだ。だからあいつはどうせお前を貰っちゃくれない」

3-2.蛇語での会話が始まってしまい
メローピーがあまりに真っ青なのでハリーはきっと気絶するとそう思いました。ゴーントは息子と娘を交互に見ながらやはり蛇語で鋭い口調で「何て言ったモーフィン?」と訊きモーフィンはこう答えたというわけですよね。

「こいつはあのマグルを見るのが好きだ。あいつが通る時はいつも庭にいて生垣の間から覗いている。そうだろう?それに昨日の夜は窓から身を乗り出してあいつが馬で家に帰るのを待っていた。そうだろう?」

今や怯え切っている妹を残酷な表情で見詰めながらモーフィンはこう言いました。メローピーはすがるように頭を強く横に振りました。しかしモーフィンは情け容赦なく言葉を続けてゴーントは低い声でこう言ったのでした。

「マグルを見るのに窓から身を乗り出していただと?」

ゴーント家の3人はオグデン氏の事を忘れたかのようでした。オグデン氏はまたしても起こったシューシューとかガラガラという音のやり取りを前にしてわけが分らず当惑し苛立っていたというわけです。そしてだったのです。

ゴーントは恐ろしい声で「本当か?」と言い怯えている娘に2~3歩詰め寄りました。そして「俺の娘が-サラザール・スリザリンの純血の末裔が-穢れた泥の血のマグルに焦がれているのか?」とそう言ったというわけですよね。

メローピーは壁に体を押し付け激しく首を振りました。口も利けない様子です。するとモーフィンが「だけど父さん俺がやっつけた!」と言うと高笑いをしました。さらにモーフィンはこのように言ったというわけですよね。

「あいつがそばを通った時俺がやった。じんましんだらけじゃ色男も形無しだった。メローピーそうだろう?」

ゴーントは吠え哮(たけ)り抑制が利かなくなって娘メローピーの首を両手で絞めました。ハリーとオグデン氏が同時に「辞めろ!」と叫びました。オグデン氏は杖を上げて「レラシオ!放せ!」と叫んだというわけですよね。

ゴーントはのけ反るように吹き飛ばされて娘から離れ椅子にぶつかって仰向けに倒れました。怒り狂ったモーフィンが喚きながら椅子から飛び出して血なまぐさいナイフを振り回し杖からめちゃくちゃに呪いを発射しました。

そうしながらモーフィンはオグデン氏に襲いかかりました。オグデン氏は命からがら逃げ出しました。ダンブルドアが後を追わなければならないと告げてハリーはそれに従いました。メローピーは悲鳴を上げていたのでした。

それがハリーの耳にこだましていました。オグデン氏は両腕で頭を抱え矢のように路地を抜け元の小道に飛び出しました。そこでオグデン氏は艶やかな栗毛の馬に衝突し馬にはとてもハンサムな黒髪の青年が乗っていました。

青年もその隣で葦毛の馬に乗っていたきれいな若い女性もオグデン氏の姿を見て大笑いをしました。オグデン氏は馬の脇腹にぶつかって撥ね飛ばされたものの立ち直り燕尾服の裾をはためかせながら小道を走って行きました。

オグデン氏は頭のてっぺんから爪先まで埃だらけになりながらほうほうの体で小道を走って行きました。ここでダンブルドアが「ハリーもうよいじゃろう」と言ってハリーの肘を掴んでぐいと引きました。次の瞬間の事です。

ダンブルドアとハリーは無重力の暗闇の中を舞い上がりやがてもう夕暮れの迫ったダンブルドアの部屋つまり校長室に正確に着地したのでした。

3-3.マールヴォロ?
ダンブルドアが杖を一振りしてさらに幾つかのランプに灯を点した時ハリーは真っ先に「あの小屋の娘はどうなったんですか?メローピーとかそんな名前でしたけど?」と訊きダンブルドアは机に戻ってこう答えたのでした。

「おうあの娘は生き延びた」

ダンブルドアはハリーにも座るようにと促しながらこう答えてオグデン氏がその後どうしたのかの経緯の説明を始めました。何でもあの後オグデン氏は「姿現わし」をして魔法省に戻り15分後に再びやって来たんだそうです。

その時は援軍を連れて来たのだそうです。モーフィンと父親は抵抗したものの2人とも取り押さえられてあの小屋から連れ出されてウィゼンガモット法廷で有罪の判決を受けてアズカバン送りになったというわけなんですよね。

モーフィンは既にマグル襲撃の前科を持っていたため3年間で父親のマールヴォロはオグデン氏の他に数人の魔法省の役人を傷つけたため6ヵ月の収監になったとの事でした。ハリーは怪訝そうにこう訊き返したというわけです。

「マールヴォロ?」

ダンブルドアは満足気に微笑みながら「そうじゃ。君がちゃんと話について来てくれるのはうれしい」と言いました。ハリーが「あの年寄りが?」と訊くとダンブルドアは「ヴォルデモートの祖父。そうじゃ」と答えました。

マールヴォロに息子のモーフィンと娘のメローピーはゴーント家の最後の3人なんだそうです。非常に古くから続く魔法界の家柄だがいとこ同士が結婚をする習慣から何世紀にも渡って情緒不安定と暴力の血筋で知られていた。

常識の欠如に壮大な事を好む傾向が加わってマールヴォロが生まれる数世代前には先祖の財産を既に浪費し尽くしていたのだそうです。ハリーも見たようにマールヴォロは惨めさと貧困の中に暮らしていたというわけですね。

そのため非常に怒りっぽい上に異常な傲慢さと誇りを持ち先祖代々の家宝2つを息子と同じぐらいそして娘よりはずっと大切に持っていた。ダンブルドアはマールヴォロ・ゴーントの事をハリーにこう説明したというわけです。

ハリーは「それじゃメローピーは」と言うと座ったまま身を乗り出してダンブルドアを見詰めたというわけなんですよね。

今日の最後に
モーフィンが呪いもしくは呪詛をかけたのはトムというマグルで実は妹のメローピーが思いを寄せている男性だった。それをモーフィンから聞いた狂信的な純血主義者の父親は怒りに歯止めが利かなくなったというわけです。

サラザール・スリザリンの純血の末裔の自分の娘が穢れた泥の血のマグルに思いを寄せていると知り父親のマールヴォロ・ゴーントは抑制が利かなくなってメローピーに襲いかかり首を両手で絞めたというわけなんですよね。

オグデン氏は父親が娘の首を絞めるのを辞めさせるために杖を上げて「レラシオ!放せ!」と叫びました。ゴーントは吹き飛ばされて娘から離れて怒り狂ったモーフィンがオグデン氏に襲いかかって来たというわけですよね。

オグデン氏は命からがら逃げ出して「姿現わし」して魔法省に戻り15分後には援軍を連れて戻って来てマールヴォロ・ゴーントと息子のモーフィンを捕まえたんですよね。2人は共に有罪になってアズカバン送りになりました。

ここでようやく「ヴォルデモート」の名前が出て来ましたね。このマールヴォロ・ゴーントこそがヴォルデモートの祖父で惨めさと貧困の中に暮らし非常に怒りっぽい上に異常な傲慢さと誇りを持っていたとの事だそうです。

さらにゴーント家は純血を守るためにいとこ同士が結構をする習慣になっていて何世紀にも渡って情緒不安定と暴力の血筋で知られ常識の欠如に壮大な事を好む傾向が加わって数世代前には先祖の財産を浪費し尽くしていた。

ヴォルデモートはそういう血筋の子孫というわけなんですよね。
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