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魔法省の魔法法執行部に勤めていたオグデン氏の「記憶」を見終わってダンブルドアとハリーは校長室に戻って来ました。その場でハリーはダンブルドアから推量を含めたゴーント家のマールヴォロとメローピーのその後を聞いたというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.メローピー・ゴーントこそが
ハリーは座ったまま身を乗り出しダンブルドアを見詰めると考えながら「それじゃメローピーは。メローピーは。先生。という事はあの人は。ヴォルデモートの母親?」と訊きました。ダンブルドアはこう答えたんですよね。

「そういう事じゃ。それに偶然にも我々はヴォルデモートの父親の姿も垣間見た。果たして気がついたかの?」

ハリーが「モーフィンが襲ったマグルですか?あの馬に乗っていた?」と言うとダンブルドアは「よくできた」と言って笑顔を見せたというわけです。若い女性がトムと呼んでいたあの黒髪の青年がそうだというわけです。

「そうじゃ。ゴーントの小屋をよく馬で通り過ぎていたハンサムなマグルあれがトム・リドル・シニアじゃ。メローピー・ゴーントが密かに胸を焦がしていた相手じゃよ」

ダンブルドアがこう説明しハリーは信じられない思いで「それで2人は結婚したんですか?」と訊きました。ダンブルドアは「忘れているようじゃの。メローピーは魔女じゃ」と答えメローピーの置かれた状況を説明しました。

父親に怯えている時にはその魔力が十分生かされていたとは思えない。マールヴォロとモーフィンがアズカバンに入って安心し生まれて初めて1人になって自由になった時にメローピーはきっと自分の能力を完全に解き放した。

そして18年間の絶望的な生活から逃れる手筈を整える事ができたとダンブルドアはハリーに後にヴォルデモートの母親になったメローピー・ゴーントについて説明してハリーに対してこう問いかけたというわけなんですよね。

「トム・リドルにマグルの女性を忘れさせ代わりに自分と恋に落ちるようにするためメローピーがどんな手段を講じたか考えられるかの?」

ハリーは「服従の呪文?それとも愛の妙薬?」と意見を述べました。

3-2.マールヴォロにそしてメローピーもまた
ハリーの意見にダンブルドアは「よろしい」と応えて自分自身は「愛の妙薬」を使用したと考えたい所だと言いました。そのほうがメローピーにとってはロマンチックに感じられただろうし容易な手段だからなんだそうです。

暑い日にリドルが1人で乗馬をしている時に水を一杯飲むように勧めるのはさほど難しい事ではなかっただろうからという事なのだそうです。そしてそれはハリーとダンブルドアが目撃した場面から数カ月の内の事だそうです。

リトル・ハングルトンの村はとんでもない醜聞で沸き返ったとの事です。大地主の息子が碌でなしの娘のメローピーと駆け落ちをしたとなればどんなゴシップになるかは想像がつくだろうとダンブルドアは言ったんですよね。

ところが村人の驚きはマールヴォロの受けた衝撃に比べれば取るに足りないものだったそうです。アズカバンから出所したマールヴォロは娘が暖かい食事をテーブルに用意して父親の帰りを忠実に待っていると期待していた。

しかしマールヴォロを待ち受けていたのは分厚い埃と娘が何をしたかを説明した別れの手紙だったのだそうです。ダンブルドアが探り得た事からするとマールヴォロはそれから一度も娘の名前を口にしなかったんだそうです。

しかも名前はおろか娘の存在さえ口にしなかった。娘の出奔の衝撃がマールヴォロの命を縮めたかもしれないともダンブルドアは言いました。それは自分では食事を準備する事すらできなかったかもしれないからだそうです。

アズカバンがマールヴォロを相当に衰弱させていた。マールヴォロはモーフィンが小屋に戻る姿を見る事はなかったのだそうです。しかし死んだのは父親のマールヴォロだけではなくてメローピーもそうだったはずですよね。

「それでメローピーは?あの女は。死んだのですね?ヴォルデモートは孤児院で育ったのではなかったですか?」

ハリーがこう訊くとダンブルドアは「その通りじゃ」と答えました。ただここからは随分と推量を余儀なくされるんだそうです。ただし一体何が起こったのかを論理的に推理するのは難しい事ではないとの事なのだそうです。

駆け落ち結婚から数か月後にトム・リドルはリトル・ハングルトンの屋敷に妻を伴わずに戻って来たんだそうです。リドルが「たぶらかされた」とか「騙された」と話していると近所で噂が飛び交ったとの事なのだそうです。

それはダンブルドアはリドルが言おうとしたのは魔法がかけられていたがそれが解けたという事だろうとそう確信をしているんだそうです。ただし敢えて言うならばリドルは頭がおかしいと思われるのを恐れたとの事でした。

到底そういう言葉つまり「魔法」と口にする事ができなかった。しかしリドルの言う事を聞いた村人たちはメローピーがトム・リドルに妊娠をしていると嘘をついたためにリドルが結婚したのであろうと推量をしたそうです。

「でもあの人は本当に赤ちゃんを産みました」

ハリーがこう言うとダンブルドアは「そうじゃ。しかしそれは結婚してから1年後の事じゃ。トム・リドルはまだ妊娠中のメローピーを捨てたのじゃ」と言いました。そこでハリーはこのように訊いたというわけなんですよね。

「何がおかしくなったのですか?どうして愛の妙薬が効かなくなったのですか?」

ダンブルドアは「またしても推量に過ぎんが」と前置きをした上でこうであったであろうと答えました。メローピーは夫を深く愛していたので魔法で夫を隷従させ続ける事に耐えられなくなってしまったというわけですよね。

ダンブルドアが思うにはメローピーは薬を飲ませるのを辞めるという選択をした。自分が夢中だったものだから夫のほうもその頃までには自分の愛に応えてくれるようになっているとおそらく確信をしたのだろうとの事です。

赤ん坊のために一緒にいてくれるだろうとあるいはそう考えたのかもしれない。もしそうだとすればメローピーの考えはそのどちらも誤まりだったんだそうです。リドルは妻を捨て二度と再び会う事はなかったのだそうです。

そしてトム・リドルは自分の息子がどうなっているのかを一度たりとも調べようとはしなかったんだそうです。これでダンブルドアの最初の個人教授は終了という事になり若干の間を置いてダンブルドアはこう告げました。

「ハリー今夜はこのくらいでよいじゃろう」

ハリーは「はい先生」と言って立ち上がりましたが立ち去りはしませんでした。ダンブルドアに訊きたい事があったからです。

3-3.立ち去りかけたその時に
ハリーは「先生。こんな風にヴォルデモートの過去を知る事は大切な事ですか?」と訊きダンブルドアは「非常に大切な事じゃと思う」と答えました。その答えを聞いてハリーはダンブルドアに対してこう訊いたんですよね。

「そしてそれは。それは予言と何か関係があるのですか?」

ハリーのこの問いにダンブルドアは「大いに関係しておる」と答えてハリーは「そうですか」と応え少し混乱したものの安心した事に変わりはしませんでした。ハリーは帰りかけましたが疑問がもう1つ頭に浮かんだのでした。

「先生ロンとハーマイオニーに先生からお聞きした事を全部話してもいいでしょうか?」

ハリーが振り返ってこう訊くとダンブルドアは一瞬ハリーを観察するかのようにじっと見詰めた後に口を開いて「よろしい」と答えました。ロンとハーマイオニーは信頼できる者たちである事を証明して来たからだそうです。

しかしハリーに頼んでおきたいんだそうです。この2人には他の者に一切口外せぬよう伝えて欲しいとの事なのだそうです。自分がヴォルデモートの秘密をどれほど知っているのかが広まるのは良い事ではないからだそうです。

又は推量しているという話もなんだそうです。そこでハリーは「はい先生。ロンとハーマイオニーだけに留めるよう僕が気をつけます。お休みなさい」と言って再び立ち去ろうとしましたが扉の所まで来たその時の事でした。

ハリーはある物を見ました。壊れやすそうな銀の器具が沢山た載った細い脚のテーブルの1つに醜い大きな金の指輪がありました。指輪に嵌った黒い大きな石が割れていてハリーは目を見張るとダンブルドアにこう言いました。

「先生。あの指輪は」

ダンブルドアが「何じゃね?」と尋ねハリーは「スラグホーン先生を訪ねたあの夜先生はこの指輪を嵌めていらっしゃいました」と答えてダンブルドアは「その通りじゃ」とそれを認めたのでハリーは今度はこう訊きました。

「でもあれは。先生あれはマールヴォロ・ゴーントがオグデンに見せたのと同じ指輪ではありませんか?」

ダンブルドアは「全く同一じゃ」と答えて何故か一礼をしました。ハリーが「でもどうして?ずっと先生がお持ちだったのですか?」と訊くとダンブルドアは「いやごく最近手に入れたのじゃ」とそう答えたというわけです。

それは実はプリベット通り4番地にハリーを迎えに行く数日前だったんだそうです。ハリーが「それじゃ先生が手に怪我をなさった頃ですね?」と訊くとダンブルドアは「その頃じゃ。そうじゃよハリー」と答えたんですよね。

ハリーは躊躇しダンブルドアは微笑んでいました。ハリーが「先生一体どうやって?」と訊くとダンブルドアは「ハリーもう遅い時間じゃ!別の機会に話して聞かせよう。お休み」とそう言いハリーはこう言ったんですよね。

「お休みなさい。先生」

最後に
メローピー・ゴーントは父親のマールヴォロと兄のモーフィンがアズカバンに行って1人になり自由を獲得して胸を焦がしていたトム・リドル・シニアにおそらく「愛の妙薬」を飲ませついに思いを遂げて駆け落ち結婚をした。

しかしあまりに愛していたので魔法で夫を隷従させ続ける事に耐えられなくなり「愛の妙薬」を飲ませるのを辞めてしまった。その結果トム・リドルはメローピーを捨てて1人でリトル・ハングルトンに帰って行ったのです。

それからダンブルドアの最初の個人教授が終わってハリーが二度目に今度こそ立ち去ろうとするとテーブルの上にはマールヴォロ・ゴーントが嵌めていてオグデン氏に見せつけた指輪が置いてあったというわけなんですよね。

ホラス・スラグホーンをホグワーツの教壇に復帰するように説得に行ったその夜ダンブルドアはその指輪を嵌めていました。ハリーが訊くとダンブルドアは同じ指輪だと認めましたがその後の問いには答えませんでしたよね。

それはもうダンブルドアらしい回りくどい手法というわけなんですよね。
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