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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

1月9日が誕生日という事で年明け早々のこの時期にはセブルス・スネイプを取り上げるのが毎年恒例という事になっています。昨年までで巻毎の「語録集」が終了したので今年は名場面集をやる事にしました。極めて重要な場面で何度も使用される事になるこの呪文を最初に使ったのはスネイプでした。(全3項目)

3-1.決闘クラブの助手
ハリーが2年生の時に「闇の魔術に対する防衛術」の教師だったギルデロイ・ロックハートは明らかに魔法力が極めて貧弱なのにも関わらず何故か常に自信満々でそれは自分が主宰した「決闘クラブ」の時もそうだったのです。

「一体誰が教えるのかしら?誰かが言ってたけどフリットウィック先生って若い時決闘チャンピオンだったんですって。多分彼だわ」

こう言うハーマイオニーにハリーは「誰だっていいよ。あいつでなければ」と言いましたが舞台に登場したのはその「あいつ」でした。きらびやかに深紫のローブをまとったギルデロイ・ロックハートその人だったのでした。

ロックハートが後ろに従えていたのはいつもの黒装束のスネイプでした。ロックハートは今回「決闘クラブ」を始めるのに当たってその趣旨を説明すると「では助手のスネイプ先生をご紹介しましょう」と言ったんですよね。

ロックハートの説明によればスネイプは決闘についてごく僅かに知っているんだそうです。訓練を始めるのに当たり短い模範演技をするのにスネイプは勇敢にも手伝ってくださるというご了承をいただいたとの事だそうです。

「さてさてお若い皆さんにご心配をおかけしたくはありません。私が彼と手合せした後でも皆さんの魔法薬の先生はちゃんと存在します。ご心配めさるな!」

ここでもやはりロックハートは相変わらず自信満々でこう言いました。ロンがハリーの耳に「相討ちで両方やられっちまえばいいと思わないか?」と囁きました。それは当然2人の魔法力が互角の場合ならそうなりますよね。

ところがだったのです。残念ながらロックハートとスネイプのフ魔法力は互角ではなかったというわけなんですよね。

3-2.模範演技
ロックハートとスネイプは向き合って一礼しました。少なくともロックハートのほうは腕を振り上げくねくね回しながら体の前に持って来て大袈裟な礼をしましたがスネイプは不機嫌にぐいと頭を下げただけだったのでした。

それから2人とも杖を剣のように前に突き出して構えました。ロックハートは静まり返った観衆に向かって「ご覧のように私たちは作法に従って杖を構えています」と説明をしました。ロックハートの説明はさらに続きました。

3つ数えて最初の術をかけます。もちろんどちらも相手を殺害するつもりはありません。ロックハートはこう説明しましたがスネイプが歯を剥き出しているのを見てハリーは「僕にはそうは思えないけど」と呟いたんですよね。

3つ数えるとロックハートもスネイプも杖を肩より高く振り上げました。そしてスネイプが「エクスペリアームス!武器よ去れ!」と叫ぶと目も眩むような紅の閃光が走ってロックハートは舞台から吹き飛んだというわけです。

そして後ろ向きに宙を飛んで壁に激突し壁伝いにズルズルと滑り落ちて床に無様に大の字になりました。それを見てドラコ・マルフォイや数人のスリザリン生が歓声を上げました。その一方ハーマイオニーは違う反応でした。

ハーマイオニーは爪先立ちになって跳ねながら顔を手で覆い指の間から見て悲痛な声で「先生大丈夫かしら?」と言いました。ハーマイオニーのその問いにハリーとロンは声を揃えて「知るもんか!」と答えたんですよね。

ロックハートはふらふらと立ち上がりました。体だけでなく帽子も吹き飛びカールした髪が逆立っていました。ロックハートはよろめきながら壇上に戻りました。心配しなくてはならなかったのは自分のほうだったようです。

「さあみんな判ったでしょうね!あれが武装解除の術です。ご覧の通り私は杖を失ったわけです」

ロックハートは今スネイプが放った呪文をこう説明しました。ここでラベンダー・ブラウンが杖を渡してロックハートは「ありがとう」と礼を言いました。それからこの魔法を見せたのは素晴らしい考えだと絶賛をしました。

その一方でロックハートは「遠慮なく一言申し上げれば」と前置きをした上でスネイプが何をしようとしていたのかがあまりにも見え透いていた。それを止めようと思えばいとも簡単だったとそう言ったというわけですよね。

しかし生徒に見せたほうが教育的に良いと思ったので敢えて止めなかったんだそうです。スネイプは殺気立っていました。ロックハートもそれに気がついたようで壇上から生徒たちに向かってこう言ったというわけですよね。

「模範演技はこれで十分!これから皆さんの所へ下りて行って2人ずつ組にします。スネイプ先生お手伝い願えますか」

3-3.ドラコ・マルフォイの付添人になって
こうしてロックハートとスネイプによる模範演技は1回こっきりで終了という事になり後は生徒たちが2人一組になってこの「武装解除の術」を練習するという事になりました。でも誰もそうしようとはしなかったんですよね。

個々の生徒が勝手に自分のやりたい魔法をやって大広間は無法地帯と化してしまいました。ロックハートは生徒の群れの中を素早く動きながら決闘の結末を見て回り「何と何と」とそう言わなくてはならなかったんですよね。

「むしろ非友好的な術の防ぎ方をお教えするほうがいいようですね」

大広間の真ん中に面食らって突っ立ったままロックハートはこう言いスネイプをちらりと見ましたがスネイプは素っ気なく顔を背けました。こういう事態になった事を受けロックハートはこう言ったというわけなんですよね。

「さて誰か進んでモデルになる組はありますか?」

ロックハートがこう言ってネビルにジャスティン・フィンチ・フレッチリーの組はどうですかと言うとスネイプはネビルは簡単極まりない呪文でさえ惨事を引き起こすからと反対しました。そしてこう言ったというわけです。

「マルフォイとポッターはどうかね?」

ロックハートが「それは名案!」と快諾してモデルの組はハリーとマルフォイという事になりました。ところがこのハリーとマルフォイの組をモデルにした事でハリー自身も予想外の展開が待ち受けていたというわけですね。

ハリーにはロックハートが付き添いマルフォイにはスネイプが付き添いました。スネイプはマルフォイのほうに近づいて屈み込みマルフォイの耳に何事かを囁きました。囁かれたマルフォイは不敵な笑みを浮かべたのでした。

そして3つ数えて「それ!」と号令がかかるとマルフォイは素早く杖を振り上げて「サーペンソーティア!蛇出よ!」と大声で怒鳴りました。マルフォイの杖先が炸裂してそこから長い黒蛇が出て来たというわけなんですよね。

スネイプに動くなと言われてハリーが身動きできないでいるとロックハートが「私にお任せあれ!」と叫んで蛇に向かって杖を振り回しました。ところが蛇は消え去らずロックハートはさらに事態を悪化させてしまいました。

蛇は挑発されて怒り狂い牙を剥き出して攻撃の構えを取るとジャスティン・フィンチ・フレッチリーに襲いかかろうとしました。するとハリーは自分でも分らない内に勝手に体が前に進み出ると蛇に向かってこう叫びました。

「手を出すな。去れ!」

すると不思議な事には蛇はおとなしくなって床に平たく丸まり従順にハリーを見上げました。スネイプは進み出て杖を振り蛇を消しましたがハリーが思ってもみなかったような鋭く探るような目つきでハリーを見たのでした。

実はハリーが蛇に向かって発した「手を出すな。去れ!」という言葉は蛇語だったんですよね。ハリーはグリフィンドールの談話室に戻って来てからロンにその事を指摘されたというわけなんですよね。

今日の最後に
「エクスペリアームス!武器よ去れ!」と唱える「武装解除の術」はスネイプがこのギルデロイ・ロックハートが主宰した「決闘クラブ」で使用をして以降は何度も極めて重要な場面で使用される事になる呪文なんですよね。

そしてスネイプがドラコ・マルフォイに囁いて「サーペンソーティア!蛇出よ!」と唱えさせて蛇を出現させた事でハリーがパーセルマウスつまり蛇語を解し話せる事をホグワーツの全生徒が知る事になったというわけです。

学期末にハリーはダンブルドアからヴォルデモートがハリーの額に稲妻形の傷を負わせたあの夜に自分の力の一部をハリーにそうしようと思ってしたわけではないが移してしまったとそう説明されたというわけなんですよね。

だから「組み分け帽子」はハリーが蛇語を解し話せる能力を見抜いて当初はハリーをスリザリンに入れようとした。しかしハリーがスリザリンに入れないで欲しいと言ったのでハリーはグリフィンドールに入れられましたね。

つまり「決闘クラブ」でスネイプがマルフォイに蛇を出現させた事がきっかけになって何故「組み分け帽子」が当初はハリーをスリザリンに入れようとしたのかのその理由をハリーが知る事になったというわけなんですよね。

そういう事だったというわけですよね。

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