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ハリポタ通の館(やかた)
ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。
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ナルシッサ・マルフォイの裏切り(2)(4回シリーズ)
アルバス・ダンブルドアに「死の呪文」を放ち亡き者にした事で死喰い人たちは誰もがスネイプはダンブルドアの犬に成り下がって闇の帝王を裏切っているとは到底言えなくなってしまいました。そしてマルフォイの館の2階にある客間に死喰い人たちが集結して・・・(全3項目)

3-1.杖を
マルフォイの館の2階にある客間にはどうやら全ての死喰い人が集結しているようでした。しかし誰もが押し黙っていて遅刻すれすれに到着したスネイプとヤックスリーだけが報告すべき材料を持っていたというわけですよね。

ヴォルデモートが「セブルスここへ」と言い自分の右手の席を示しヤックスリーはドロホフの隣と言われ2人は示された席に着きました。ほとんどの目がスネイプを追いヴォルデモートが最初に声をかけたのもスネイプでした。

「我が君不死鳥の騎士団はハリー・ポッターを現在の安全な居所から来る土曜日の日暮れに移動させるつもりです」

ヴォルデモートが「それで?」と訊いてスネイプがこう答えるとテーブルの周辺がにわかに色めき立ちました。ヤックスリーが持って来たハリー・ポッターは30日の夜中までは動かないというのは偽情報との事だそうです。

「俺様は以前よりよく判っている。例えばポッターを亡き者にするにはお前たちの誰かから杖を借りる必要がある」

ヴォルデモートがこう言うと全員が衝撃を受けた表情になりました。まるで腕を1本差し出せと宣言されたかのようでした。ヴォルデモートは「進んで差し出す者は?」と訊いた後に今度はこう言ったというわけなんですよね。

「さてと。ルシウスお前はもう杖を持っている必要がなかろう」

ルシウス・マルフォイ氏が顔を上げました。暖炉の灯りに照らし出された顔は皮膚が黄ばんで蝋のように血の気がなく両眼は落ち窪んで隈ができていてルシウス氏はしわがれた声で「我が君?」と訊き返したというわけです。

「ルシウスお前の杖だ。俺様はお前の杖を御所望なのだ」

ヴォルデモートがこう言うとルシウス氏は「私は」と言った後横目で妻を見ました。ナルシッサはまっすぐ前を見詰めたままでしたがテーブルの下では一瞬指で夫の手首を包みました。そしてだったというわけなんですよね。

妻ナルシッサの手を感じたルシウス氏はローブに手を入れて杖を引き出しルシウス氏の杖は次々に手送りでヴォルデモートへと渡されたというわけです。


3-2.ご機嫌麗しくない?
ヴォルデモートは受け取ったルシウス氏の杖を丹念に調べながら「物は何だ?」とか「芯は?」と訊きルシウス氏は楡ですとかドラゴンの心臓の琴線だと答えました。ヴォルデモートは今度は自分の杖を取り出したのでした。

それからヴォルデモートは自分の杖とルシウス氏の杖の長さを比べ始めました。するとルシウス氏は一瞬反射的に体を動かしました。まるで代わりにヴォルデモートの杖を受け取ろうとしたかのような動きだったんですよね。

ヴォルデモートはそれを見逃さず眼を意地悪く光らせて「ルシウス俺様の杖をお前に?俺様の杖を?」と訊いたというわけです。ヴォルデモートはルシウス氏にお前には自由を与えたではないかとそう言ったというわけです。

それで十分ではないのか?どうやらこの所お前も家族もご機嫌麗しくないように見受ける。ヴォルデモートはこう言いさらにルシウス氏に「俺様がこの家にいる事がお気に召さぬのか?」と訊きルシウス氏はこう答えました。

「とんでもない-我が君そんな事は決して!」

ヴォルデモートは「ルシウスこの嘘つきめが!」と言いましたが残忍な唇の動きが止まった後もシューッという密やかな音が続いているようでした。その音は次第に大きくなり居並ぶ魔法使いたちも身震いを始めたのでした。

それと同時にテーブルの下を何か重い物が滑って行く音が聞こえました。巨大な蛇がゆっくりとヴォルデモートの椅子へと這い上がりました。ヴォルデモートはルシウス氏を見据えたまま指で蛇を撫でながらこう言いました。

「マルフォイ一家は何故不幸な顔をしているのだ?俺様が復帰して勢力を強める事こそ長年の望みだったと公言していたのではないのか?」

ルシウス氏は「我が君もちろんでございます。私どもはそれを望んでおりました-今も望んでおります」と上唇の汗を拭う手を震わせつつ答えました。ルシウス氏の左隣には妻がいて不自然に硬い頷き方をしたというわけです。

ナルシッサはヴォルデモートと蛇から目を背けたまま頷きました。ルシウス氏の右隣には息子のドラコがいてヴォルデモートをちらりと見ましたが直接に目が合う事を恐れてすぐに視線を逸らしてしまったというわけですね。

「我が君。あなた様が我が親族の家にお留まりくださる事はこの上ない名誉でございます。これに優る喜びがありましょうか」

するとここでテーブルの中ほどにいたベラトリックス・レストレンジが感激に声を詰まらせてこう言いました。ベラトリックスは体を強張らせ無表情で座る妹のナルシッサとは立ち居振る舞いも全く違っていたんですよね。

近くに寄りたいという渇望を言葉では表し切れないとでも言うようにベラトリックスはヴォルデモートのほうに身を乗り出していました。ヴォルデモートも「これに優る喜びはない」と言葉を繰り返したというわけですよね。

そしてベラトリックスを吟味するように僅かに頭を傾けたというわけですよね。

3-3.喜ばしい出来事
お前の口からそういう言葉を聞くのは殊勝な事だ。ヴォルデモートがこう言うとベラトリックスは頬を赤らめ喜びに目を潤ませました。しかしその喜びも長くは続かずヴォルデモートのこの言葉で雲散霧消してしまいました。

「これに優る喜びはない。今週お前の親族に喜ばしい出来事があったと聞くがそれに比べてもか?」

ベラトリックスはぽかんと口を開けて困惑した目でヴォルデモートを見ると「我が君何の事やら私には分りません」と答えました。ヴォルデモートのこの言葉で一同からは嘲笑が湧き起り大騒動になったというわけですよね。

「ベラトリックスお前の姪の事だ。ルシウス・ナルシッサお前たちの姪でもある。近頃その姪は狼男のリーマス・ルーピンと結婚したな。さぞ鼻が高かろう」

身を乗り出してさも面白そうに顔を見合わせる者も大勢いましたしテーブルを拳で叩いて笑う者もいました。今しがた喜びに上気したばかりのベラトリックスの顔は所々赤い斑点の浮き出た醜い顔へと変貌してしまいました。

「我が君あんな奴は姪ではありません。私たちは-ナルシッサも私も-穢れた血と結婚した妹など以来一顧だにしておりません。そんな妹のガキもそいつが結婚する獣も私たちとは何の関係もありません」

大喜びで騒ぐ周囲の声に負けじとベラトリックスはこう叫びました。すると今度はヴォルデモートはドラコに声をかけました。ヴォルデモートの声は静かでしたが野次や嘲笑の声を突き抜けるとはっきりと響いたんですよね。

「ドラコお前はどうだ?狼の子が産まれたら子守をするのか?」

浮かれ騒ぎが一段と高まりました。ドラコは恐怖に目を見開くと父親を見ましたがルシウス氏は自分の膝をじっと見詰めたままだったので今度は母親の視線を捕えました。ナルシッサはほんの僅かだけ首を振ったんですよね。

ほとんど気づかれないぐらいでした。そして向かい側の壁を無表情に見詰める姿勢に戻りました。騒ぎを静めたその後ヴォルデモートは古い家柄の血筋も時間と共に幾分腐って来るものが多いとそう言ったというわけですね。

そして「お前たちの場合も健全さを保つには枝落としが必要ではないか?残り全員の健全さを損なう恐れのある腐った部分を切り落とせ」と言ってベラトリックスは感謝に目を潤ませて囁くようにこう言ったというわけです。

「我が君判りました。できるだけ早く!」

今日の最後に
このマルフォイの館の客間には死喰い人ではない客人が1人だけいたのでした。つい最近までホグワーツで「マグル学」を教えていたチャリティ・バーベッジ先生でヴォルデモートに殺害されナギニの餌にされてしまいました。

「マルフォイ一家は何故不幸な顔をしているのだ?俺様が復帰して勢力を強める事こそ長年の望みだったと公言していたのではないのか?」

こう訊くヴォルデモートに対してルシウス氏は「我が君もちろんでございます。私どもはそれを望んでおりました-今も望んでおります」と上唇の汗を拭う手を震わせつつ答えています。心底そう思っているとは思えません。

ナルシッサもヴォルデモートと蛇のナギニから目を背けたまま不自然に硬い頷き方をしています。息子のドラコもヴォルデモートをちらりと見ましたが直接に目が合う事を恐れ即座に視線を逸らしてしまうという有り様です。

マルフォイ一家がヴォルデモートに対して抱いているのは「恐怖」しかないというわけですよね。いつ何時ヴォルデモートの逆鱗に触れて殺害されたその挙句に蛇のナギニの餌にされるのか分らないというわけなんですよね。

そして自分たちの力の及ばない所にいてどうする事もできないのに姪のニンファドーラ・トンクスが狼人間のリーマス・ルーピンと結婚したと嘲笑され大騒ぎされる。こんな理不尽な仕打ちはあまりと言えばあまりですよね。

何せニンファドーラ・トンクスもリーマス・ルーピンも2人とも不死鳥の騎士団のメンバーですからね。
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