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ハリポタ通の館(やかた)
ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。
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改めてオリバー・ウッドについて(3)(12回シリーズ)
一晩に「150点」もの点を失い有名人のハリーは学校一の嫌われ者になってしまいました。しかし学期最終日にダンブルドア校長が駆け込みの点数を重ねてハリーの名誉を回復させてくれました。そしてそれは来学期になって最初の週末の土曜日の事だったというわけですよね。(全3項目)

3-1.最初の週末に
こうしてハリーは学校一で断トツの有名人であるが故に一番の嫌われ者になってしまいました。しかしそんなハリーの名誉をダンブルドア校長が学期最終日に駆け込みの点数を重ね回復させてくれたというわけなんですよね。

グリフィンドールが寮杯を獲得したのです。しかしクィディッチ優勝杯を獲得する事はできませんでした。何故か最終戦の対レイブンクロー戦は学期末試験終了後に行われてグリフィンドールは大敗してしまったんですよね。

ヴォルデモートとの戦いの末にハリーは意識不明になり試合の時には病棟のベッドにいたからです。そして翌年度となったのですが何と学期が始まって最初の週末の土曜日にハリーはウッドに揺り起こされたというわけです。

ハリーが「にゃにごとなの?」と寝呆け声を出すとウッドが「クィディッチの練習だ!起きろ!」と怒鳴りました。ハリーが嗄(かす)れ声で「オリバー夜が明けたばかりじゃないか」と言うとウッドはこう言ったんですよね。

「その通り。これも新しい練習計画の一部だ。さあ箒を持て。行くぞ。他のチームはまだどこも練習を開始していない。今年は我々が一番乗りだ」

ウッドは今や普通とは思えない情熱で目をギラギラと輝かせながら威勢良くこう言いハリーは欠伸と一緒に少し身震いをしながらベッドから降りてクィディッチ用のローブを探しウッドはハリーにこう言ったというわけです。

「それでこそ男だ。15分後に競技場で会おう」

ハリーはチームのユニフォームの深紅のローブを探し出して寒かったのでその上にマントを着ました。ロンに走り書きで行き先を告げるメモを残しハリーはニンバス2000を肩に担いで螺旋階段を下りて談話室に向かいました。

すると今年度ホグワーツに入学した1年生でハリーの熱烈なファンのコリン・クリービーが螺旋階段を転がるようにして駆け下りて来ました。ハリーはコリンを追い払う方法が思いつかず結局コリンは競技場に従いて来ました。


3-2.更衣室に来ると
コリンはクィディッチ競技場に着くまでずっとハリーを質問攻めにしてようやく振り払う事ができたのは更衣室に辿り着いた時でした。コリンは上ずった声で「僕いい席を取りに行く」と呼びかけ観客席に走って行きました。

グリフィンドールの他の選手たちはもう更衣室に来ていました。ばっちり目覚めているのはウッドだけのようでした。フレッドとジョージは腫れぼったい目で髪はくしゃくしゃで座り込んでいるという有り様だったのでした。

その隣の4年生でチェイサーのアリシア・スピネットに至っては後ろの壁にもたれこっくりこっくりしているようです。その向かい側ではチェイサー仲間のケイティ・ベルとアンジェリーナ・ジョンソンが欠伸をしていました。

「遅いぞハリー。どうかしたか?グランドに出る前に諸君に手短に説明しておこう。ひと夏かけて全く新しい練習方法を編み出したんだ。これなら絶対今までとは出来が違う」

きびきびとこう言うとウッドはクィディッチ・ピッチの大きな図を掲げました。図には線やら矢印やらバッテンが幾つも色とりどりのインクで書き込まれウッドが杖で図を叩くと矢印が毛虫の如くもぞもぞと動き始めました。

ウッドが新戦略についての演説をぶち上げ始めるとフレッドの頭がアリシア・スピネットの肩にことんと乗っかって鼾をかき始めました。1枚目の説明にほとんど20分かかりさらにその下から2枚目と3枚目が出て来たのでした。

ウッドは説明は手短だとそう言いましたが到底そうとは言えませんよね。ウッドが延々とぶち上げ続けるのを聞きながらハリーはぼーっと夢見心地になって行きました。やっとの事でウッドがこう言うのが聞こえて来ました。

「という事で諸君判ったか?質問は?」

今頃城ではどんな朝食を食べているんだろうとおいしい空想に耽っていたハリーは突然現実に引き戻されました。すると急に目が覚めたジョージが「質問オリバー」と言いウッドに向かってこう訊いたというわけなんですよね。

「今まで言った事どうして昨日の内に俺たちが起きてる内に言ってくれなかったんだい?」

ウッドはむっとして選手一同を睨みつけ「いいか諸君よく聞けよ。我々は去年クィディッチ杯に勝つはずだったんだ。間違いなく最強のチームだった。残念ながら我々の力ではどうにもならない事態が起きて」と言いました。

ハリーは申し訳なさにもじもじしました。前述のように昨年度のシーズン最後の試合の時にハリーは意識不明で病棟のベッドにいました。グリフィンドールは選手1人が欠場のままで三百年来最悪の大敗北に泣いたんですよね。

「だから今年は今までより厳しく練習したい。よーし行こうか。新しい戦術を実践するんだ!」

ウッドは平静を取り戻すのに一瞬間を置きました。前回の大敗北が今でもウッドを苦しめているに違いないようでした。ウッドは大声でこう言うなり箒を強く掴んで先頭を切り更衣室から出て行ったというわけなんですよね。

一方他の選手たちは足を引きずり欠伸を連発しながら後に続いたというわけですよね。

3-3.練習開始と思ったら
随分と長い間更衣室にいたので太陽はもうしっかりと昇っていました。ピッチの上を歩いているとハリーは観客席にロンとハーマイオニーが座っているのを見つけてロンが信じられないという顔でこう訊いて来たんですよね。

「まだ終わってないのかい?」

この問いにハリーは「まだ始ってもいないんだよ。ウッドが新しい動きを教えてくれてたんだ」と答えました。そして観客席にはもう1人いました。ハリーに従いてクィディッチ競技場までやって来たコリン・クリービーです。

「カシャッカシャッって変な音がするけど何だろ?」と最初に関心を寄せたのはフレッドでした。コリンは最後部の座席に座ってカメラを高く掲げて写真を撮りまくっていました。その音は異常に大きく聞こえたんですよね。

競技場特に観客席には人の気配がないからです。フレッドは「誰だ?あいつ」と訊きハリーは「全然知らない」と嘘をつきましたが今度はウッドがしかめっ面でハリーとフレッドのほうへやって来るとこう言ったんですよね。

「一体何だ?あれは。何であの1年坊主は写真を撮ってるんだ?気に入らないなあ。我々の新しい練習方法を盗みに来たスリザリンのスパイかもしれないぞ」

ハリーは知らないふりを辞めて慌てて「あの子グリフィンドールだよ」と言いました。するとジョージがウッドにスリザリンにスパイなんて必要ないと言いウッドは「何でそんな事が言えるんだ?」と訊いたというわけです。

ウッドのその問いにジョージは「ご本人たちがお出ましさ」と答えました。確かにジョージが指差したほうを見ると緑のローブを着込み箒を手に数人がピッチに入って来る所でウッドは怒りで歯軋りしてこう言ったのでした。

「そんなはずはない。このピッチを今日予約してるのは僕だ。話をつけて来る!」

ウッドはスリザリン・チームのキャプテンのマーカス・フリントに向かって「フリント!我々の練習時間だ。そのために特別に早起きしたんだ!今すぐ立ち去って貰おう!」と言いました。それにフリントはこう言いました。

「ウッド俺たち全部が使えるぐらい広いだろ」

怒りで唾を飛び散らしてウッドは「いやここは僕が予約したんだ!僕が予約したんだぞ!」と叫びました。するとフリントは新人シーカーを教育する必要があるためにとスネイプが特別にサインしたメモがあると言うのです。

ウッドの注意が逸れるとウッドは「新しいシーカーだって?どこに?」と訊きました。大きな6人の後ろから小さな7人目が現れました。それがドラコ・マルフォイだったというわけですよね。それだけではなかったんですよね。

フレッドが嫌悪感を剥き出しにして「ルシウス・マルフォイの息子じゃないか」と言うとフリントは「ドラコの父親を持ち出すとは偶然の一致だな」と言ったのです。そのルシウス氏が新しい箒を贈ってくれたのだそうです。

先月出たばかりの最新型の「ニンバス2001」との事でした。するとハーマイオニーが「少なくともグリフィンドールの選手は誰1人としてお金で選ばれたりしてないわ。こっちは純粋に才能で選手になったのよ」と言いました。

マルフォイは自慢顔をちらりと歪ませて「誰もお前の意見なんか求めてない。生まれ損ないの穢れた血め」と吐き捨てるように言い返しました。マルフォイが差別用語の「穢れた血」を口走ったため轟々と声が上がりました。

ロンは杖を取り出し「マルフォイ思い知れ!」と叫ぶとマルフォイに呪いをかけようとしました。しかしロンの杖は折れていたので呪文は逆噴射しロンは自分で自分に呪いをかけてしまいナメクジを吐き出す事となりました。

「ハグリッドの所に連れて行こう。一番近いし」

ハリーがハーマイオニーにこう呼びかけてハリーとハーマイオニーはロンの両側から腕を掴んで助け起こしロンをハグリッドの小屋に連れて行きました。結局グリフィンドール・チームは練習ができなかったというわけです。

スリザリン・チームが乱入して来て新しい箒のニンバス2001を自慢したからというわけなんですよね。

今日の最後に
ハリーはホグワーツに入学して2週目の木曜日に行われた初めての飛行訓練授業の時にマクゴナガル先生に紹介されてオリバー・ウッドと初対面しました。そしてその1週間後にはウッドと初練習をしたというわけなんですよね。

その時のオリバー・ウッドの印象は至極普通でしたよね。しかしここに来てウッドは尋常なキャプテンではないという事がはっきり判って来ました。通常クィディッチの寮代表チームが活動を開始するのは10月なんですよね。

しかし先学期の最終戦でグリフィンドール・チームはシーカーのハリーが欠場するという事態になり三百年来の大敗北という最悪の結果に泣きました。そこでウッドは夏休みに全く新しい練習方法を編み出したんだそうです。

夜明け直後にハリーを揺り起こした時ウッドのその目は今や普通とは思えない情熱でギラギラと輝いていました。そして選手一同を前にしてウッドは新戦略の演説を延々とぶち上げたというわけですよね。物凄い気迫ですよね。

他の追従を許さない。オリバー・ウッドはそれほどまでに尋常ではない凄まじいキャプテンというわけなんですよね。
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