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ハリポタ通の館(やかた)
ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。
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リーマス・ルーピンとセブルス・スネイプ~数少ない理解者の1人?その1(15)(24回シリーズ)
一体全体どうやって獄中にいるシリウス・ブラックはピーター・ペティグリューを見つけたのか?シリウス・ブラックが取り出してみんなに見せたのは去年の夏にロンとスキャバーズを含むウィーズリー一家の写真が載った「日刊予言者新聞」でした。そしてついにだったんですよね。(全3項目)

3-1.指が1本ない
シリウス・ブラックがピーター・ペティグリューの居場所を見つけたのは去年の夏にアズカバンの視察に来た魔法大臣コーネリウス・ファッジが持っていた「日刊予言者新聞」の一面に載っていた写真だったというわけです。

「何たる事だ」

ルーピン先生はこう言うとスキャバーズから新聞の写真へと目を移してまたスキャバーズのほうをじっと見詰めながら静かに「こいつの前脚だ」とそう言いロンは「それがどうしたって言うんだい?」と食ってかかりました。

シリウス・ブラックが「指が1本ない」と言いルーピン先生は「まさに」と言うと溜め息をついて「何と単純明快な事だ。何と小賢しい。あいつは自分で切ったのか?」とそう言いシリウス・ブラックはこう答えたんですよね。

「変身する直前にな」

続けてシリウス・ブラックが言うにはあいつつまりピーター・ペティグリューを追い詰めた時あいつは道行く人全員に聞こえるように自分がジェームズとリリーを裏切ったんだと叫んだんだそうです。それからだったのです。

シリウス・ブラックが奴つまりピーター・ペティグリューに呪いをかけるよりも先に奴は隠し持った杖で道路を吹き飛ばして自分の周りの5~6メートル以内にいた人間全員を殺害したのだそうです。そしてだったんですよね。

素早くネズミが沢山いる下水道に逃げ込んだとの事だそうです。そこでルーピン先生は「ロン聞いた事はないかい?ピーターの残骸で一番大きなのが指だって」と言いました。しかしロンはこう反論したというわけですよね。

「だって多分スキャバーズは他のネズミと喧嘩したか何かだよ!こいつは何年も家族の中でお下がりだった。確か」

つまりロンはスキャバーズはピーター・ペティグリューじゃないというわけです。そんなロンにルーピン先生は「12年だね確か。どうしてそんなに長生きなのか変だと思った事はないのかい?」とそう訊いたというわけです。


3-2.何故元気じゃなくなったのか?
するとロンは「僕たち-僕たちがちゃんと世話してたんだ!」と答えました。あくまでもスキャバーズはネズミであって「動物もどき」のピーター・ペティグリューではないとそう主張したのでした。しかしだったんですよね。

「今はあんまり元気じゃないようだね。どうだね?私の想像だがシリウスが脱獄してまた自由の身になったと聞いて以来痩せ衰えて来たのだろう」

ルーピン先生はこう指摘しました。すると今度はロンは「こいつはその狂った猫が怖いんだ!」と言ってベッドでゴロゴロ喉を鳴らしているクルックシャンクスを顎で指しました。しかしハリーは急に思い出したんですよね。

それは違う。スキャバーズはクルックシャンクスに出会う前から弱っているようだった。ロンがエジプトから帰って以来ずっとだ。シリウス・ブラックが脱獄して以来ずっとだ。ハリーはそうだと気がついたというわけです。

ダイアゴン横丁で再会した時ロンはハリーにスキャバーズの事を「こいつをよく診て貰わなきゃ。どうもエジプトの水が合わなかったらしくて」と言ってハリーは「魔法動物ペットショップ」を紹介しました。そうなのです。

ハーマイオニーがふくろうを欲しがっていたのでハリーは「ロンはスキャバーズ用に何かあるか探せるしハーマイオニーはふくろうが買える」とそう言って2人をここに連れて行ってクルックシャンクスと出会ったんですよね。

するとシリウス・ブラックがかすれ声で「この猫は狂ってはいない」と言い骨と皮ばかりになった手を伸ばしてクルックシャンクスのふわふわした頭を撫でました。さらにシリウス・ブラックはこうも言ったというわけです。

「私の出会った猫の中でこんなに賢い猫はまたといない。ピーターを見るなりすぐ正体を見抜いた。私に出会った時も私が犬でない事を見破った。私を信用するまでに暫くかかった」

シリウス・ブラックが最後に「ようやっと私の狙いをこの猫に伝える事ができてそれ以来私を助けてくれた」とそう言うとハーマイオニーは「それどういう事?」と訊いて息を潜めシリウス・ブラックはこう答えたのでした。

「ピーターを私の所に連れて来ようとした。しかしできなかった。そこで私のためにグリフィンドール塔への合言葉を盗み出してくれた。誰か男の子のベッド脇の小机から持って来たらしい」

ハリーは話を聞きながら混乱して頭が重く感じられました。そんな馬鹿な。でもやっぱり。シリウス・ブラックの説明は続いて「しかしピーターは事の成り行きを察知して逃げ出した」とそう言ってこう指摘したんですよね。

「この猫は-クルックシャンクスという名だね?」

それからシリウス・ブラックは「ピーターがベッドのシーツに血の痕を残して行ったと教えてくれた。多分自分で自分を噛んだのだろう。そう死んだと見せかけるのは前にも一度上手くやったのだし」とそう言ったのでした。

シリウス・ブラックはスキャバーズが行方不明になった経緯をこう説明しました。シリウス・ブラックのこの言葉を聞いてハリーはハッと我に返りました。ハリーは激しい口調でシリウス・ブラックにこう訊いたんですよね。

「それじゃ何故ピーターは自分が死んだと見せかけたんだ?」

3-3.ハリーに判って欲しかった事
さらにハリーがシリウス・ブラックにお前が自分の両親を殺害したと同じように自分をも殺害しようとしていると気づいたからじゃないかとそう訊くとルーピン先生が「違うハリー」と口を挟んで来ました。それからでした。

「それで今度は止めを刺そうとしてやって来たんだろう!」

ハリーがこう言うとシリウス・ブラックは「その通りだ」と言って殺気立った目でスキャバーズを見ました。ハリーはシリウス・ブラックに「それなら僕はスネイプにお前を引き渡すべきだったんだ!」と叫んだんですよね。

「ハリー分らないのか?私たちはずっとシリウスが君のご両親を裏切ったと思っていた。ピーターがシリウスを追い詰めたと思っていた」

するとです。ルーピン先生は急き込んでこう言い続けて「しかしそれは逆だった。分らないかい?ピーターが君のお父さんお母さんを裏切ったんだ。シリウスがピーターを追い詰めたんだ」とそう言ったというわけですよね。

しかしハリーはシリウス・ブラックを指差して「嘘だ!」と叫びさらにルーピン先生にシリウス・ブラックが「秘密の守人」だった。シリウス・ブラック自身があなたが来る前にそう言ったんだとハリーは叫んだんですよね。

最後にハリーはこいつつまりシリウス・ブラックは他ならぬシリウス・ブラック自身が自分の両親を殺害したと言ったんだとそう叫んだというわけです。シリウス・ブラックはゆっくり首を振りました。そしてだったのです。

落ち窪んだ目が急に潤んだように光ったかと思うとシリウス・ブラックはかすれた声で「ハリー」と呼びかけると自分が殺害したのも同然だとそう言ったんですよね。それからシリウス・ブラックはハリーにこう言いました。

「最後の最後になってジェームズとリリーにピーターを守人にするように勧めたのは私だ。ピーターに代えるように勧めた。私が悪いのだ。確かに」

今日の最後に
ルーピン先生は一番最初に「叫びの屋敷」にやって来てハリーたちのいる部屋に入って来た時に「シリウスあいつはどこだ?」と訊き訊かれたシリウスはゆっくりと手を上げて上げたその手はまっすぐロンを指していました。

「しかしそれなら。何故今まで正体を現さなかったんだ?もしかしたら」

ルーピン先生は開心術でシリウスの心を見ようとしてじっと見詰めながらこう呟きました。そしてルーピン先生は急に目を見開きました。シリウスの心を開心術で見てルーピン先生はついに事の真相を知りこう言ったのです。

「もしかしたらあいつがそうだったのか。もしかしたら君はあいつと入れ替わりになったのか。私に何も言わずに?」

ルーピン先生にこう問われてシリウスはゆっくりと頷きました。つまり「あいつがそうだったのか」というのはピーター・ペティグリューがハリーの両親のポッター夫妻の「秘密の守人」だったという事というわけですよね。

そして「もしかしたら君はあいつと入れ替わりになったのか」というのは「秘密の守人」を当初の予定から変更してシリウスからピーター・ペティグリューにしたのかとルーピン先生はシリウスにそう訊いたというわけです。

「ハリー分らないのか?私たちはずっとシリウスが君のご両親を裏切ったと思っていた。ピーターがシリウスを追い詰めたと思っていた」

そこでです。ルーピン先生は急き込んでこう言い続けて「しかしそれは逆だった。分らないかい?ピーターが君のお父さんお母さんを裏切ったんだ。シリウスがピーターを追い詰めたんだ」とそう言ったというわけですよね。

「最後の最後になってジェームズとリリーにピーターを守人にするように勧めたのは私だ。ピーターに代えるように勧めた。私が悪いのだ。確かに」

ルーピン先生がそう言ったのを受けてシリウスはハリーにこう言いましたね。シリウスが勧めて最後の最後になってハリーの両親のポッター夫妻の「秘密の守人」はシリウスからピーター・ペティグリューへと変更になった。

これこそがシリウスがハリーに一番伝えたかった事で「聞かないと君は後悔する」と言わしめた事だったというわけなんですよね。
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