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シリウスは死んでなんかいない!アーチの向こうに行っただけなんだ。全ての力を出し尽くしてルーピンを振りほどき駆け寄ろうとするハリーでしたが・・・いくら待ってもシリウスは戻って来ませんでした。(全4項目)

4-1.シリウスが!・・・
「シリウスはどこにも行ってない!」

「シリウスはベールの向こうに隠れているだけだ!」

「シリウスは死んでなんかいない!」

「シリウス!」「シリウス!」

シリウスへの熱い思いがハリーと周りの喧騒との間に大きな壁を作ったかのようでした。逸れた呪文がそばを飛んで行きましたが・・・

ハリーにとっては「何の意味もない騒音」「どうでもいいこと」でした。全てがどうでもいいことでした。ルーピンに嘘はやめてほしい!そう願うハリーでしたが・・・

ルーピンを振り解こうともがきながらも心のどこかでハリーには判っていました。シリウスは今までこんなにハリーを待たせたことはなかったからです。

4-2.追うハリー!逃げるベラトリックス
ダンブルドアはほとんどの死喰い人を部屋の中央に見えない縄で拘束していました。ルーピンがネビルの足に杖を向けて「フィニート 終われ」と唱えると呪文が解けてネビルの両足は床に下りて静かになりました。

ただ1人残っていたベラトリックス・レストレンジが尻尾を巻いて逃げ出しました。ダンブルドアが呪文を向けましたがベラトリックスはそれを逸らしました。

「あいつがシリウスを殺した!」

「僕があいつを殺してやる!」

ハリーは緩んでいたルーピンの腕を振り解いてベラトリックスを追いました。背後でハリーを呼ぶ声がしましたがハリーはそれを無視して石段を素早くよじ登りました。

エレベーターでホールに上がるとベラトリックスは走るのをやめていました。「私のかわいい従弟の敵を討ちにきたんじゃないのかい?」と言うベラトリックスに・・・

「クルーシオ!苦しめ!」

ハリーが大声で叫んで「磔の呪文」を唱えましたがベラトリックスは悲鳴をあげて引っくり返っただけでした。ベラトリックスの顔からは笑顔が消えていました。

4-3.ヴォルデモートが魔法省に!
ベラトリックスが言うには「許されざる呪文」を使うには苦しめようと本気になって、それを楽しまなくてはならないのだそうです。ぶっつけ本番では到底使いこなせるものではないようです。

予言を渡せば命だけは助けてやろうと言うベラトリックスに「それじゃあ僕を殺すしかない。予言はなくなったのだから」とハリーが吼えるように言うと・・・

ハリーの額に激痛が走りました。自分自身の怒りとは全く関連性のない激しい怒りが込み上げてくるのを感じました。それは予言を失ったことに対するヴォルデモートの怒りでした。

そして!ホールの真ん中にヴォルデモートが!

4-4.この場面でのダンブルドア
魔法省にヴォルデモートが現れて呆然自失のハリーにヴォルデモートが杖を向けて「死の呪文」を唱えましたが首なしの黄金の魔法使い像が2人の間に立ち塞がり呪文は立像の胸に当たって撥ね返っただけでした。

ハリーは胸を高鳴らせて振り返りました。ダンブルドアが金色のゲートの前に現れていました。ヴォルデモートが杖を上げ緑色の閃光がダンブルドアめがけて飛びましたが・・・

ダンブルドアはくるりと一回転するとマントの渦の中に消えました。次の瞬間ヴォルデモートの背後に現れたダンブルドアが杖を振ると立像が一斉に動き出しました。

そして「この後」はダンブルドアとヴォルデモートとの対決ということになったのですが魔法力の差は歴然としていて全く勝負になりません。

最後にハリーに取り憑いてハリーもろとも殺せと言い放ったヴォルデモートでしたがベラトリックス・レストレンジを連れて魔法省を後にしたのでした。

本日の最後に
何故(なにゆえ)ハリーの両親がヴォルデモートに殺されなければならなかったのか?何故ハリーの額に稲妻形の傷が刻まれることになったのか?

『その理由』が魔法省の神秘部の内奥に隠されていることをハリーが知ったのはダンブルドアではなくルシウス・マルフォイの口からでした。

じゃあどうしてダンブルドアはハリーにそのことを話さなかったんでしょうね。その理由はハリーたち6人を無事に帰らせたかったからでしょうね。

ハリーが『その手』に握ったガラス球が何なのか?が判っていたら「僕たちの誰かを襲えば、これを壊すことになるぞ」とまでは言えなかったでしょう。

ガラス球の価値が分っていなかったからこそハリーは時間を稼ぐことができましたし6人は生き延びることができました。

そしてダンブルドアの最終目的はもちろん!ヴォルデモート卿を魔法省におびき出して魔法大臣コーネリウス・ファッジを始めとする大勢の役人たちに目撃させることだったんですよね。

本日の記事で取り上げたのは・・・
第5巻「不死鳥の騎士団」より第36章「あの人が恐れた唯一の人物」でした。
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