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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

昨年度は不死鳥の騎士団のメンバーが大挙して大勢でハリーを迎えにダーズリー家を訪問しましたが、今年は何故か?ダンブルドアが「1人」でハリーを迎えにダーズリー家にやって来ました。それは色々と片付けなければならない諸問題があったからでした。(全4項目)

4-1.ダンブルドアがダーズリー家に
金曜日の夜11時にダンブルドアがハリーを迎えにダーズリー家にやって来るということで午後7時から窓際に陣取っていたハリーでしたが・・・

部屋の中には雑多な持ち物がばら撒かれていたり机の上には新聞が雑然と広げられて派手な大見出しが載っているのが見えたのでした。

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大きなトランクが部屋の真ん中に置かれていましたが、ほとんど空っぽで「まもなく出かける」というには程遠い状況でした。

おまけに眠っていたハリーでしたが11時になって窓の外の街灯が消えるのを合図に起きたハリーは慌てて荷物をトランクに投げ込み入れ始めました。

背の高い人物が長いマントを翻して庭の小道を歩いて来るのが見えたからです。

4-2.シリウスの遺言
ハリーがあらかじめダンブルドアの来訪を告げていなかったため唖然・呆然とするバーノン叔父さんでしたがダンブルドアはすばやく敷居を跨いで中に入ると玄関の戸を閉めました。

ダンブルドアが居間に入ろうとするので「出かけるんじゃありませんか?」と心配そうに訊いたハリーにダンブルドアは・・・

もちろんそうだが出かける前に幾つか話し合っておかなければならないことがあるので叔父さんと叔母さんのご好意に甘えさせていただくことにしたと答えたのでした。

暖炉に一番近い肘掛椅子に腰を下ろしたダンブルドアは1週間前にシリウスの遺言が見つかって所有物の全てがハリーに遺されたことを告げたのでした。

そんなわけでクリンゴッツのハリーの口座にほどほどの金貨が増えて「それはそれで」良かったのですが中には少々(かなり?)やっかいな私有財産もあったのです。

最たるものは屋敷しもべ妖精のクリーチャーでした。

ハリーは「こんな」シリウスを裏切った生き物を所有するなんて考えるだけでも厭わしいという気持ちでしたが、この1年クリーチャーが騎士団本部で暮らしていたことを考えると事はそう単純には片付けられません。

ダンブルドアはハリーにクリーチャーに「命令してみるのじゃ」と言ったのでした。ハリーの所有に移っているならクリーチャーはハリーの命令に従わなくてはならないのだそうです。

ハリーは他に何も思いつかないまま「クリーチャー、黙れ!」と言いました。クリーチャーは一瞬窒息するかのように見えましたが・・・

死に物狂いで口をパクパクさせ数秒間必死で息を飲み込んでいましたがカーペットに身を投げ出し両手両足で床を叩いて激しく・・・しかし完全に無言で癇癪を爆発させていました。

ハリーの命令に従ったのです。

4-3.最後にもう1つ
と!いうことで「これ」でグリモールド・プレイス12番地とクリーチャーの正当な所有者であることが確認されたハリーでしたが・・・

全ての事が解決したわけですがダンブルドアの「トランクは詰め終わっているのかね?」の指摘に思わずたじろぐハリー!部屋に戻ると慌てて荷造りを再開しましたが必要な物を探し出すのに10分少々かかりました。

片手にトランクもう片手にはヘドウィグの籠を持って1階に戻ったハリーでしたがダンブルドアが玄関ホールで待っていてくれなかったのにはガッカリしました。また居間に戻らなくてはいけなかったからです。

居間の雰囲気は冷え切ったお粥より冷たく固まっていました。ダンブルドアはフンフン鼻歌を歌って「すっかりくつろいだ」様子でしたがダーズリー一家3人は誰も話をしていませんでした。

ハリーが「用意ができました」とダンブルドアに声をかけるとダンブルドアは最後に「もう1度」とダーズリー一家に話し掛けました。

ダンブルドアは自分はハリーを実の息子同様に世話するよう望むとの手紙を添えて預けたのに「この15年間」ハリーが「ただ無視」され「度々残酷」に扱われていたことを指摘したものの・・・

とりあえずではあるがハリーに居場所を与えたし不幸中の幸いでダドリー・ダーズリーのように過保護に甘やかされて育てられはしなかったので・・・

ハリーは言語道断の被害を免れることができたと言ってダーズリー家を後にしたのでした。

4-4.この場面でのダンブルドア
もちろん!ダンブルドアはハリーをダーズリー家に預けるのにあたっては「それからの15年間」ハリーが無視され残酷に扱われて「惨めな15年間」になることを承知の上で預けたわけです。

しかし!その一方で「とりあえず」ハリーに居場所を与えたことを評価もしています。息子として遇しなかったもののハリーはお陰で謙虚で欲張らない性格になることができたというわけです。

さらに10年間魔法界から切り離されて育ったため狼人間や巨人などに対する差別意識もないヴォルデモートの名前を聞いても口にしても「たじろがない人間」になることができたのです。

本日の最後に
ダンブルドアがハリーにグリモールド・プレイス12番地と共にクリーチャーを所有させたのも後々クリーチャーが役に立つことを見越しての措置だったことは言うまでもないでしょうね。

まあハリーにとってはシリウスを裏切った「ただただひたすら」おぞましい存在だったので後々役に立つとは夢にも思っていなかったのでしょうが・・・

本日の記事で取り上げたのは・・・
第6巻「謎のプリンス」より第3章「遺志と意思」でした。

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