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ヴォルデモートの「分霊箱」を探しにダンブルドアと共に断崖絶壁の大岩の上に「姿現し」でやって来たハリーでしたが「この後」想像を絶するダンブルドアの姿を目の前で見せ付けられることになったのでした。ダンブルドアがハリーを同行させたのは「このため」だったのか!(全4項目)

4-1.到着したのは?
2人が到着したのはトム・リドルがかつて2人の幼い犠牲者を連れて来たことがある海の岸壁でした。ハリーは「透明マント」を脱ぐとダンブルドアに続いて大岩を降りると泳ぎ始めたのでした。

2人が泳ぎついた所は大きな洞穴に続く階段でした。ダンブルドアは杖を高く掲げて壁や天井を調べていました。ダンブルドアによると「魔法を使った形跡がある」とのことです。

ダンブルドアは固い岩壁をじっと見つめていましたが、やがて傷ついていないほうの手をローブに入れて銀の小刀を取り出しました。通行料を払わなければならないとのことです。

ダンブルドアは小刀を振り上げると通行料の「血」を捧げました。あまりの行為にドキッ!としたハリーでしたがダンブルドアは自分でつけた傷を杖先でなぞるとアッという間に治してしまいました。

「分霊箱」に辿り着くには、さらに奥に進まなくてはならないようです。

4-2.「分霊箱」はどこに?
現れた直後に消えたアーチ型の入口が「通行料」を払ったので今度は消えませんでした。ダンブルドアはそのアーチ型の入口を通って中に入りました。ハリーもあとに続きました。

目の前にこの世のものとは思えない光景が現れました。2人は巨大な黒い湖の辺に立っていました。ダンブルドアは水に足を入れぬよう注意するようにとハリーに言った後に湖の縁を歩き始めました。

途中ハリーが「呼び寄せ呪文」で「分霊箱」を手に入れようとして失敗したあと再び湖の縁を歩いていた2人でしたがダンブルドアが再び急に立ち止まりました。然るべき場所を見つけたと言うのです。

ハリーには見えませんでしたがダンブルドアが空中で何かをつかむと、もう片方の手で杖を上げながら握り拳を杖先で軽く叩きました。

とたんに赤みを帯びた緑色の太い鎖が現れました。鎖を引き寄せると「その先」には小舟が繋がれていました。

そんな小舟があることに気づいたダンブルドアに驚きを隠せないハリーでしたがダンブルドアはそんなハリーに魔法は常に時には顕著な跡を残すものだと答えたのでした。

2人は発見した小舟に乗ると湖の向こうを目指したのでした。

4-3.耐え難い苦痛?懺悔のダンブルドア?
小舟で到着したのは校長室の大きさほどの小島で、そこにあるのは緑がかった光の源だけでした。緑の光は「憂いの篩」のような石の水盆から発していました。

どうやら「分霊箱」はその石の水盆の底にあるようです。ダンブルドアは杖をかざし液体の上で複雑に動かしながら無言で呪文を唱えていましたが・・・

どこからともなく現れたクリスタルのゴブレットをつかむと「結論は唯1つ、この液体は飲み干すようになっておる」と言ったのでした。

つまり「分霊箱」を手に入れるには水盆の上にある緑色の液体を飲み干すことによってのみ取り出すことができると言うのです。

もし劇薬だったら?と懸念を示すハリーにダンブルドアは「ヴォルデモート卿は、この島にたどり着くほどの者を、殺したくはないじゃろう」と気楽に言ったのでした。

ハリーは信じられない思いでした。またしても誰に対しても善良さを認めようとするダンブルドアの異常な信念なのでしょうか?

ここでダンブルドアは校長室で約束したことを改めて確認しました。一緒に来るのにあたって『いかなる命令』にも従うと誓って「ここ」に来たことを・・・

ハリーが「僕が代わりに飲んではいけませんか?」と言ったのに対してダンブルドアは「わしのほうが年寄りで、より賢く、ずっと価値がない」と言って・・・

ハリーがそれ以上抗議できないでいる内にダンブルドアはコブレッドを緑色の液体の中に入れて飲み始めたのでした。

4-4.この場面でのダンブルドア
ここでハリーは最初で最後の衝撃的なダンブルドアの姿を見ることになったわけです。4杯目の途中でダンブルドアはよろめき前屈みになって水盆に寄り掛かりました。

ダンブルドアは喘ぎダンブルドアの声とは思えない声を叫びました。死を目前に控えたダンブルドアの脳裏に浮かんだのは?

事前に死ぬと解っていながら見殺しにした人たちの顔が浮かんでは消え浮かんでは消え走馬灯のように流れていったのではないでしょうか?

ポッター夫妻

バーサ・ジョーキンズ

バーテミウス・クラウチ氏

セドリック・ディゴリー

スタージス・ポドモア

エメリーン・バンス

そして!シリウス・ブラック!

ダンブルドアの口から発せられた言葉の数々は見殺しにした人たちに対する「懺悔の言葉」だったのではないでしょうか?

「やりたくない・・・わしにそんなことを・・・」

「・・・嫌じゃ・・・やめたい・・・」

「嫌じゃ・・・いやなのじゃ・・・行かせてくれ」

「やめさせてくれ。やめさせてくれ」

「だめじゃ、だめ、だめ・・・だめじゃ・・・わしにはできん・・・できん。させないでくれ。やりたくない・・・」

「わしのせいじゃ。わしのせいじゃ」

「やめさせてくれ。わしが悪かったのじゃ。ああ、どうかやめさせてくれ。わしはもう二度と、決して・・・」

「頼む。お願いだ。お願いだ。だめだ・・・それはだめだ。それはだめだ。わしが何でもするから・・・」

「もうそれ以上は、お願いだ、もうそれ以上は・・・」

「わしは死にたい!やめさせてくれ!やめさせてくれ!死にたい!」

「殺してくれ!」

本日の最後に
何故(なにゆえ)にダンブルドアは「この洞窟」にハリーを同行させたんでしょうね?それはもちろん残り4個の「分霊箱」を取りに行く時も・・・

ありとあらゆる困難がハリーを待ち受けているのでダンブルドアは自分が生きている内に一度ハリーに体験学習をさせるために連れて来たんでしょうね。

「この体験」を通じてハリーはいかなる困難で厳しい状況にあっても冷静に事を運び対処することの術を学び取ったのでは?ないでしょうか。

湖から水をすくい取ってしまったために亡者に襲われる事態となってしまったハリーでしたがダンブルドアが最後の力を振り絞って亡者たちを火で追い払い・・・

何とか2人は元いた場所に戻ってくることができたのでした。

本日の記事で取り上げたのは・・・
第6巻「謎のプリンス」より第26章「洞窟」でした。
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