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今週は第7巻「死の秘宝」を通じて明らかになったセブルス・スネイプとアルバス・ダンブルドアの濃密な関係について考えて来ましたがシリーズ最終回の今日は先回までの内容を踏まえて改めて「この2人」について考察してみたいと思います。(全3項目)

3-1.2人が交わした約束
以前の記事でも散々取り上げていますが騎士団下巻213ページではハーマイオニーがロンに「何度スネイプを疑えば気がすむの?それが一度でも正しかったことがある?」と怒っていますね。

さらにハーマイオニーはダンブルドアが信用しているのだからと繰り返し言っています。つまりダンブルドアを信じられないのなら誰を信じればいいのか?と・・・

プリンス下巻17ページではルーピンがスネイプを信用するのか?しないのか?の判断をする役目はダンブルドアが担っている。だから私たちは判断する必要がないんだと言っています。

プリンス下巻450ページではマクゴナガル先生が「スネイプを信用するに足る鉄壁の理由があるとダンブルドアは常々そう仄めかしていました」と言っています。

マクゴナガル先生もまたスネイプは過去が過去でしたから当然みんなが疑ったと、しかしダンブルドアはスネイプの悔恨は絶対に本物だと・・・スネイプを疑う言葉は一言も聞こうとしなかったと言っていますね。

そして第7巻「死の秘宝」で何ゆえヴォルデモートがハリーを襲って凋落する以前からスネイプがヴォルデモートを裏切ってダンブルドア側に寝返ったのか?の理由が明らかになったというわけです。

スネイプは自分の好きな女(ひと)の命を救うためにヴォルデモートを裏切りダンブルドアの密偵になったということだったんですね。

そして最も憎んでいたジェームズ・ポッターの息子に自分の気持ち(リリーへの思い)を知られるなんて到底耐えられないということで・・・

ダンブルドアもまた「きみの、たっての望みとあらば」とため息をつきながら決して「そのこと」は誰にも言わないと約束したのでした。

3-2.教師と生徒→校長と教師
炎のゴブレット下巻264ページ(携帯版730ページ)ではシリウスがスネイプがホグワーツで教職に就いていると聞いて以来、どうしてダンブルドアがスネイプを雇ったのか?不思議に思っていたと言っていますね。

さらにシリウスはスネイプがヴォルデモートのために働いたことがあるのならホグワーツで教えることをダンブルドアが許すとは到底考えられないとも言っています。

死の秘宝下巻435ページでダンブルドアはリリーの命を助けることと引き換えにスネイプに代わりに見返りを要求していますね。それに対してスネイプは・・・

しばし呆然としたあとダンブルドアに対して「何なりと」と、つまりリリーの命を助けてくれるのなら何でもしますという意味のことを言っていますね。

つまりダンブルドアがスネイプを雇ったのは「この男なら、たとえ死喰い人の前歴があっても絶対に裏切らない」との確信があったからということだったんでしょうね。

3-3.死後も頭が上がらない?
「以前の記事」でもスネイプはどんなに怒っていてもダンブルドアに一言「もうよいじゃろうセブルス」と言われると憤怒の表情を浮かべつつも黙って矛を収めてしまいますし・・・

どんなに気の進まない仕事や任務でもダンブルドアに頼まれると断れずに全て引き受けてしまうことは当サイトでは既に7巻発売前に指摘済みでした。

そして第7巻ではダンブルドアの命令であれば人殺しでさえ実行してしまうスネイプの実像が明らかにされたのでした。ダンブルドアの死は事前に2人の間で話し合われていたのです。

加えて第7巻では死後もダンブルドアに頭が上がらず肖像画のダンブルドアの命令を忠実に実行しているスネイプの姿が明らかにされました。

グリフィンドールの剣をハリーに渡す際にもスネイプはダンブルドアに剣をハリーに渡すことが何故それほど重要なのか?の理由を教えてくれないことに不満を漏らしつつもダンブルドアの命令を忠実に実行に移しています。

結局スネイプ本人が死ぬまでダンブルドアには頭が上がらなかったという結果に終わってしまいました。

最後に
第3巻「アズカバンの囚人」の第19章「ヴォルデモートの召使い」の冒頭でスネイプが狂気の表情を浮かべるほどに逆上していたのは・・・

愛する女(ひと)を死に追いやったシリウス・ブラックに対する怒りがそうさせていたんですね。当時ポッター夫妻の「秘密の守人」はシリウス・ブラックだと思われていましたからね。

この当時はスネイプの「あんな態度」にほとんど全ての読者が嫌悪感を持ったでしょうが今改めて読み返してみるとスネイプの気持ちや心情が理解できて・・・

最初に読んだ時とは全く違う気持ちで読み返すことができますよね。(笑)
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