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長男誕生!の吉報に沸き立つ「貝殻の家」さらに名付け親に指名されて大喜びのハリーでしたが、そんな幸福感も束の間のこととなってしまいました。親子を引き裂いたのはホグワーツ魔法魔術学校を舞台にした激しい戦いでした。(全3項目)

3-1.ハリー名付け親に!
ハーマイオニーからは泣き声で「あんまりだわ!」と言われてしまうし、ロンもまた「あんなこと、ルーピンに言うべきじゃなかったぜ」と責められるしで・・・

「身から出た錆だ」と2人には言ってみたもののハリーの心にはバラバラなイメージが目まぐるしく出入りしていたのでした。

後悔がどっと押し寄せて来てハリーは気分が悪くなりました。それでもこれでルーピンがトンクスの所に帰ったなら言ったかいがあったと思うハリーとハーマイオニーなのでした。

そんなハリーたち3人とルーピンが再会したのは3人がビルとフラーの新居「貝殻の家」に滞在していた時でした。その知らせは唐突にそして突然もたらされたのでした。

正面玄関でバーンと音がすると家の中に緊張感が走りました。フラーが怯えた顔でキッチンから駆け込んで来ました。ビルは勢いよく立ち上がると杖をドアに向けました。

すると風の唸りに消されないようにと叫ぶルーピンの声が聞こえました。ハリーは背筋に冷たいものが走りました。何か悪い知らせを持って来たのでは?と思ったからです。

扉の向こうにいるのがルーピンだと知ってビルはドアに駆け寄り急いで開けました。真っ青な顔で旅行マントに身を包み風にあおられた白髪は乱れていました。ルーピンは敷居に倒れ込みました。

ルーピンは立ち上がって部屋を見回し誰がいるのかを確かめた後大声で叫びました。テーブル中が喜びに沸き安堵の吐息を漏らしたのでした。ルーピンの知らせは?

「男の子だ!ドーラの父親の名前を取って、テッドと名付けたんだ!」

ルーピンは幸せでぼーっとしているように見えました。ルーピンはテーブルをぐるっと回ってハリーを抱き締めました。グリモールド・プレイスでの出来事が嘘のようでした。

「君が名付け親になってくれるか?」

ハリーは驚くと共に感激しました。ルーピンも「君ほどぴったりの人はいない」とさらにトンクスも大賛成だと言ったのでした。

新しい生命の吉報がみんなの心を躍らせて夢中にさせ、しばしの間は包囲されていることも忘れさせてくれました。全員に笑いかけるルーピンはハリーがこれまでに見たルーピンよりも何歳も若く見えたのでした。

「いや・・・いや・・・本当にもう帰らなければ」

もう一杯と勧められるワインを断ってルーピンはマントの紐を締めると別れの挨拶に女性を抱きしめ男性とは握手をして満面の笑みを浮かべながら荒れた夜へと戻って行ったのでした。

3-2.身を引き裂かれるような思い
死の秘宝下巻541ページでのハリーはヴォルデモートとの戦いに勝利を収めても幸福感より疲労感のほうが勝っているというのが偽らざる心境だったようです。

それはやはりフレッド、ルーピン、トンクスを失った痛みが数歩歩くごとに肉体的な傷のようにキリキリと刺し込んで来ていたからでした。

それは私たち読者とりわけルーピンとトンクスが好きだった人たちも同じ気持ちだったのでは?ないでしょうか。何が悲しいって死ぬ瞬間の描写がなかったというのが一番悲しかったですよね。

思えばルーピンも38年余りの人生で楽しかったと云える期間はほんのわずかでした。初めて友達ができたホグワーツでの「7年間」と子供が生まれるまでの「数ヵ月間」だけでした。

トンクスも子供にどのようにして愛情を注ごうかと「あんなこと」もしてやりたい「こんなこと」も教えてあげたいと・・・どのようして我が子を育てていこうかと思いを馳せていただろうに無念でなりません。

3-3.2人は死してもテッド・リーマス・ルーピンを残す!
長男が「ジェームズ・シリウス・ポッター」

次男が「アルバス・セブルス・ポッター」

と!いうことでジニーと結婚したハリーは生まれて来た2人の男の子にそれぞれ長男には父親と名付け親の名前を、そして次男にはホグワーツの2人の校長の名前を取ってつけたというわけです。

そもそもヨーロッパには日本のように新たに名前を作るという習慣や概念がないので、父親か母親か自分自身または祖父母や親戚の人の名前を持って来てつけるということになるわけです。

ハリーのフルネームは「ハリー・ジェームズ・ポッター」

ジニーのフルネームは「ジネブラ・モリー・ウィーズリー」

そんなわけでハリーもジニーもミドルネームにはそれぞれの父親と母親の名前を貰っているというわけなんですよね。そして!ルーピンとトンクスの間に生まれた男の子にも・・・

「テッド・リーマス・ルーピン」

ということでトンクスの父親の名前とルーピンの名前を取って命名されたというわけなんですね。

最後に
当サイトでは折りあるごとに言っていることなんですが私がハリーポッター・シリーズで一番好きな人物はやっぱり今でも「リーマス・ルーピン」です。

確かにセブルス・スネイプについても第7巻を読んで大いに認識を新たにしたので劇的に印象が変わったわけですが、それでもリーマス・ルーピンを凌駕するには至りませんでした。

ですのでリーマス・ルーピンのことは何とか「こじつけ」でも何でも!とにかく何らかの形で再び取り上げたいと思っています。
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