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2008.10.12 死の秘宝
ハリーが持っている「あの品物」が第7巻の重要アイテムだということは事前にローリングさんが発表していたんですが、まさか「こんな形」でとは思わなかったですね。本日は最終巻の題名にもなった3つの品物「死の秘宝」について考えてみたいと思います。(全3項目)

3-1.透明マント
ローリングさんがニュート・スキャマンダーという名前で出した「幻の動物とその生息地」という本の44ページにデミガイズという動物が登場しています。

おとなしい草食動物で細く長い絹のようなシルバーの毛が全身を覆っていてデミガイズの毛は織れば透明マントになるので珍重されているそうです。

私もそして多くの読者もハリーが持っている「透明マント」もまた当然デミガイズの毛を織ったものだと思っていましたが違うことが第7巻で明らかになりました。

ハリーが持っている「透明マント」は『本物の透明マント』だったのです。下巻37ページでゼノフィリウス・ラブグッド氏が詳しく説明しています。

デミガイズの毛で織った「透明マント」は最初の内こそ隠してくれるが何年か経つと色褪せて半透明になってしまう。しかし本物の「透明マント」は間違いなく透明にしてくれるし永久に長持ちするのだそうです。

ハリーが1年生のクリスマスにダンブルドアから譲り受けて以来ロンもハーマイオニーも当たり前のように使っていた「透明マント」だったのですが・・・

実は魔法界でも1つしかない極めて珍しい物だったのです。

3-2.蘇りの石
プリンス上巻312ページでマールヴォロ・ゴーントが魔法省の役人ボブ・オグデンに指し示した中指にはめていた黒い石つきの指輪の・・・

この指輪についていた『黒い石』が実は「蘇りの石」だったんですよね。マールヴォロ・ゴーントが石にはペベレル家の紋章が刻まれていると説明しています。

ダンブルドアがハリーを連れてホグワーツの教職に復帰するようスラグホーンを説得しに行った時ダンブルドアは傷ついていない左手のほうに「この指輪」をはめていました。(プリンス上巻102ページ)

そしてダンブルドアの最初の個人授業の時には銀の器具が沢山載ったテーブルの1つに「この指輪」があるのをハリーが確認しています。(プリンス上巻325ページ)

ところがダンブルドア2度目の授業を終えてハリーが校長室を出ようとした時には既に指輪は無くなっていました。(プリンス上巻420ページ)

ハリーが指輪が無くなっていることをダンブルドアに問い質すとダンブルドアは「なかなか鋭いのう」と言いつつ答えをはぐらかしたのでした。

つまり「この時点」で既に『蘇りの石』はスニッチの中に封印してしまったあとだったということなんでしょうね。

3-3.ニワトコの杖
「死の杖」「宿命の杖」「ニワトコの杖」

所有した魔法使いを無敵にするが故に「ニワトコの杖」の持ち主は常に攻撃されることを恐れなければなりません。それほどまでに求められる物なのです。

「ニワトコの杖」の最大の特徴は「この杖」の真の所持者となるためには、その前の持ち主から杖を奪わなくてはならないのだそうです。

「極悪人エグバート」が「悪人エメリック」を虐殺して杖を手に入れたり、ゴデロットが息子のヘレワードに杖を奪われて自宅の地下室で死んでしまったり・・・

恐ろしいロクシアスがバーナバス・デベリルを殺して手に入れたりと「ニワトコの杖」の血の軌跡は魔法史のページに点々と残っているとのことなのだそうです。

●ペベレル3兄弟と「死の秘宝」
ハーマイオニーがダンブルドアから譲り受けた本「吟遊詩人ビードルの物語」に登場する「3兄弟」こそが実在するペベレル家の兄弟アンチオク、カドマス、イグノタスなのだそうです。

この「3人」こそが「死の秘宝」の最初の持ち主なのだそうです。そして前述のように「ニワトコの杖」は時には前の持ち主を殺すことによって所有権の移動が為されて来ましたが・・・

「蘇りの石」と「透明マント」はペベレル家の最初の所有者からその子へと、さらにその孫へと、さらにさらにその子供へと子々孫々に引き継がれていって・・・

やがて「蘇りの石」はヴォルデモート卿の祖父マールヴォロ・ゴーントが、そして「透明マント」はジェームズ・ポッターが所有するに至ったのでした。

つまりハリーとヴォルデモート卿は先祖を遡って行くとペベレル家に辿り着くので2人は遠い親戚ということになるのだそうです。

最後に
「死の秘宝」下巻501ページでダンブルドアは「透明マント」について「虚しい好奇心から手に入れた」と言っていますが当然これは嘘でしょうね。

ハリーのお父さんから預かったのがヴォルデモートに殺される直前だったというタイミングから考えても、これは一人息子のハリーに譲り渡すために預かったと考えるべきでしょう。

私は3人兄弟の長男が無敵の杖を持ったが故に「その杖」を持った直後に杖を奪われた挙句に殺されてしまったという物語の内容を考えれば・・・

ヴォルデモートが「ニワトコの杖」のみを求めたことで自ら「死」を引き寄せてしまったと思いますね。自らの手で自分の首をしめてしまったのです。
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