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ハリーポッター・シリーズでは最初の印象は最悪だったのに後に劇的に印象が好転するという人物が大勢いましたが「この人」の場合は好転するどころかさらに悪くなったような気さえしますよね。何で?あそこまで「あの人」のことが好きなのでしょうか?(全3項目)

3-1.何で?そこまで好きなのか?
「あなた様が我が親族の家にお留まりくださることは、この上ない名誉でございます。これに優る喜びがありましょうか」(死の秘宝上巻17ページ)

テーブルの中ほどにいた女が感激に声を詰まらせながらこう言ったのでした。厚ぼったい瞼に黒髪の女は隣に座っている妹とは似ても似つかぬ容貌に加えて立ち居振る舞いも全く違っていたのでした。

体を強張らせ無表情で座るナルシッサに比べて姉のベラトリックスは、お側に侍(はべ)りたい渇望を言葉では表しきれないとでもいうようにヴォルデモートのほうに身を乗り出していたのでした。

「これに優る喜びはない」

ヴォルデモートはベラトリックスの最後の言葉を繰り返しベラトリックスを吟味するようにわずかに頭を傾げましたが・・・

3-2.親戚の恥?一家の恥辱?
おまえの口からそういう言葉を聞くのは殊勝なことだと言いつつヴォルデモートは今週おまえの親族に喜ばしい出来事があったが、それと比べても喜ばしいのか?と訊いたのでした。

ベラトリックスは何のことやら?分らず困惑した目でヴォルデモートを見ましたが「この後」ベラトリックスとマルフォイ一家は居並ぶ死喰い人たちの前で辱しめを受けることになったのでした。

ベラトリックス、ナルシッサ、ルシウスの姪(ニンファドーラ・トンクス)が狼男のリーマス・ルーピンと結婚したから、さぞ鼻が高かろうとヴォルデモートが言うと一座から嘲笑が湧き起こったのでした。

人々の中には身を乗り出して、さも面白そうに顔を見合わせる者も大勢いましたしテーブルを拳で叩いて笑う者もいました。今しがた喜びに上気したベラトリックスの顔は赤い斑点の浮き出た醜い顔に変わったのでした。

「わが君、あんなやつは姪ではありません」

大喜びで騒ぐ周囲の声に負けじとベラトリックスは叫びました。そして穢れた血と結婚した妹など一顧だにしていないと!そんな妹のガキも!そいつが結婚する獣(けだもの)も私たちとは何の関係もないと言ったのでした。

3-3.執拗にトンクスを・・・
「ドラコ、おまえはどうだ?」「狼の子が産まれたら、子守をするのか?」

ヴォルデモートがこう言うと浮かれ騒ぎが一段と高まったのでした。ドラコ・マルフォイは恐怖に目を見開いて父親を見ましたがルシウスは自分の膝をじっと見たままだったので今度は母親の視線を捕えようとしました。

しかしナルシッサもまたほとんど気づかれないくらいに首を振ったきり向かい側の壁を無表情に見つめる姿勢に戻ったのでした。

ヴォルデモートは旧い家柄の血筋も時間と共に幾分かは腐ってくるものが多いので健全さを保つには枝落としが必要だと・・・健全さを損なう恐れのある腐った部分を切り落とせとベラトリックスに言ったのでした。

ベラトリックスは息を殺し取りすがるようにヴォルデモートを見つめながら聞いていましたが感謝に目を潤(うる)ませて囁くようにこう言ったのでした。

「わが君、わかりました」「できるだけ早く!」

「死の秘宝」上巻109ページではトンクスがベラトリックスがハリーを狙うのと同じくらい「しつこく」私を狙っていたと言っていますね。私を殺そうと躍起になっていたと・・・

つまりは公衆の面前でマルフォイ一家と共に恥をかかされたベラトリックスは「この機会に、何が何でも!」と必死にトンクスを殺そうとしていたというわけなんですね。(やれやれ)

今日の最後に
「死の秘宝」上巻20ページでヴォルデモートは「純血のみの世になるまで我々を蝕む病根を切り取るのだ」と言っていますが・・・

そもそもヴォルデモート自身が父親がマグルで純血の魔法使いではないのに「純血のみの世」なんて矛盾も甚だしいのに、よくこんなことが言えますよね。

自分の館(やかた)にヴォルデモートが滞在していてマルフォイ一家が迷惑顔なのはそのことも原因の1つなのかもしれませんね。(苦笑)

もちろん過去の数々の失敗や失態の責めを負わされるために殺されることを一番恐れていたのでしょうが・・・
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