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先回の記事の最後に予告した通り今日と明日の2日間は先週の金曜日12月12日に発売された「この本」のことをさっそく取り上げることにします。購入を迷っている人の手助けや参考になれば幸いです。(全4項目)

4-1.始めに「読み終えての感想」(ネタばれなし)
1,575円(税込)という値段もそうなんですが本来子供の読む童話という位置付けだったので「1ページあたりの文字数が少ないのでは?」と予想していましたが思った通りでした。

もう1つ気づいたのは紙が分厚くてページ数が少ないということでしたね。文章の分量は半日もあれば読み終えてしまえるほどの少なさでした。

私個人の感想としてはピリッ!と利いた辛味と毒舌が読んでいて心地よかったです。私自身が「この手」の文章は読み慣れているということもありましたからね。(笑)

もちろん既刊の7巻と2冊の副読本を読んでいれば「より楽しめる内容」となっていますが、これなら読んでいない人でも違和感なく読めると思いました。

ただ1つの不満と云うか残念に思ったのは訳者の松岡佑子さんの後書きがなかったことですね。どんな思い・気持ちで翻訳したのか?などの話を是非聞きたかったですね。

私的にはこうして記事を書くネタにもなりましたから買って損はなかったと思いますが過去のローリングさんの出したハリポタ7巻と2冊の副読本の分量に慣れた読者の中には「物足りない」と感じる人もいるでしょうね。

と!いうわけで「これ以降」については本の具体的な内容に触れているので未読の方で「事前に内容を知りたくない」という人は見ないでください。

4-2.新たに判明したこと
前述のように「この本」は既刊の7巻と2冊の副読本の内の1冊「幻の動物とその生息地」を読んでいる人は「より楽しめる内容」になっています。

まず最初の「物語を始める前に」の中ではセブルス・スネイプ亡き後のホグワーツ魔法魔術学校の新校長にはマクゴナガル先生が就任したことが明らかにされていますね。(おお!ようやくという感じです)

次に「豊かな幸運の泉」のダンブルドアの解説文ではハグリッドの前任者でハリーが2年生の時まで「魔法生物飼育学」の教師だったケトルバーン先生の過去のエピソードが紹介されていたりします。

さらにルシウス・マルフォイが何ゆえダンブルドアをホグワーツの校長職から追放せんと「あれほど強く願ったのか?」の経緯と理由も明らかにされています。

その他にも「へえ~ぇ!そうだったのか!」と感心させたり驚かされたりする話やエピソードが満載ですね。

この後は個々のお話について私の気づいたことや思ったことを紹介してみたいと思います。

4-3.魔法使いとポンポン跳ぶポット
最初に紹介されているお話は「とある村」に住んでいる性格が正反対の魔法使いの親子の物語ですね。父親の老魔法使いは惜しげもなく魔法を使って村の人たちを助けていました。

しかし息子は魔法の使えない人間は何の価値もないと考えていましたから魔法を使って近所の人を助けてばかりいる父親とは、よく言い争いをしていました。

父親の死後その息子はさっそく「村の連中がどうなろうが俺の知ったことか!」という態度に打って出ましたが反旗を翻(ひるがえ)したのが老魔法使いの遺した古いポットでした。

結局息子はポンポン跳びはねるポットのために眠ることも食べることもできなくなってポットに降参して父親と同じように村の人たちを助けるようになるというお話です。

解説文の中でダンブルドアは老魔法使いは息子に教訓を与え、息子の魔法使いは良心に目覚めて魔法の力をマグルの隣人のために使うようになったと考えるなら・・・

そう考える者は「お人好しのあんぽんたんぶり」をさらけ出していると云えると言っていますが私も全く同感ですね。(笑)

と!いうのも息子は決して良心になど目覚めてはおらず村の人たちを助けているのも「またポットにスリッパを脱いで跳びはねられてはかなわない!」と思っているからなんですよね。

物語は「めでたし、めでたし」で終わっていますが息子の魔法使いにとっては全然めでたくないというわけです。

4-4.書き換えられた「ポンポン跳ぶポット」
そんな困っているマグルの隣人は助けてあげなくてはならないと説いている「この物語」なんですが当時の時代背景を考えれば「とんでもない内容」だったと云えなくもなかったんですよね。

ダンブルドアの解説文によると15世紀初頭ヨーロッパでは魔女狩りが勢いを増していたそうです。隣のマグルの豚の病気を呪文で治してやろうとすることは・・・

自分を火炙(あぶ)りにするための薪(まき)を自ら集めるにも等しい行為だったそうです。魔法界では非魔法族の人間との関係が急激に疎遠になり・・・

「マグルのことはマグルに始末させろ!」の声が高まり、ついに1689年の「国際魔法機密保持法」の制定に極まって魔法族は自ら姿を隠すことになったのだそうです。

そのため「ポンポン跳ぶポット」もイボだらけのポットはそのままに書き換えられた物語が魔法界の家庭で広く読まれるようになったそうです。

書き換え版では罪のない魔法使いを捕まえようとやって来るマグルたちをポンポンポットが魔法使いの家から追い出し捕えては丸ごと飲み込んで魔法使いを守るという話になっているそうです。

物語の最後にはポットはほとんどの村人を飲み込んでしまい魔法使いは自身の身の安全の保障と引き換えに飲み込んだ村人を返すという内容になっていたそうです。

親からこの書き換え版のみを聞かされていた子供たちは偶然原書版を読む機会があると大いに驚くことになるのだそうです。

今日の最後に
このようにして魔女狩りが熾烈(しれつ)を極めるようになると17世紀にはマグルと親しくする魔法使いたちは白い眼で見られ村八分になることさえあったそうです。

さらに「この時代」にはマグル贔屓の魔法使いに投げつける悪態や異名なども数々生まれたのだそうです。それらの言葉にはマグル贔屓の魔法使いは魔法力が弱いという意味が込められているそうです。

しかし!このような偏見は秀でた魔法使いの中に(例えばアルバス・ダンブルドア)俗に言う「マグル好き」がいるという圧倒的な証拠の前に消え去ることになったとのことですが・・・
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