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「選ばれし者?」ということでハリーを巡って激しい攻防と駆け引きが繰り広げられましたが結局ハリーがスラグホーンのパーティに連れて行ったのは?「ひょうたんからコマ」という結果になったのでした。(全3項目)

3-1.ロミルダ・ベイン
この人と云うか?「この女の子」が初登場したのは上巻210ページで大きな黒い目に長い黒髪の大胆そうな顔立ちで自信たっぷりに話す4年生のグリフィンドール生とのことです。

第6巻で初登場ということで「つまりは」彼女はダンブルドア軍団には参加していません。ということは昨年1年間は「日刊予言者新聞」の記事を鵜呑みにして・・・

「ハリー・ポッターなんて信用できない!」と思っていたんでしょうね。それが一転して「選ばれし者?」と予言者新聞がハリーを持ち上げるようになったので彼女もまた同様に態度を豹変させたというわけです。

ハリーもまた去年1年間は自分のことを白眼視していたのに手の平を返して接近してくる彼女の心情を見て取ったんでしょうね。「この人たちは僕の友達だ」と冷たく答えて彼女を突き放したのでした。

思うにロミルダ・ベインという子は自信家で大胆不敵なんですが、その一方そういった性格が災いして自分本位で何でも自分に都合よく考えてしまうところがあるという気が私はしますね。

したがって9月1日にホグワーツ特急で冷たく突き放されたことも自分に都合よく解釈したんでしょう。クィディッチの選抜の時にも姿を見せています。(上巻338ページ)

と!いうわけで「いよいよ」彼女にとって勝負の時がやって来たというわけです。スラグホーンのクリスマス・パーティでハリーのパートナーの座を獲得するために彼女は大胆な行動に打って出たのです。

パーティ前夜ロミルダは談話室に戻って来たハリーに「ギリーウォーターはいかが?」と声をかけたのでした。ハリーが急いで好きじゃないからと断ると・・・

お祖母さんが送ってくれたけど好きじゃないからと言って惚れ薬を仕込ませたファイア・ウィースキー入りの大鍋チョコレートをハリーの手に押し付けたのでした。(上巻468ページ)

しかし直前にハーマイオニーから「そのこと」を聞かされていたハリーはもちろん大鍋チョコレートを食べはしなかったのでした。

その大鍋チョコレートは約2ヵ月半後の3月1日にロンが惚れ薬入りとは知らずに食べてしまったのでした。

3-2.ロン対ハーマイオニー?
ロンとハーマイオニーがケンカをして口を利かなくなるということは、これまでにも何度もあったことなんですが今回の場合はちょっとした感情のすれ違いがキッカケで始まったというわけです。

「ハーマイオニーはビクトール・クラムとキスしたのか?」とロンが猜疑心を抱いたのが、そもそもの始まりでした。(上巻437ページ)

そしてハリーがクィディッチのグリフィンドール対スリザリン戦で講じた策がむしろ逆に2人の溝を決定的にしてしまったのです。(フェリックス・フェリシスを入れるフリ)

たとえロンとハーマイオニーが仲違いしていても両方の友達でいようと決意したハリーはロンとハーマイオニーのどちらと一緒にいても口を固く閉ざしていることが多くなったのでした。(上巻461ページ)

ロンは「僕はハーマイオニーに何の約束もしちゃいない」とか「僕たちは単なる友達で」だからフリー・エージェントだとかモゴモゴ言っていましたが・・・

やがてロンの声は小さくなっていって呟きになり暖炉の火が爆ぜる大きな音でほとんど聞こえなくなっていったのでした。私はハリーに説明するというよりは自分自身に言い聞かせていたのではないかな?と思いますね。

ハーマイオニーもまた「誰とキスしようが、まったく自由よ」とか「まったく気にしないわ」などと声をひそめて言いましたが羽根ペンを取り上げると羊皮紙に穴が空くほど強く句点を打ったのでした。

言葉とは裏腹に相当気にしているようです。

ハリーは何も言いませんでした。あまりにも声を使わないので、そのうち声が出なくなるのではないか?と思うほどでした。

3-3.結局最後の最後には・・・
そんなわけで2人の板挟みになってすっかり無口になってしまったハリーだったのですがベッドに入りながらハリーは「あと1日分の授業とスラグホーンのパーティがあるだけだ」と自分を慰めたのでした。

明後日からクリスマス休暇ということで休暇前に2人が仲直りするのは今や不可能に思われました。しかし休暇の間に2人とも冷静になって自分たちの態度を反省してくれればと思ったのですが・・・

しかし2人と一緒に受けた「変身術」の授業で再び激しい戦いが繰り広げられてハリーの希望は落ち込むばかりだったのでした。

この日の授業では人の変身という非常に難しい課題を始めたのですがロンの1回目は惨憺(さんたん)たる結果で何でそうなったものやら?見事なカイザル髯が生えてしまいました。

ハーマイオニーは薄情にもそれを笑ったのでした。

ロンはその復讐にマクゴナガル先生が質問するたびハーマイオニーが椅子に座ったまま上下にピョコピョコする様子を残酷にも正確に真似して見せたのでした。

ラベンダーとパーバティはさかんに面白がったのですがハーマイオニーは今にも泣き出しそうになりベルが鳴ったとたん学用品を半分も残したまま教室から飛び出して行ってしまったのでした。

今はロンよりハーマイオニーのほうが助けを必要としていると判断したハリーはハーマイオニーが置き去りにした荷物を掻き集めるとハーマイオニーを追ったのでした。

ようやく追いついた時にはハーマイオニーは下の階の女子トイレから出て来るところでした。ルーナ・ラブグッドがハーマイオニーの背中を叩くともなく叩きながら付き添っていました。

ここでルーナの言いにくい真実をスバリ!という才能が発揮されたのでした。ハリーは他にルーナのような人に会ったことはありませんでした。

そんなルーナに触発されたのか?思わずハリーの口からハリー自身も驚く言葉が飛び出したのです。他人がしゃべっているかのようにハリーは自分の言葉を聞いたのでした。

「今晩、僕と一緒にスラグホーンのパーティに来ないか?」

ルーナも驚いて飛び出した眼をハリーに向けたのでした。

結局群がる女の子たちを振り切って「選ばれし者」のパートナーになったのはパーティ当日に偶然出会ったルーナ・ラブグッドだったというわけなんですよね。(笑)

最後に
ハリー・ポッターがスラグホーンのクリスマス・パーティにルーナ・ラブグッドを連れて行くというニュースは当然驚きをもって瞬く間に学校中に知れ渡ったのでした。

さらに「この後」ハーマイオニーの口からはコーマック・マクラーゲンと一緒にパーティに行くという驚愕のゴシップ種(ネタ)がもたらされたのでした。

それを聞いた直後のロンは奇妙に無表情で何も言いませんでした。ハリーは1人黙って女性とは復讐のためならどこまで深く身を落とすことができるものなのか?としみじみ考えていたのでした。
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