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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

息子が父親を殺す・・・ローリングさんは何とも残酷でやるせないストーリーを描くものだなとつくづく思いますね。

炎のゴブレット下巻498ページでクラウチ・ジュニアは「俺を決して愛してくれなかった父だが、母を愛していた」と言っていますが、果たして本当にそうだったのでしょうか?

同第28章「クラウチ氏の狂気」でホグワーツに現れた際にクラウチ氏は支離滅裂に色んなことを話していますが、ローリングさんはその中にクラウチ氏が実は息子に対して深い愛情を持っていたんだということをさりげなく盛り込んでいます。

下巻306ページでクラウチ氏はこう言っています。

そうなんだよ。息子は最近『O・W・L(ふくろう)試験』で十二科目もパスしてね。満足だよ。いや、ありがとう。いや、まったく鼻が高い。

つまりクラウチ氏にとっては成績優秀の自慢の息子だったというわけです。

クラウチ氏は実は息子に深い愛情を持ってはいましたが、仕事が忙しくて家にもなかなか帰れず息子に愛情を注ぐことが出来なかったことを気にしていたと私は思います。そもそも息子に自分と同じ名前をつけたのもホグワーツを卒業したら、魔法省に入って自分の意思を継いでもらいたいと思って敢えてそうしたんだと思います。

でも息子はそんな親の思いも知らず同じ名前をつけられたことを屈辱であると受け止めていたみたいです。(490ページ)

第30章「ペンシーブ」でハリーが憂いの篩いで見た光景の中でクラウチ氏は「おまえは私の息子ではない!」「私には息子はいない!」と言っています。(371ページ)

私は自分の望む方向とは全く逆の道を歩んでしまった息子に対する怒りが凝縮された言葉だと思いますね。

私はクラウチ氏が息子に対して愛情を持っていたからこそアズカバンから救い出したんだと思います。あれだけ規則を守ることに厳格な人なのですから相当良心の呵責があっただろうし、息子を愛していなければ奥さんがどれだけ説得しても、それに応じることはなかったでしょう。

しかし結果としては、その『息子に対する愛情』がアダとなって、このような悲劇を生むこととなってしまいました。

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