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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

戦いの最中(さなか)に「叫びの屋敷」に呼び戻されたスネイプだったのですが、そこでスネイプを待ち受けていた運命は!あまりのことにハリーもロンもハーマイオニーも!(全3項目)

3-1.ついに「その時」が!
さて!ここで改めて7巻で明らかになった過去の事実確認をしておきたいと思います。スネイプがハリーの苛酷な運命を聞かされたのは当然ダンブルドアがまだ存命中でハリーが6年生の時でした。

ダンブルドアは自分が死んだ後にヴォルデモート卿が「あの蛇」のナギニの命を心配しているような気配を見せる時が来るだろうと指摘しました。

そしてヴォルデモート卿がナギニを使って自分の命令を実行させることを止め魔法の保護の下に安全に身近に置いておく時が来る。その時には多分ハリーに話しても大丈夫であろうとスネイプに告げたのでした。

そして「何を話すのか?」と云えば「それ」はヴォルデモート卿がハリーを殺そうとした夜、リリーが盾となって自らの命をヴォルデモートの前に投げ出した時「死の呪い」はヴォルデモートに撥ね返り・・・

破壊されたヴォルデモートの魂の一部が崩れ落ちる建物の中に唯一残されていた生きた魂つまりハリーに引っかかったのだと・・・

すなわちヴォルデモート卿の一部がハリーの中で生きていて「その部分」こそがハリーに蛇と話す力を与えヴォルデモートとの心の繋がりをもたらしているのだと・・・

したがって「その」ヴォルデモートの魂の一部がハリーに付着して守られている限りヴォルデモートは死ぬことができないと・・・

「するとあの子は・・・あの子は死なねばならぬと?」

3-2.叫びの屋敷にて
ハリーたち3人がグリンゴッツのレストレンジ家の金庫に押し入りヴォルデモートがベラトリックスに預けていた分霊箱を強奪していったことで・・・

ついに!ヴォルデモートがハリーたち3人が狙っているのは自身の分霊箱だということを知ることとなったのでした。そして生前にダンブルドアが指摘していた行動をヴォルデモートがついに始めたのです。

闇の印が焼けるのを感じて校内にハリーが侵入したことを察したスネイプはマクゴナガル先生を見つけると「カロー兄妹はどこだ?」と訊いたのでした。

ハリー・ポッターがそこにいるのであれば我輩は何としても伝えなくてはならないことがあるとマクゴナガル先生に迫ったスネイプでしたが・・・

そこへ各寮の寮監フリットウィック、スプラウト、スラグホーンが現れてしまったのでスネイプは城内からの一時退却を余儀なくされたのでした。

次にハリーがスネイプの姿を見たのは「叫びの屋敷」でした。ヴォルデモートが蛇のナギニと共にそこにいたのです。ヴォルデモートが「そこ」にスネイプを呼び寄せたのでした。

最後の「1つ」となったヴォルデモートの分霊箱「蛇のナギニ」は星を散りばめたような魔法の球体の中で安全に宙に浮き守られていました。どうしてよいものやらハリーは何も思いつきませんでした。

一度失敗すれば自分の居所を知られてしまうと攻撃をためらっていると薄暗がりの中でヴォルデモートが立ち上がり静かに言ったのでした。

「問題があるのだ、セブルス」

ヴォルデモートは指揮者がタクトを上げる繊細さ、正確さでニワトコの杖を上げながらスネイプに訊ねたのでした。何故「この杖」は俺様の思い通りにならぬのだ?と・・・

それに対してスネイプは感情のない声で「私めには理解しかねます。わが君はその杖で極めて優れた魔法を行なっておいでです」と答えたのでした。

その後のヴォルデモートの口調は瞑想しているかのように静かでしたがハリーは傷痕の疼きでヴォルデモートの抑制された怒りが徐々に高まって来ているのを感じていたのでした。

3-3.命と引き換えに差し出したものは?
ヴォルデモートは「ニワトコの杖」に対する不満を口にしました。やっとの思いで手に入れたのに約束した威力を発揮していないと昔オリバンダーから手に入れた杖と何ら違いを感じないと・・・

スネイプは無言でした。ハリーのいる所からはスネイプの顔は見えませんでしたがハリーは危険を感じたスネイプがヴォルデモートを安心させるための適切な言葉を探しているのでは?という気がしました。

「俺様は時間をかけてよく考えたのだ、セブルス・・・俺様が、なぜおまえを戦いから呼び戻したかわかるか?」その時ハリーはスネイプの横顔を見ました。

スネイプは魔法の檻の中でどくろを巻いているナギニを見つめていました。今こそダンブルドアに託された伝言をポッターに言うべき時だ!何としても「この場」を逃れてハリー・ポッターを探しに行かなくては!

そう思っていたスネイプだったのですが・・・

何ゆえこの「ニワトコの杖」は正当な所有者に対して行なうべき技を行なわないのか?何故あるべき本来の杖になることを拒むのか?

ヴォルデモートの出した結論は「この杖」がまともに仕えないのは自分が「ニワトコの杖」の真の持ち主ではないからだというものでした。(ここまでは正解なんですが)

ニワトコの杖は最後の持ち主を殺した魔法使いに所属する。したがってアルバス・ダンブルドアを殺したおぬしが生きている限りニワトコの杖は真に俺様のものにはならぬと結論付けたのでした。

ヴォルデモートはニワトコの杖で空を切りました。スネイプには何事も起こらず一瞬スネイプは死刑を猶予されたと思いましたが次の瞬間にはヴォルデモートの意図がはっきりしました。

大蛇の檻が空中で回転しスネイプは叫ぶ間こそありましたが頭も肩も取り込まれていました。そしてヴォルデモートが蛇語で言ったのでした。

「殺せ」

今日の最後に
「残念なことよ」ヴォルデモートは冷たい一言を残しただけでスネイプに背を向けると「叫びの屋敷」を出て行きました。悲しみもなく後悔もない。屋敷を出て指揮を執るべき時が来たと・・・

スネイプはまだ足掻(あが)いていました。我輩はまだ死ぬわけにはいかぬ!死ぬ前に何としてもハリー・ポッターにダンブルドアから託された伝言を伝えなくてはならない!

そこに現れたのがハリーでした。ハリーは「透明マント」を脱ぎ憎んでいた男を見下ろしました。話しかけようとハリーが屈むとスネイプはハリーの胸元をつかんで引き寄せました。

「これを・・・取れ・・・これを・・・取れ」

血以外の何かがスネイプから漏れ出ていました。青みがかかった銀色の気体でもない液体でもないものがスネイプの口からも耳からも目からも溢れ出ていました。

ハリーは「それ」が何だかは知っていましたが、どうしていいのか分りませんでしたがハーマイオニーがどこからともなくフラスコを取り出すとハリーの震える手に押し付けたのでした。

ハリーは杖でスネイプの「想い」をフラスコに汲み上げました。フラスコの口元まで一杯になった時スネイプにはもはや一滴の血も残っていないかのように見えました。

ハリーのローブをつかんでいたスネイプの手が緩みました。

「僕を・・・見て・・・くれ」

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