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かねてからの予告通り引き続き今週も「この人」を取り上げることにします。第7巻「死の秘宝」では明らかになった数々の新事実から印象や評価が大きく変わったという人物が何人かいますがセブルス・スネイプもまた「そんな人物」の1人と云えますよね。(全3項目)

3-1.双方の陣営から疑われていたスネイプ
第4巻「炎のゴブレット」の第30章「ペンシーブ」ではセブルス・スネイプがかつては死喰い人だったということが初めて明らかにされています。

それをきっかけに特にロンは「本当に僕たちやダンブルドアの味方なのか?」と事ある毎にスネイプに対する疑念を口にするようになったのでした。

例えば騎士団上巻373ページでは「毒キノコは腐っても毒キノコ」さらに「スネイプを信用するなんてダンブルドアはどうかしてるって、僕はずっとそう思ってた」と・・・

スネイプがヴォルデモートのために働くのを辞めたという証拠がどこにあるんだと言っていますね。そして下巻213ページでもロンはやはり「あいつ(スネイプ)死喰い人だったんだぜ」と・・・

加えて本当にこっちの味方になったっていう証拠を見たことがないじゃないかと言い張っていますね。いずれの場合もハーマイオニーが・・・

「ダンブルドアには十分な証拠があるのよ」あるいは「ダンブルドアが信じているのだから」と言ってロンをたしなめていますね。

プリンス下巻450~451ページではマクゴナガル先生がスネイプは過去が過去ですから当然みんなが疑ったと言っています。しかしダンブルドアが自分にはっきりと言ったと・・・

ダンブルドアはスネイプを信用するに足る鉄壁の理由があると常々そう仄めかしていたと、だからスネイプを疑う言葉は一言も聞こうとはしなかったと言っていますね。

スネイプの悔恨は絶対に本物だと・・・

ところが!その一方でスネイプは闇の陣営からも「本当にこっちの味方なのか?」と疑いの目を向けられていたんですよね。

プリンス上巻41ページでスネイプはベラトリックス・レストレンジに「我輩の言葉を、陰口を叩いて我輩が闇の帝王を裏切っているなどと、でっち上げ話をする連中に持ち帰るがよい」と言っていますね。

つまりセブルス・スネイプはダンブルドア側の人たちからも闇の陣営の人間からもと、双方から疑われていたというわけなんですよね。

3-2.シリウスが示した疑問
第4巻「炎のゴブレット」下巻264ページ(携帯版730ページ)でシリウスは「スネイプがここで教えていると知って以来、わたしはどうしてダンブルドアがスネイプを雇ったのかと不思議に思っていた」と言っています。

さらにシリウスは「それでもダンブルドアがスネイプを信用しているというのは事実だ」と、そして他の者なら信用しないような場合でもダンブルドアなら信用することも判っていると言っていますね。

それに関連してシリウスはスネイプがヴォルデモートのために働いたことがあるのなら通常であればダンブルドアがホグワーツで教えることを許すとは到底考えられないとも言っています。

つまりこれら一連のシリウスの発言からも元死喰い人のセブルス・スネイプがホグワーツで教職に就いていられるのは極めて異例なことだということのようです。

3-3.ベラトリックス・レストレンジが示した疑問
前述のようにダンブルドア側のみならず闇の陣営からも疑われていたスネイプだったのですがプリンス上巻40ページではベラトリックス・レストレンジが・・・

闇の陣営の側が抱いているスネイプに対する疑問・疑念を「7つ」挙げていますよね。ここで改めて振り返っておこうと思います。

1.闇の帝王が倒れた時、どこにいた?
2.どうして一度も探さなかった?
3.ホグワーツで何をしていた?
4.何故「賢者の石」を手に入れるのを邪魔した?
5.闇の帝王が蘇った時、何故すぐに戻らなかった?
6.予言を取り戻そうとしていた時に何故来なかった?
7.ハリー・ポッターは何故今も生きているのか?

今改めてベラトリックスに対する返答を読むと本当のことを言っていることもありますし真っ赤な嘘を言っているのもあります。つまり嘘と真実を適度に混ぜ合わせて答えていますね。

例えば闇の帝王をどうして一度も探さなかった?という疑問については「死の秘宝」下巻437ページでスネイプは「守る必要などありません。闇の帝王はいなくなって」と言っているのに対して・・・

ダンブルドアはスネイプに闇の帝王は戻って来る。そしてその時ハリー・ポッターは非常な危険に陥るとヴォルデモートの将来の復活をスネイプに予告しています。

また闇の帝王が「賢者の石」を手に入れるのを何故邪魔したのか?という疑問に対しては「我輩が忠実な死喰い人からダンブルドアの犬に成り下がったのではないか?」と・・・

むしろ今自分が置かれている本当の状況を話しておいて「それ」を否定するという形で嘘をついていますね。我輩の前に姿を現していれば「もう3年」早く権力を回復できたと・・・

その他の項目については明日以降の記事で随時検証して行こうと思います。

今日の最後に
第6巻「謎のプリンス」下巻344ページではハリーの人生を大きく変えることになったトレローニー先生の予言を盗み聞きしていたのがセブルス・スネイプだったということが明らかにされていますが・・・

今にして思えばスネイプはヴォルデモート卿に命じられてホグワーツに教職を得るためにホッグズ・ヘッドに行き、そこで偶然予言を聞いてしまったんでしょうね。(苦笑)

そのことを知った時ハリーのスネイプに対する怒りは頂点に達しましたがスネイプにも酌(く)むべき事情があったということのようですね。(笑)
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