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1月9日が誕生日ということで先週と今週の2週間に渡ってセブルス・スネイプを取り上げて来ましたが、いよいよ今日が最後ということになりました。本日は昨日に引き続き巻ごとのスネイプの行動の検証作業をしてみたいと思います。今日の記事は当然後半の第5巻「不死鳥の騎士団」から最終巻「死の秘宝」までです。(全3項目)

3-1.今にして思えば「第5巻不死鳥の騎士団」の場合
この巻のスネイプと云えば私がここで挙げておきたいのは魔法省に保管されていた予言球のこととシリウスの死亡を巡る騎士団員の連絡方法についてですね。

●予言球を巡る攻防
この巻では何故ハリーの両親がヴォルデモートに殺されたのか?何故ハリーが額に稲妻形の傷を持つに至ったのか?の謎が明らかにされたんですよね。

それはハリーが生まれる少し前にシビル・トレローニーによって闇の帝王の力を打ち破る子どもが7月の末に生まれるとの予言が成されたからでした。

そして何と!ヴォルデモート卿に予言の前半部分だけを伝えたのがスネイプだったのです。結局予言球は破壊されてヴォルデモートは予言の全容を知ることはできず・・・

第7巻ではヴォルデモート卿は自分自身でハリーを殺すことにこだわって、さらに分霊箱も全て破壊されて最後はハリーとの戦いに敗れて滅びていったというわけなんですよね。

ダンブルドアがヴォルデモートに予言の全容を知らせないようにしたのはヴォルデモートが予言の全てを知ったらハリーとの直接対決を避けることが判っていたからなんですよね。

●騎士団員の連絡方法
騎士団下巻635ページでダンブルドアは「不死鳥の騎士団のメンバーはドローレス・アンブリッジの暖炉より信頼できる連絡方法を持っている」と言っています。

それが第6巻と第7巻で「どんな方法なのか?」が明らかになったんですよね。それは守護霊を使って行なうというものでした。

第7巻死の秘宝上巻230ページではキングズリー・シャックルボルトが守護霊を使って連絡をするシーンが初めて登場しています。

銀色のオオヤマネコの口がくわっ!と開くとキングズリーの声がして守護霊がしゃべって連絡事項を伝えるというわけなんですよね。

と!いうことはスネイプと連絡を取り合った騎士団員の人たちは当然スネイプの守護霊が「牝鹿」だったということを知っていたということになるんですよね。

だから例えばハリーたち3人がマルフォイの館を脱出してビルとフラーの新居「貝殻の家」に滞在していた時にビルとかルーピンに「守護霊が牝鹿の人知らない?」と訊いていれば・・・

その時にグリフィンドールの剣がある池にハリーを導いてくれたのがスネイプだということが判ったということになるので本当に今にして思えば「ちょっと際どい!」って感じなんですが・・・

きっとダンブルドアもスネイプ本人もハリーたちが知ってはならない時に知ってしまうなどということはないという確信があったからできたんでしょうね。(笑)

3-2.今にして思えば「第6巻謎のプリンス」の場合
夏休みに入って2週間後にダーズリー家にハリーを迎えに来た時には既にもうダンブルドアの右手は黒ずんでいました。

つまりダンブルドアがゴーントの家に「例の」ペベレル家の紋章が入った石付きの指輪を取りに行ったのは夏休みに入ってすぐだったということになります。

ダンブルドアはハリーに対して行なった個人教授で右手の負傷はゴーント家に隠されていたヴォルデモートの分霊箱を取りに行った際に負ったものだと説明しましたが・・・

ハリーは翌年の5月にスネイプの「記憶」でダンブルドアが右手を負傷した時の事細かな情景を見ることになったわけです。

スネイプに前置きもなしに呪いがかかっているということは判っていたはずなのに?どうして指輪をはめたりしたのですか?と咎められたダンブルドアでしたが・・・

「わしは愚かじゃった。いたくそそられてしもうた」などと言いながら実はわざとだったというのは火を見るより明らかですよね。つまりダンブルドアの死は事実上自殺だったというわけです。

この後スネイプは息子を助けて欲しいと言って来たナルシッサ・マルフォイと「破れぬ誓い」を結んでベラトリックス・レストレンジをあ然とさせたわけなんですが・・・

言ってみれば「この時」には既にダンブルドアとスネイプの間で「1年以内」にダンブルドアが死ぬことと、それを実行するのはスネイプと段取りや話し合いがついていたからできたというわけなんですよね。

3-3.今にして思えば「第7巻死の秘宝」の場合
セブルス・スネイプがホグワーツ魔法魔術学校の校長職に就任!ということで最初はハリーたち3人と私たち読者の反応は「えーっ!そんなんあり?」って感じだったのですが・・・

校長とは名ばかりで実際にはアルバス・ダンブルドアの肖像画が逐一スネイプの行動を取り仕切っていたというわけなんですよね。当初ハリーたちが考えていたほど居心地は良くなかったというわけです。

ハリーの移動に囮作戦を使うというのもダンブルドアの発案でした。いかにしてハリーにグリフィンドールの剣を渡すのかというのもダンブルドアのアイデアでした。

とにかく誰がどうなるのか?何をするのか?どのように事が運ぶのか?ということ全てを生前に何もかもお見通しだったというわけで・・・

スネイプ新校長は前任者のダンブルドア校長が決めたスケジュールをこなすのが精一杯だったというわけなんですよね。つまりは死んだ後までもダンブルドアに頭が上がらなかったというわけです。

最後に
第7巻死の秘宝下巻504ページでダンブルドアはハリーからスネイプによる自身の死を計画したのなら「ニワトコの杖」の所有権はスネイプに渡るようにしようと思ったのか?と問われたのに対して・・・

確かにそのつもりだったが自分の意図通りには運ばなかったと言っていますが、私はダンブルドアは「ニワトコの杖」の所有権はドラコ・マルフォイに移ることはもちろん事前に解っていたと思いますね。

ヴォルデモートがハリーに対して最後に「磔の呪い」をかけた時予想された痛みがなかったのは「ニワトコの杖」の真の所有者がハリーだったからなんですよね。だから杖が正常に機能しなかったのです。

それにしても「ニワトコの杖」の真の所有者だったことは1度もなく、しかも所有権は前の持ち主を殺さなくても移動するのに・・・

ヴォルデモートに殺されてしまったスネイプは心底不憫で気の毒の極みですよね。
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