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今週は魔法界の「お役所」にあたる「この機関」を分析していますが今日の記事では巨大組織ゆえの問題点について考えてみたいと思います。やはり様々な膿やしがらみが溜まりに溜まっているようですね。(全3項目)

3-1.巨大組織ゆえの問題点、その1「逃げた者勝ち?」
ハリー3年生の夏休み期間中にマグル世界をも巻き込み魔法界を震撼させる大事件が勃発したのでした。脱獄不可能と思われていた魔法使いの監獄アズカバンから「1人の男」が脱走したのです。

前例のないことだったので魔法省の職員全員が通常の任務を返上して「その男」シリウス・ブラック探しに奔走したのですがブラックを見つけることはできませんでした。

魔法界の人たちを不安がらせたのはブラックがどうやってアズカバンから逃げ遂せたのか?分らなかったからです。しかもブラックは一番厳しい監視を受けていたんだそうです。

ハリー、ロン、ハーマイオニーとダンブルドアそれに不死鳥の騎士団のメンバーはシリウス・ブラックが「どうしてアズカバンから脱獄できたのか?」「どんな理由で脱獄したのか?」の真相を知ることができましたが・・・

真相を知らない大多数の魔法界の人たちにとってはシリウス・ブラック1人でも十二分に不安だったのに、さらに追い打ちをかけるような出来事が起きたのでした。

今度は大量「10人」という特別監視下にあった元死喰い人たちが集団で脱獄したのです。しかも魔法省は何故10人もの囚人が脱獄し遂せたのか?の真の理由を把握していなかったのでした。

もちろん!シリウスが捕まらなかったのはハリーたちや私たち読者にとっては大変都合のいいことだったんですけど結局魔法省は・・・

最後の最後にホグワーツ魔法魔術学校の大広間で行なわれた戦いで死喰い人たちが一網打尽になるまでは逃げ出した囚人を捕らえることはできなかったというわけなんですよね。(苦笑)

3-2.巨大組織ゆえの問題点、その2「コネや縁故がもの言う世界?」
このシリーズの最初の記事でも触れたように魔法省というところは基本的には成績優秀な超エリート揃いのハズなんですが・・・

●ルドビッチ・バグマンの場合
炎のゴブレット上巻93~94ページ(携帯版87~88ページ)ではパーシーが「この人」のことを相当痛烈に批判していますよね。

ワールドカップの手配などでバグマン氏が部長を務める「魔法ゲーム・スポーツ部」からの協力があって当然なのに全くそれがないとか・・・

さらにバグマンは好かれるくらいが関の山で部下が行方不明になったのに調査もしないなんて!だからどうして部長にまでなれたのか?とバグマン氏のことを酷評していますよね。

私はいくら本人が目の前にいないからといって、それに自分の言うことが正しいと信じているからといって魔法省に入省したばかりの新人が「そこまで」言っていいものなのか?と思いますが・・・

実はバグマン氏はホグワーツを卒業してすぐに魔法省に入省したのではなくクィディッチの選手という経歴を経て省内の知り合いのツテで魔法省に入省したことが後に明らかになっています。

炎のゴブレット下巻366ページ(携帯版816ページ)でのペンシーブの記憶の中でバグマン氏は自分は父親の古い友人であるルックウッドに将来魔法省の仕事を世話してやると常々そう言われていたと証言しています。

それに対してクラウチ氏は「ルード・バグマンが入省する日は魔法省にとって悲しむべき日になるだろう」と言っていますね。

つまり前述のバグマン氏が部長を務める「魔法ゲーム・スポーツ部」からの協力がなかったのにはクラウチ氏とバグマン氏の「こういった人間関係」が背後にあったからだと私は思いますね。

●ルシウス・マルフォイとドローレス・アンブリッジの場合
騎士団上巻249ページではウィーズリーおじさんがルシウス・マルフォイとコーネリウス・ファッジの関係についてこう言及していますね。

「マルフォイは長年あらゆることに気前よく寄付してきた。いい人脈が手に入る。そうすれば有利な計らいを受けられる。都合の悪い法律の通過を遅らせたり・・・あいつはいいコネを持っているよ」

つまり「地獄の沙汰も金次第」ならぬ「魔法省のコネもまた金次第」というコトのようですね。それに加えてドローレス・アンブリッジもまた・・・

第6巻謎のプリンス下巻38ページでは未承認で吸魂鬼を派遣したアンブリッジが未だに魔法省に残っていると聞いてハリーが激高するシーンがありますよね。

何でもアンブリッジもまた省内に良いコネがあるので逮捕もされずクビにもならないのだそうです。アンブリッジは常に体制側につくので誰が魔法大臣になっても魔法省に居座り続けるのだそうです。

アンブリッジは権力が好きなので自分に力を与えてくれる側につくのだそうです。つまり節操が全くないというコトのようですね。

3-3.巨大組織ゆえの問題点、その3「事なかれ主義」
とにかく本質的・抜本的な解決は後回しで「何か対策を施したというところを示さないと」と体面や自己保身しか考えないというわけなんですよね。困ったもんです。(失笑)

●襲撃事件のとばっちりを受けたハグリッド
忘れようにも到底忘れられない事件がハリー2年生の時にホグワーツの校内で起こったのでした。それはマグル出身の生徒が相次いで襲われ石にされてしまうというものでした。

魔法大臣コーネリウス・ファッジは真犯人を探す努力を全くしないまま「学校の理事たちがうるさい」とか「私の身にもなってくれ」とか「何か手を打ったという印象を与えないと」などと言って・・・

事件には何の関係もないハグリッドをアズカバン送りにしてしまったのでした。

●クラウチ・ジュニアを魂の抜け殻に・・・
炎のゴブレット下巻523ページ(携帯版960ページ)つまり4年生のハリーが復活直後のヴォルデモート卿との死闘を終えてホグワーツに戻って来た後医務室で休んでいたところに・・・

マクゴナガル先生と魔法大臣コーネリウス・ファッジが怒鳴り合いながら入って来ました。ダンブルドアがマクゴナガル先生に「何故バーティ・クラウチを監視するのを止めたのか?」と訊ねると・・・

マクゴナガル先生は「もう見張る必要がなくなった」と答えたのでした。大臣がその必要がないようにしてしまったと抗議したのでした。

ファッジ大臣は護衛と称して吸魂鬼を同行させバーティ・クラウチに『死の接吻』を施したのでした。口から魂を吸い取られたクラウチ・ジュニアは生きた屍と化し死よりも酷い姿になってしまいました。

ファッジがクラウチ・ジュニアに「死の接吻」を施したのはクラウチ・ジュニアにこれ以上ヴォルデモート卿が復活したと証言されたくなかったからなんでしょうね。

これ以降ファッジはハリーとダンブルドアの信用を失墜させる措置を取り始めたというわけです。

●大臣が代わっても・・・
ヴォルデモート卿の復活が公になり魔法大臣がコーネリウス・ファッジからルーファス・スクリムジョールに代わっても幾分かは状況は良くなりましたが抜本的な改革には至りませんでした。

新大臣もまた正面からヴォルデモート卿と対決しようとはせず自身のメンツや体面を守る行動ばかりが目立ったのでした。例えば無実のスタン・シャンパイクを釈放しようとしなかったり・・・

ハリーに対しては「選ばれし者」が時々魔法省に出入りする姿を魔法界の人たちに見せて希望を与えて欲しいなどと迫ったのでした。

それに対してハリーは「あなたたちはいつもやり方を間違えている」と目と鼻の先で人が殺されていても無関係の人間を牢に放り込んで全てが上手くいっているように見せかけているだけだと・・・

ヴォルデモートの復活を僕がみんなに教えようとしていた時に魔法省が僕を護りに駆け付けてくれたことはなかったと、魔法省は去年こんなに熱心に僕にすり寄って来なかったと・・・

こう言ってハリーはルーファス・スクリムジョールの要請を断ったのでした。

今日の最後に
今日の記事では魔法省が抱える問題点「主なもの3つ」について考えてみましたが挙げればまだまだいくらでも出てきそうな気がしますよね。(苦笑)

最終日の明日はこの魔法省という組織と主役2人ハリーとダンブルドアが「どう関わって来たのか?」について考える予定にしています。
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