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準備万端整えてヴォルデモートの分霊箱探しの旅に出たハリー、ロン、ハーマイオニーの3人だったのですが、例によって例のごとくロンはまたまたやらかしてしまいました。でも最後の最後には?(全3項目)

3-1.パジャマ姿の屋根裏お化け
死の秘宝上巻138ページでハリーはロンとハーマイオニーに改めてヴォルデモートの分霊箱を探す旅に同行する気持ちに変わりはないのか?と2人に確認をしたのでした。

2人はハリーが気持ちに揺らぎがないのか?の意志の確認をして来ることを予想していたらしくロンは目をぎょろぎょろさせながら「ほら来た」とハーマイオニーに言ったのでした。

ロンはハーマイオニーに促されるとハリーに「来いよ」と言いながら部屋の外の狭い踊り場に出て天井に向かって「ディセンド、降りよ」と唱えました。すると真上の天井の撥ね戸が開き2人の足下に梯子が降りて来ました。

ロンに続いて短い梯子を上ると狭い屋根裏部屋に出ました。するとそこにはロンのお古のパジャマを着た屋根裏お化けがいました。ハリーが「屋根裏お化けって普通パジャマを着てるの?」と訊くと・・・

「こいつが僕さ。わかるか?」

部屋に戻った後ロンはどうして屋根裏お化けが自分のお古のパジャマを着ているのか?の理由を説明してくれたのでした。つまり自分たちが出発したら「あの」屋根裏お化けがロンの部屋に住むのだそうです。

ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人がホグワーツに戻らないと当然みんなは2人はハリーと一緒だと考える。そうすると死喰い人たちはハリーの行方を知ろうとして「隠れ穴」に来るだろう。だから・・・

ウィーズリー家の人間を全員隠すわけにはいかない。それではあまりにも怪し過ぎるし全員が仕事を辞めるわけにもいかない。そこで・・・

ロンが黒斑病で重体だから学校に戻れないという話をでっち上げる。そして誰かが調査に来たらウィーズリー夫妻がベッドに寝ている屋根裏お化けを見せることになっているんだそうです。

こうしてロンはハリーに決意の固さを示したのでした。

3-2.奇跡の再会?
こうしてロンとハーマイオニーは決意も固くハリーのヴォルデモートの分霊箱を探す旅に同行したわけですが、1つ目の分霊箱は早々に見つかったものの・・・

2つ目以降の分霊箱については糸口さえつかめず3人は安全のために毎晩場所を変えてテントを張りながら地方を巡り続けました。やがて何日間が何週間にもなりました。

そしてハリーはロンとハーマイオニーが自分のいないところで自分のことを話しているような気がし始めたのでした。ハリーがテントに入って行くと突然2人が黙り込むということも何回かありました。

分霊箱を探す旅が目的もなく漫然と歩き回るだけのものになってしまいロンは機嫌の悪さを隠そうともしなくなりました。そしてついに「その時」が来てしまったのです。

「グリフィンドールの剣」が分霊箱を破壊できるんだ!というニュースもハリーとハーマイオニーにとっては朗報でもロンにとっては新たな探し物が「また1つ」増えてしまったという印象だったようです。

ハーマイオニーがテントを出てロンを追いかけて行きましたが1人で帰って来ました。ロンは「姿くらまし」して行ってしまったそうです。

●驚きの再会
そんなわけでロンは行ってしまいました。保護呪文がかかっているのだから今いる場所を引き払ってしまえばロンは2度と2人を見つけることはできないのだから、もうロンには会えないのだろうと・・・

絶望感を深めていたハリーとハーマイオニーだったのですが、何と!意外な場所で意外な形で2人はロンと再会することができたのでした。

それはハーマイオニーがかつて両親と来たというグロスター州のディーンの森でした。銀色の牝鹿がハリーとロンを引き合わせてくれたのでした。

銀色の牝鹿に導かれて辿り着いた小さな池の底にグリフィンドールの剣を見つけて驚くハリーだったのですが、さらに驚く出来事がハリーを待ち受けていたのです。

服を脱いで池に飛び込んだハリーでしたが剣を引っ張り上げると首にかけていた分霊箱がハリーの喉笛を締め上げ始めました。自分の身に危機が迫って来たことに気づいたようです。

ハリーは水面に戻ろうと水を蹴りましたが分霊箱もハリーに池から上がられたら自分が始末されると判っているので必死に抵抗します。このまま溺れ死ぬのかと思った時ハリーを助ける誰かがいました。

ぐしょ濡れで咳き込み、こんなに冷えたのは生まれて初めてだというほど凍えたのでハリーは助けてくれた人を見るために頭を持ち上げる力さえ残っていませんでした。

「おい―気は―確かか?」

その声を聞いたショックがなかったらハリーは起き上がる力が出なかったでしょう。片手にグリフィンドールの剣を、もう片方の手に鎖の切れた分霊箱をぶら下げていたのが・・・

ロンでした。

3-3.分霊箱を破壊してハーマイオニーと・・・
ハリーは目の前の光景が信じられませんでした。

寒さに震えながらハリーは池の縁に重ねてあった服を着始めましたが一枚また一枚とセーターを頭から被る度(たび)にロンの姿が見えなくなるので・・・

その度にロンが消えてしまうのではないか?と半信半疑のハリーだったのですがロンは間違いなく本物らしく消えませんんでした。池に飛び込んでハリーを救ったのはロンだったのです。

「き、君だったの?」

「どうして君がここに?」

「あのさ、僕―ほら―僕、戻ってきた。もしも―」

「あの、君がまだ、僕にいてほしければ、なんだけど」

ロンが戻って来た今になってハリーは初めてロンの不在がハーマイオニーとハリーの2人にとってどんなに大きな痛手だったのかがハッキリ判ったのでした。

2人は手に入れたグリフィンドールの剣で分霊箱を片づけるとテントに向かいました。牝鹿を追っている時には遠い道程でしたがロンと一緒だと帰り道は驚くほど近く感じられたのでした。

●ハーマイオニーと再会後のロン
「愛深き故に、憎しみもまた深い」

先回の記事で登場させた「このフレーズ」なんですが再会を果たしたものの当然のごとくハーマイオニーのロンに対する怒りはやはり簡単には解消されませんでした。

それに応えてロンもハーマイオニーがいるところでは後悔し続けていることを形に現すためにロンらしからぬ生真面目な態度を取り続けていたのでした。

そのためハリーは3人でいると会葬者のいない葬式で唯一哀悼の意を表していない人間のような気がしたのでした。そして何よりロンが帰って来た大きな幸福感でハリーは笑顔を見せずにはいられなかったのでした。

そしてロンはハーマイオニーの怒りを解き信頼と信用と「愛」を取り戻すために的外れなことも含めて日々奮闘したというわけです。(笑)

今日の最後に
今回第7巻「死の秘宝」でのハリーとロンの再会シーンを読み返して改めて「ハリーはこんなに驚いたし、こんなにうれしかったんだ!」ということを再認識させられました。

と!いうのも私はハリーほど驚かなかったんですよね。(苦笑)何故なら頭の片隅で「ロンは必ず戻って来る!」という思いがあったからだと思います。
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