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今週の後半は今やシリーズの最重要人物になった「この2人」の関係について再び考えてみたいと思います。ダンブルドアがホグワーツ卒業後に死喰い人になったスネイプに会う気になったのは?やはり「ああなる」という確信があったからなんでしょうね。(全3項目)

3-1.ダンブルドアの密偵に
プリンス下巻350ページでダンブルドアはスネイプ先生はトレローニー先生の予言を聞いた時はまだヴォルデモート卿の配下だった。だから当然自分が聞いたことを急いで伝えたと・・・

しかし!スネイプ先生は知らなかった。ヴォルデモート卿がどこの男の子を獲物にするのかも残忍な追求の末に殺されるのがハリーの両親だとは知らなかったと言っていますね。

さらにダンブルドアはヴォルデモート卿が予言を「どう解釈したのか?」に気づいた時にはスネイプ先生がどんなに深い自責の念に駆られたかハリーには想像もつかないほどの人生最大の後悔だったと言っていますね。

だからこそスネイプ先生は戻って来たと・・・

こうして当初は自分の最愛の人リリーを救うためにダンブルドアの密偵になったセブルス・スネイプだったのですが、リリー死亡後はリリーの忘れ形見のハリー・ポッターを守るために・・・

ホグワーツの教師になったというわけです。

死の秘宝下巻447ページでダンブルドアはスネイプが常に危険な状態に身を置いていることを過小になど評価していないと本人に言っていますね。

さらにヴォルデモートに価値ある情報と見えるものを伝え、しかも肝心なことは隠しておくという芸当は君以外にはできないとスネイプのことを最大限に高く評価していますね。

3-2.決闘クラブとダンブルドアの停職
ヴォルデモート卿が愛するリリーを殺そうとしたことがキッカケとなって闇の陣営を裏切りダンブルドアの密偵になったスネイプだったのですが・・・

そうした経緯を踏まえて第2巻「秘密の部屋」を読み返すと「この場面でのスネイプの真意はどんなものだったのだろう?」というシーンが「2つ」ありますよね。

●決闘クラブ
仏頂面に殺気を漂わせてロックハートの助手として舞台に登場したスネイプだったのですが、この場面以降随所で大活躍することになる「武装解除の術」を初登場させたのは他ならぬスネイプでした。

模範演技を見せた後ロックハートとスネイプは生徒の群れの中に入り2人ずつ組ませましたがスネイプはロンと組もうとしていたハリーの所にやって来て・・・

ロンはシェーマス・フィネガンと組ませ何故か?ハリーは犬猿の仲のドラコ・マルフォイと組ませたのでした。そして「この組み合わせ」がハリーの「あの能力」を引き出すキッカケになったのでした。

今にして思えばハリーとドラコ・マルフォイを組ませることや蛇を出現させることもスネイプは事前にダンブルドアと打ち合わせ済みだったのでは?という気が私はしますね。

●ダンブルドアの停職
ルシウス・マルフォイの策略によってダンブルドアが停職となったことで恐怖感がこれまでになく広がりホグワーツの校内は重苦しい雰囲気に包まれたのでした。

誰も彼もが心配そうな緊張した顔をしていて笑い声は廊下に不自然に甲高く響き渡るので即座に押し殺されてしまったのでした。しかしたった1人だけ恐怖と猜疑心を思いっきり楽しんでいる者がいたのでした。

それはドラコ・マルフォイでした。

首席になったかのように肩を聳(そび)やかして学校中を歩くのを見ていてハリーは「何がそんなに楽しいんだろう?」と思っていたのですが2週間ほど経った後の「魔法薬学」の授業でその理由が判ったのでした。

マルフォイは声を潜めようともせず「父上こそがダンブルドアを追い出す人だろうと僕はずっとそう思っていた」とクラッブとゴイルに満足げに話していたのです。

さらにマルフォイはスネイプを大声で呼び止めると「先生が校長職に志願なさってはいかがですか?」などと言い出したのでした。しかし!・・・

この後スネイプは薄笑いしながら地下牢教室を闊歩していましたが、私はその行動は真意とは裏腹のものだったのではないか?と思いますね。

私はおそらく事前にダンブルドアに「ドラコからそういうことを言われたら」もっともらしく君にふさわしい素振りを見せるようにと言われていたんじゃないかな?と思いますね。

第7巻で明らかになった事実を踏まえれば「ダンブルドア先生は理事たちに停職させられただけだ。まもなく復職なさると思う」のほうが本音だったのは明々白々でしょう。(笑)

3-3.ルーピンとシリウスとスネイプ
シリウス・ブラック脱獄のニュースがマグルのテレビで報道されていたのはハリー13才の誕生日の7月31日でした。さらに来学期の教科書リストが届いたのも同じ日でした。

つまりシリウス・ブラックがアズカバンを脱走したという一報が魔法界を駆け巡っている最中にダンブルドアは新しい「闇の魔術に対する防衛術」の教師にリーマス・ルーピンを指名したのです。

スネイプにしてみれば「よりにもよって」シリウス・ブラックがアズカバンを逃げ出したという「このタイミング」の時にリーマス・ルーピンを教職に就かせることはないじゃないか!と思うのは当然かもしれませんね。

何故ならシリウス・ブラック、ジェームズ・ポッターそしてリーマス・ルーピンとスネイプは同学年でルーピンとブラックが旧知の仲だということは嫌というほど知っていたからです。

だからこそスネイプはダンブルドアに対してリーマス・ルーピンが教職に就くことに最後まで強硬に反対して来ましたし、ブラックがホグワーツに侵入した時も「内部に手引きした人物がいる」と進言したのです。

そんなわけで「叫びの屋敷」にルーピンとブラックが2人でいるところを見てしまったスネイプは「やっぱり我輩の思っていた通りだった!」と思う余り逆上してしまったというわけだったんですよね。

今日の最後に
吟遊詩人ビードルの物語の中の「豊かな幸運の泉」のダンブルドアの解説文では何ゆえルシウス・マルフォイがダンブルドアをホグワーツの校長職から追い落とさんと強く願うようになったのか?の経緯が紹介されています。

一方スネイプとマルフォイ一家は家族ぐるみの付き合いで、特にナルシッサのスネイプに寄せる信頼が極めて強固なのは周知の事実ですが・・・

スネイプにとってダンブルドアは魔法界で唯一自分を理解している人物なんですよね。本当にセブルス・スネイプのことが判っているのはダンブルドアだけだったんですよね。

何とも皮肉な巡り合わせということになりますよね。(苦笑)
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