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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

2009.03.16

憂いの篩

第4巻「炎のゴブレット」で初登場して以来様々な場面で数々の過去の記憶を見せて来た不思議な「この魔法道具」について今日の記事では改めて振り返ってみたいと思います。この道具で色んな記憶を見て来たハリーだったのですが最後の最後に見たものは意外な「あの人」の超意外な過去でした。(全2項目)

2-1.初登場シーン
杖で額から人間の記憶を取り出し「この」憂いの篩に注ぐと他人や第三者でもそれが見ることができるという不思議な構造を持った魔法道具です。

前述のようにこの「憂いの篩」が初登場するのは第4巻「炎のゴブレット」の第30章で前の章で占い学の授業中にヴォルデモートの夢を見たハリーがシリウスのアドバイスに従って・・・

夢の内容を報告しに行った校長室で背後の黒い戸棚から一筋眩(まばゆ)いばかりの銀色の光が射しているのをハリーが発見して戸棚を開けると縁(ふち)にハリーには意味の分らない彫り物が施してある・・・

浅い石の水盆が置かれていて・・・

それがペンシーブ「憂いの篩」だったというわけです。

2-2.登場シーン
そんなわけで初登場以来出て来たシーンは意外に少ないんですけど読者はもちろんハリーにとっても「この魔法道具」は忘れ得ぬ物になったというわけです。

まあもちろん忘れたくても忘れられないようにダンブルドアとローリングさんがそう仕向けたというわけだったんですけどね。(苦笑)

●その初登場時に・・・
前述のようにハリーが占い学の授業中に夢の中でヴォルデモートがワームテールに「磔の呪い」をかけているところを見て校長室に報告に行った際にハリーはこの「憂いの篩」で・・・

ダンブルドアが立ち合った3つの裁判の記憶を見たというわけです。その中で明らかになったことはセブルス・スネイプは死喰い人だったがヴォルデモートが凋落するより前にダンブルドア側に寝返ったことや・・・

ネビルがどうして両親ではなくお祖母さんに育てられたのか?の詳細な経緯もハリーは知ることになったのでした。

●ハリーとスネイプの閉心術の訓練で・・・
ハリー5年生のクリスマス休暇明けからダンブルドア校長の肝入りで始まった閉心術の訓練だったのですが何故か?ハリーに閉心術を教えることになったのがセブルス・スネイプ「その人」でした。

教わるハリーも教えるスネイプも「どうして?よりによってスネイプなんだ!」「どうして?我輩が教えなきゃならんのだ!」と互いに不満を抱き合っていたのですが・・・

それについてはダンブルドアにはダンブルドアの都合とか事情とか理由とかがあったというわけなんですよね。そしてスネイプがハリーに閉心術を教えるのにあたってダンブルドアから借り受けたのが・・・

「憂いの篩」だったというわけです。

当サイトでは折りある毎にハリーは『極めて優秀な開心術士』だと繰り返し主張して来ました。どうしてスネイプがハリーに閉心術を教えるのを嫌がったのか?どうして「憂いの篩」をダンブルドアから借りたのか?

それは『極めて優秀な閉心術士』であるスネイプは当然ハリーの開心術士としての高い能力を知っていたので他の人なら踏み込めないような心の奥の奥までハリーなら入り込まれてしまうということを知っていたんですよね。

そこで「どうしてもこれだけは見られたくない」という記憶を自分の頭の中から取り出して「憂いの篩」に保管しておいたというわけだったんですけど・・・

もちろん!ダンブルドアは後々のことを考えてのことだったんですが意図的にスネイプにはハリーが「憂いの篩」の使い方を知っているということを教えなかったんですよね。

こうしてスネイプにとってもハリーにとっても忘れられない『あの出来事』が起きてしまったというわけなんですよね。つまりスネイプが一番見られたくない過去の記憶を・・・

ハリーに見られてしまったというわけなんですよね。(苦笑)

●ダンブルドアの個人教授で・・・
こうしてハリーは一度ならずも二度までも使用者の許可なく「憂いの篩」の中身を見てしまったというわけだったんですが三度目以降はようやく「記憶」の持ち主本人の許しを得て見ることができたというわけです。

ハリーが6年生になる前の夏休みにダーズリー家にハリーを迎えに来たダンブルドアがホラス・スラグホーンの説得を終えて「隠れ穴」に到着した時にハリーはダンブルドアから驚くべき要請を受けたのでした。

それは来年度ホグワーツに戻ったらダンブルドアの個人教授を受けて欲しいというものでした。ハリーが予言の全容を知った今ダンブルドア校長自らがハリーの教育に直接関わる時が来たと言うのです。

ハリーからそのことを聞いたロンとハーマイオニーの間でもダンブルドアがハリーに何を教えるのか?と活発な議論が交わされましたが、いざ!ハリーが校長室に行くと・・・

そこに用意されていたのは「憂いの篩」でした。

ハリーが「憂いの篩」で見たのはヴォルデモート卿の生涯を祖父の代から事細かに詳細に知ることから始まりました。そして最後の授業ではハリーが生き残るためには何を成さねばならぬのか?

真にヴォルデモート卿を滅ぼすためにはハリーが「何を?」やり遂げなければならないのか?が明らかにされたのでした。

●最後にハリーが見た「記憶」は・・・
ハリーがダンブルドアから託されたヴォルデモートの分霊箱を全て発見して破壊するという任務を必ずやり遂げるんだと決心したのはセブルス・スネイプがダンブルドアを殺すところを目撃したからでした。

そしてロンとハーマイオニーにとってもハリーにとっても極めて意外なことに3人のヴォルデモートの分霊箱を探す旅が終わったのは「その」セブルス・スネイプがヴォルデモートに殺されるのを目撃した直後でした。

ハリーたち3人がヴォルデモートの最後の分霊箱ヴォルデモートのペットの蛇のナギニを「どう攻撃したらいいのか?」と考えあぐねていると3人の目の前で信じられない光景が繰り広げられたのでした。

ヴォルデモートは自分が「ニワトコの杖の真の所有者になるためには」おぬしに死んでもらわなくてはならぬとセブルス・スネイプを殺してしまったのでした。

前述のようにハリーが5年生の時に「憂いの篩」に移しておいた『スネイプの最悪の記憶』を見たことはスネイプにとっても当然忘れようにも忘れることのできない出来事でした。

だからスネイプはハリーが「憂いの篩」の使い方を知っていることは身に沁みて知っていたので死ぬ直前にダンブルドアから託された伝言をハリーに伝えるために「記憶」を差し出したというわけなんですよね。

最後に
正直言って私はダンブルドアは第6巻の最後に死んでしまったし第7巻ではハリーは学校には戻らないということで「憂いの篩」が第7巻で登場することはないだろうと思っていました。

しかし!最後の最後に「こういう形」で極めて重要な役割を果たすことになりましたよね。

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