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どうして?話してくれなかったんだ!両親が死んだのは父親の無二の親友の裏切りが原因だということを知ってしまったハリーだったのですが・・・怒りをぶつけようとハグリッドの小屋に行ったハリーがそこで見たものは?(全3項目)

3-1.ホグズミード村にて
こうして波乱の幕開けとなった「魔法生物飼育学」の授業だったのですが最初の「あの大活劇」の後はとてつもなく「つまらない」ものとなり誰も心から好きにはなれなかったのでした。

生徒たちは毎回レタス食い虫の世話を学ぶことになりましたがヌラリとした喉に刻みレタスを押し込むだけの退屈な内容にロンは「こんな虫を飼育しようなんて物好きがいるのか?」とボヤくことしきりでした。

どうやらハグリッドは自信を失ったようなのです。そうこうする内に新学期初日にはパッとしない印象だったルーピン先生の「闇の魔術に対する防衛術」の授業が一番人気になっていました。

しかし!ハリーにとっての『次の波乱』を起こしたのはやっぱりハグリッドだったのです。バーノン叔父さんが許可証にサインしてくれなかったため本来ならホグズミード村には行けないハズのハリーが・・・

フレッドとジョージから譲り受けた「忍びの地図」を使って村に潜入しロンとハーマイオニーと一緒にパブ「三本の箒」でバタービールを飲んでいた時に事は起こりました。

魔法大臣コーネリウス・ファッジにマクゴナガル先生とフリットウィック先生と共に現れたのがハグリッドでした。4人は目の前にハリーがいるなどとは夢にも思わなかったので・・・

アズカバンを脱走したシリウス・ブラックが実はハリーの父親の無二の親友で「その」シリウス・ブラックがポッター夫妻を裏切ったためにハリーの両親はヴォルデモートに殺されてしまったんだということを・・・

洗いざらいハリーに話して聞かせてしまったのです。

3-2.クリスマスだというのに・・・
怒りとショックで自分が何をしているのか?の意識もなく城に戻ったハリーでしたが、その日の夜誰よりも早く寝室に入ったハリーは2年前にハグリッドから貰った革表紙のアルバムに手を伸ばしたのでした。

両親の結婚の日の写真でハリーは手を止めました。

花婿付添人!この人に違いない。

シリウス・ブラックの顔を確かめた後アルバムを閉じて書類棚に戻しローブを脱いでベッドに潜り込んだハリーでしたが寝室のドアが開くと遠慮がちにハリーを呼ぶロンの声が聞こえました。

ハリーが寝たフリをしているとロンはまた寝室を出て行きました。目を大きく見開いたまま寝返りを打ち仰向きになるとこれまで経験したことのない憎しみがハリーの体中を駆け巡ったのでした。

ハリーは明け方まで眠れませんでした。目が覚めた時にも寝室には誰もおらず着替えて談話室に降りて行くとロンとハーマイオニーがいるだけでした。今日からクリスマス休暇に入ったからでした。

必死にハリーを慰めようと懸命のロンとハーマイオニーでしたがハリーの怒りの矛先は今度は2年前にそのことを話してくれなかったハグリッドに向けられました。

ロンが何とかしてハリーの気を逸らそうとしましたがハリーがどうしてもハグリッドの所に行くと言って譲らないので3人は「透明マント」を被るとハグリッドの小屋に向かったのですが・・・

そこでハリーが見たものは・・・

3-3.危険生物処理委員会
ハグリッドの小屋に到着してロンが扉をノックしましたが応答がありません。「出かけているのかしら?」と訝るハーマイオニーでしたが小屋の中からは呷(うめ)くような音が何度も聞こえてきます。

「ハグリッド!」「ハグリッド中にいるの?」

戸をドンドン叩きながら今度はハリーがハグリッドを呼ぶと重い足音がしてドアがギーッと軋(きし)みながら開きました。そこにはハグリッドが真っ赤な泣き腫らした目をして突っ立っていました。

涙が滝のように革のベストを伝って流れ落ちていました。顔は涙でテカテカで、その涙がもじゃもじゃの顎鬚を伝って滴(したた)り落ちていました。ハリーはテーブルに公式の手紙らしいものが広げてあるのに気づきました。

「ハグリッド、何事なの?」「ハグリッド、これは何?」

ハーマイオニーがテーブルの上の手紙のことを訊ねるとハグリッドのすすり泣きが2倍になりました。そして手紙をハリーのほうに押してよこしたのでした。手紙はヒッポグリフの件に関する魔法省からのものでした。

手紙の中で魔法省は当該ヒッポグリフ(つまりバックビーク)に対しては懸念を表明せざる負えないのでルシウス・マルフォイ氏の正式な訴えを受け入れる決定をしたと綴られていました。

そのため「この件」は「危険生物処理委員会」に付託されて事情聴取が4月20日に行なわれるので当日ヒッポグリフを伴ってロンドンの当委員会事務所まで出頭するようにと結ばれていました。

ロンとハーマイオニーはハリーを見つめました。シリウス・ブラックのことで本当のことを話してくれなかったとハリーがハグリッドを激しく責めるのでは?と思ったからです。

しかし!こんなに惨めで打ち震えているハグリッドを見てしまった今となっては責めるなんてことはとてもできないと思ったハリーは「諦めちゃいけない!」と僕たちを証人に呼んでもいいよと言ったのでした。

その後何度も繰り返し「助けてあげる」と3人から約束してもらい目の前にぽかぽかの紅茶のマグカップを出してもらってようやく落ち着きを取り戻したハグリッドは「このごろ俺はどうかしとった」と・・・

ハグリッドの小屋に行っても楽しい気分になるどころか憂鬱な気持ちになるばかりでしたがロンとハーマイオニーが期待していたような成果はあったのです。

ハリーは決してシリウス・ブラックのことを忘れたわけではありませんでしたがハグリッドが勝つ手助けをしたいと思えば復讐のことばかり考えているわけにはいかなかったのです。

翌日ハリーたち3人は一緒に図書室に行ってバックビークの弁護に役立ちそうな本を沢山抱えて談話室に戻って来ました。そして燃え盛る暖炉の前に3人で座り込むと埃っぽい書物のページを一枚一枚めくったのでした。

今日の最後に
こうして始まった3人のバックビークの無罪を勝ち取るための資料探しだったのですが最後の最後まで律儀に続けていたのはハーマイオニー1人だけだったんですよね。

ハリーはクリスマス休暇明けからはルーピン先生の課外授業が始まったりクィディッチのチーム練習が週5回に増えたりと大忙しで加えてファイアボルトの出現でバックビークのことなどすっかり忘れていたのでした。

ロンもまたスキャバーズのことでハーマイオニーと仲違いしたりしたので資料調べを途中で辞めてしまっていたのでした。2人は裁判の直前になってハグリッドから言われてようやく気づいたのでした。

そしてハグリッドは夜の騎士(ナイト)バスに乗ってロンドンに行きバックビークの裁判に臨んだのですが・・・
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