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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

裁判に負けて絶望のどん底に突き落とされたハグリッド!何とかハグリッドを励ましてやろうと思うハリーたち3人だったのですがシリウス・ブラックのせいで強化された警備のために・・・そんな気持ちを引きずったままハグリッドと3人は学期末試験に突入していったのでした。(全3項目)

3-1.敗訴
「これを―これをハグリッドが送ってきたの」

ハーマイオニーが差し出したハグリッドの手紙は湿っぽくて大粒の涙でインクが所々滲(にじ)んでいるので、とても読みにくい手紙でした。「こんなことってないよ」と理不尽な決定にやりきれない思いのハリーでしたが・・・

ハーマイオニーは涙を拭いながら「マルフォイのお父さんが委員会を脅してこうさせたの」とさらに委員会は老いぼれのヨボヨボのバカばっかりだから控訴はあっても望みはないと言ったのに対して・・・

ロンは力を込めて「いや、変わるとも」と言ったのでした。今度は君1人にやらせはしない。僕が手伝うと言うとハーマイオニーはロンの首に抱きついてワッ!と泣き出したのでした。

何とかハグリッドを励ましたいと思うハリーたち3人でしたが、シリウス・ブラックの2度目の侵入事件以来生徒は厳しい安全対策を守らなければならず3人とも日が暮れてからハグリッドを訪ねるのは不可能でした。

3人がハグリッドと話ができるのは「魔法生物飼育学」の授業中しかありませんでした。ハグリッドは判決を受けたショックで放心状態でした。「まだ控訴がある!」と熱を込めてロンが諦めないでと訴えたのですが・・・

ハグリッドは「あの委員会」はルシウス・マルフォイの言いなりだから俺はバックビークに残された時間を思いっきり幸せなもんにしてやるだけだと絶望感を隠そうともしなかったのでした。

3-2.バックビークの控訴裁判は?
「これが休暇だってのかい!」

「試験はまだずーっと先だってのに、先生方は何を考えてるんだ?」

とある昼下がりにはシェーマス・フィネガンが談話室でこう吠えるほど3年生はイースター休暇には大量の宿題を出されたのでネビルはほとんどノイローゼでしたし他の生徒も似たようなものでした。

それでもハーマイオニーほど抱え込んだ生徒はいませんでした。朝は誰よりも早く図書室に来ていましたし夜はだいたい談話室に最後まで粘っていました。目の下にルーピン先生並のくまができて・・・

今にも泣き出しそうな雰囲気でした。

ロンはそのハーマイオニーからバックビークの控訴の準備を引き継いだので自分の宿題をやっていない時には「ヒッポグリフの心理」とか「鳥か盗りか?」や「ヒッポグリフの残忍性に関する研究」などの・・・

ヒッポグリフに関する巨大な本に取り組んでいました。ロンらしからぬ集中心で一心不乱に本を読み耽っていて珍しく他のこと一切が気にならないほどの熱中ぶりでした。

唯一の例外はクィディッチの最終戦グリフィンドール対スリザリン戦の前夜で談話室はやたらと騒がしくてハーマイオニーですら本を手放すほどでした。

クィディッチ優勝杯を獲得した時だけはハグリッドも控訴裁判のことを一時忘れたかのように上機嫌な姿をハリーに見せてくれたのでした。

3-3.魔法生物飼育学の期末試験
クィディッチ優勝杯をついに勝ち取ったという余韻は少なくとも1週間は続いたのでした。しかしだからといって今まで抱えていた諸問題や悩み事もついでに解決してくれるというわけではありませんでした。

そんなわけでバックビークの控訴裁判は学期末試験の最終日にあたる6月6日に行なわれることになりました。ハグリッドがヘドウィグに手紙を持たせてハーマイオニーに知らせて来たのでした。

忙しいハーマイオニーに代わってハリーが詳細を2人に読んで聞かせましたが死刑執行人が来るとハリーが言うとハーマイオニーは「判決が決まってるみたいじゃない!」と驚いて顔を上げたのでした。

ロンもまた「あいつのために長いこと資料を探したんだから、それを全部無視させるなんてことはさせてなるものか!」と怒り心頭でしたがハリーの見解は2人とは微妙に違っていたのでした。

ハリーの考えは「危険生物処理委員会」はルシウス・マルフォイ氏の言いなりなので既にバックビーク処刑で意思を固めたのでは?というものでした。

なんといっても最大の問題はハグリッドを訪ねる時間もチャンスもないことでした。厳重な警戒体制はまだ解かれていませんでしたしハリーの手元には「透明マント」がなかったのです。

試験が始まると週明けの城は異様な静けさに包まれました。「魔法生物飼育学」の試験は火曜日の午前中に行なわれましたが試験監督のハグリッドは明後日の控訴裁判を控えて「心ここに在らず」といった感じでした。

「魔法生物飼育学」の試験は取れたばかりの「レタス食い虫」を大きなたらい一杯に入れ1時間後に自分の「レタス食い虫」が生きていたら合格というものでした。

「レタス食い虫」は放っておくと最高に調子がいいので、こんな楽な試験はまたとありませんでした。ハリーたち3人にとってはハグリッドと話をするいいチャンスになったのでした。

今日の最後に
そしてついに試験最終日でバックビークの控訴裁判が行なわれる6月6日木曜日になったのでした。ハリーたち3人が「闇の魔術に対する防衛術」の試験を終えて城に戻って来ると・・・

3人は魔法大臣コーネリウス・ファッジと「危険生物処理委員会」の委員たちと遭遇したんですが真っ黒な細い口髭を生やしたガッチリ大柄の魔法使いが太い親指でピカピカの斧の刃を撫で上げているのを見て・・・

ロンもハーマイオニーもこれから行なわれる裁判の内容が公正とは程遠いと知って落ち込んでいるようでした。大広間で昼食を取っている他の生徒たちは「あと1科目」ということで興奮してはしゃいでいましたが・・・

ハリーたち3人はハグリッドとバックビークのことが心配で気分は憂鬱になるばかりだったのでした。

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