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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

さて!そんなわけで今日から当サイトの超ロングランのシリーズ物ダンブルドア・シリーズの「死の秘宝」編を始めることにします。アルバス・ダンブルドアを亡き者にして残る邪魔者はハリー・ポッターただ1人となりヴォルデモート卿は「最後の脅威」を抹殺するべく行動を開始したのでした。(全3項目)

3-1.セブルス・スネイプの情報
月明かりに照らされた狭い道の数歩と離れぬ至近距離に突如として2人の男が現れました。一瞬互いの胸元に杖を向けたまま対峙していましたが相手が判ると2人とも杖をしまって同じ方向に歩き出したのでした。

2人はやがて1階の菱形の窓に明かりが灯る瀟洒(しょうしゃ)な館に到着しました。贅沢に飾り立てられた広い玄関ホールを通り抜けるとスネイプがブロンズの取っ手を回しました。

客間の装飾を凝らした長テーブルは既に先に来た人々で埋めつくされていましたが話をしている者は誰もいませんでした。テーブルの一番奥から甲高くてハッキリした声が聞こえて来ました。

「ヤックスリー、スネイプ」「遅い。遅刻すれすれだ」

ヴォルデモート卿はスネイプには自分の右手の席をヤックスリーにはドロホフの隣の席を示しました。2人は示された席に着きましたが、ほぼ全員の目がスネイプを追いヴォルデモート卿が最初に声をかけたのもスネイプでした。

「わが君、不死鳥の騎士団は、ハリー・ポッターを現在の安全な居所から、来たる土曜日の日暮れに移動させるつもりです」

スネイプの言葉でテーブルの周辺は「緊張する者」や「そわそわする者」でにわかに色めき立ったのでした。全員がスネイプとヴォルデモート卿を見つめていたのでした。

3-2.ヤックスリーも頑張る!
「土曜日・・・日暮れ」

ヴォルデモート卿の赤い眼がスネイプの暗い目を見据えました。その視線のあまりの烈(はげ)しさに傍で見ていた何人かは狂暴な視線が自分の目を焼き尽くすのを恐れるかのように目を背けたのでした。

ヴォルデモート卿はスネイプの情報に満足している様子でしたが、そこに割り込んで来たのがスネイプと一緒にギリギリに駆け込んで来たヤックスリーでした。今度は全員の目がヤックスリーに向けられました。

「わが君、わたしの得た情報は違っております」

ヤックスリーは反応を待ちましたがヴォルデモート卿が黙ったままなので言葉を続けました。ヤックスリーが闇祓いのドーリッシュから入手した情報によればハリー・ポッターは・・・

17才になる前の晩すなわち「30日」の夜中までは動かないとのことでした。しかしそれに対してスネイプは我輩の情報源によれば偽の手掛かりを残す計画があるとのことだと反論したのでした。

「さて、ヤックスリー?」

ヴォルデモート卿の「果たして魔法省は土曜日を待たずして陥落しているか?」の問いで再び全員の目がヤックスリーに注がれました。ここでヤックスリーは肩をそびやかして報告したのでした。

それは苦心惨憺の末に魔法法執行部の部長パイアス・シックネスに「服従の呪文」をかけたということでした。ヤックスリーの周囲では「これ」には感心したような顔をする者が多数いました。

「手緩い」「シックネスは1人にすぎぬ」と不満を示すヴォルデモート卿に対してヤックスリーはシックネスは魔法大臣ばかりでなく他の部長全員とも定期的に接触しているので・・・

このような政府高官を我らが支配下に置いたからには、他の者を服従させるのは容易(たやす)いことだと食い下がったのでした。

さらにヤックスリーは魔法運輸部にも何人か手勢を送り込んだので、ハリー・ポッターが「姿現し」したり「煙突飛行ネットワーク」を使ったりすれば即座に把握できると報告したのでした。

こうしてハリーの包囲網は確実に狭められていったというわけです。

3-3.この場面でのダンブルドア
まさに!「特等席!」

至極当然と云えば当然のことなんですけどアルバス・ダンブルドアの命を手土産に帰還ということなんですから今まで「スネイプは信用できない」と陰口を叩いていた死喰い人たちも文句のつけようがないというわけです。

遅刻すれすれでマルフォイの館に入ったスネイプとヤックスリーだったのですがヴォルデモート卿はスネイプのために一番の特等席である自分の右手の席を空けておいたというわけです。

しかもその席に誘(いざな)う時にヴォルデモート卿は「セブルス、ここへ」とスネイプのことをファースト・ネームで呼んでいます。ここからもスネイプへの信頼感の厚さというものを感じますよね。

ところが!セブルス・スネイプは・・・

ハリーがいかにして死喰い人集団の包囲網を突破するのか?の方策を肖像画のダンブルドアから指示されて対策を施すというヴォルデモート卿への最大の裏切り行為をも同時進行させていたんですよね。

肖像画のダンブルドアはスネイプにヴォルデモート卿がスネイプに疑念を抱かぬようハリーがプリベット通り4番地を離れる正確な日付を教えなくてはならないと言っていたのでした。

そしてスネイプは肖像画のダンブルドアの指示通りに動いていたのです。

本日の最後に
敵を欺くには、まずは味方から

ダンブルドアはスネイプにヴォルデモート卿がスネイプに寄せる信頼を揺らぎなきものにしておくためにハリーがプリベット通り4番地を離れる正確な日付を教えなくてはならないと言っていますが・・・

当然ダンブルドアの真の狙いは再びヴォルデモート卿とハリーを対峙させることでヴォルデモート卿を「とある方向」へと導き誘導するためだったというわけなんですよね。

こうしてヴォルデモート卿が一心不乱に「そのこと」を考えている間にハリーたち3人はヴォルデモートの「分霊箱」を2つ発見して1つは破壊したというわけなんですよね。

本日の記事で取り上げたのは・・・
第7巻「死の秘宝」より第1章「闇の帝王動く」でした。

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